さてさて、本日は数ヶ月ぶりの読書感想文
今回は幻冬舎文庫 たかのてるこ著 「ガンジス河でバタフライ」
です。
この本は、8943さんのおすすめの本ということでお借りしました。
とても面白い本をありがとうございました。本当に読んでよかったです。
著者たかのてるこさんは、僕より2歳上の方です、その彼女が20歳のときに初めて行ったシンガポール、香港への海外旅行と、その半年後に行ったインド旅行の内容をエッセイにまとめたものです。
上手いです!この人天性の才能というべきか、ぐんぐん話の中に人を引き込んでしまうというか、なんでも大阪生まれという事で、話は上手と自分も認めているけど、話が上手いというだけで、ここまで魅力的な表現で文章を綴れるのか、恐るべし関西人・・・・
話の始まりは、作者のお母さんがなぜだか腹話術師に転身した事から始まります(このノリも大阪ならではですね)
新しい事に挑戦した母をみて、作者は自分も夢であった一人での海外旅行に旅立ちます、最初にたどり着いた香港や、その後に行くシンガポールでも作者は現地の人たちと慣れ親しんでいきます。
日本の常識は世界の非常識とでも言いましょうか?その土地にはその土地の文化や風習モノの考えや、出会いまで様々な形があります、そのなかで人の心という物はそんなにかわらないようで、少しばかりの英語とボデイランゲージを駆使して様々な出来事を克服していくのです。
僕も海外旅行には幾度か行った事があるのだけれど、作者の伝えたい事というのは少し共感できました。
昔社員旅行で行ったシンガポールの話だけれど 現地で知り合ったおじいさんが片言の日本語を交え僕に日本の歌として「君が代」を歌い始めました。
やっぱり戦争の影響が残っているんだな、と感じたんだけれど、すごく優しく僕に接してくれて、日本人離れした(というか現地人風だからか?)僕の肩を抱き「マイ・サン」と呼んでくれたおじいさんはマーライオンよりも僕の心に焼き付きました。
ひとりで裏道を抜け、小汚いビルのなかにある喫茶店風のお店で食べたわずか100円程度の巨大なハンバーガーが、どのレストランで食べた割高な料理より遥かに美味かったことも思いだしました。
そういえばやたらと一人歩きをしてみんなを困らせたな~
良い思い出です。
観光客向けのきれいなホテルや、観光施設 はっきり言ってそんな物は本当の旅行じゃなく、その土地のひとの本当の生活の部分にふれたり、きれいなところだけでなく汚い部分や問題などにも向き合って初めて、その国に行ったという事になるのでしょうね。
その事を作者は身を持って体験します、2度目の旅行となるインドでは、未だに残っている階級制度や、物乞いをする子供や観光客相手にあくどい商売をする人たちなど、その国の陰の部分に真実を見つけています。
話には聞いた事があるけど、タイトルにもなっているガンジス河には平気で死体が流れているそうです、死を見つめる(この場合はバタフライの手が偶然当たったそうですが)ことにより、今を生きていく手がかりを見つけていきます。
お金ばかりあっても、本当に豊かとは言えない時代、その訳を雄大なガンジス河のほとりで暮らす人たちが教えてくれたみたいです。
インドにはもう何年も日本に帰っていない感じの旅行者が多いそうです。帰らないというよりむしろ、今更帰っても日本では生きていけないモードの人になってしまっている、作者は彼らの姿がうらやましくもあり、反面、恐ろしくもなる。
そんな国に誰がしてしまったのでしょうね?便利さや経済だけを重んじてしまった為に、反対に不便だけれど、人の心が温かいインドに惹かれるのでしょうね。
そんな、不思議な魅力をもつガンジス河を泳ぎ たくましく成長する作者を心の中で「うらやましいなあ」と思うのでありました。
僕もいつかは心の故郷であるフィジーに帰りたいな~
よし!旅に出よう!ということで、(という訳ではないのだけれど・・・)
来週旅に出ます、行き先は・・・・・
都会のジャングル、日本の首都 東京!・・・・
おいおいと突っ込みを入れた諸君、なぜ東京かと?その理由は来週行ってから報告するとしましょうか
おしまい
今回は幻冬舎文庫 たかのてるこ著 「ガンジス河でバタフライ」
です。
この本は、8943さんのおすすめの本ということでお借りしました。
とても面白い本をありがとうございました。本当に読んでよかったです。
著者たかのてるこさんは、僕より2歳上の方です、その彼女が20歳のときに初めて行ったシンガポール、香港への海外旅行と、その半年後に行ったインド旅行の内容をエッセイにまとめたものです。
上手いです!この人天性の才能というべきか、ぐんぐん話の中に人を引き込んでしまうというか、なんでも大阪生まれという事で、話は上手と自分も認めているけど、話が上手いというだけで、ここまで魅力的な表現で文章を綴れるのか、恐るべし関西人・・・・
話の始まりは、作者のお母さんがなぜだか腹話術師に転身した事から始まります(このノリも大阪ならではですね)
新しい事に挑戦した母をみて、作者は自分も夢であった一人での海外旅行に旅立ちます、最初にたどり着いた香港や、その後に行くシンガポールでも作者は現地の人たちと慣れ親しんでいきます。
日本の常識は世界の非常識とでも言いましょうか?その土地にはその土地の文化や風習モノの考えや、出会いまで様々な形があります、そのなかで人の心という物はそんなにかわらないようで、少しばかりの英語とボデイランゲージを駆使して様々な出来事を克服していくのです。
僕も海外旅行には幾度か行った事があるのだけれど、作者の伝えたい事というのは少し共感できました。
昔社員旅行で行ったシンガポールの話だけれど 現地で知り合ったおじいさんが片言の日本語を交え僕に日本の歌として「君が代」を歌い始めました。
やっぱり戦争の影響が残っているんだな、と感じたんだけれど、すごく優しく僕に接してくれて、日本人離れした(というか現地人風だからか?)僕の肩を抱き「マイ・サン」と呼んでくれたおじいさんはマーライオンよりも僕の心に焼き付きました。
ひとりで裏道を抜け、小汚いビルのなかにある喫茶店風のお店で食べたわずか100円程度の巨大なハンバーガーが、どのレストランで食べた割高な料理より遥かに美味かったことも思いだしました。
そういえばやたらと一人歩きをしてみんなを困らせたな~
良い思い出です。
観光客向けのきれいなホテルや、観光施設 はっきり言ってそんな物は本当の旅行じゃなく、その土地のひとの本当の生活の部分にふれたり、きれいなところだけでなく汚い部分や問題などにも向き合って初めて、その国に行ったという事になるのでしょうね。
その事を作者は身を持って体験します、2度目の旅行となるインドでは、未だに残っている階級制度や、物乞いをする子供や観光客相手にあくどい商売をする人たちなど、その国の陰の部分に真実を見つけています。
話には聞いた事があるけど、タイトルにもなっているガンジス河には平気で死体が流れているそうです、死を見つめる(この場合はバタフライの手が偶然当たったそうですが)ことにより、今を生きていく手がかりを見つけていきます。
お金ばかりあっても、本当に豊かとは言えない時代、その訳を雄大なガンジス河のほとりで暮らす人たちが教えてくれたみたいです。
インドにはもう何年も日本に帰っていない感じの旅行者が多いそうです。帰らないというよりむしろ、今更帰っても日本では生きていけないモードの人になってしまっている、作者は彼らの姿がうらやましくもあり、反面、恐ろしくもなる。
そんな国に誰がしてしまったのでしょうね?便利さや経済だけを重んじてしまった為に、反対に不便だけれど、人の心が温かいインドに惹かれるのでしょうね。
そんな、不思議な魅力をもつガンジス河を泳ぎ たくましく成長する作者を心の中で「うらやましいなあ」と思うのでありました。
僕もいつかは心の故郷であるフィジーに帰りたいな~
よし!旅に出よう!ということで、(という訳ではないのだけれど・・・)
来週旅に出ます、行き先は・・・・・
都会のジャングル、日本の首都 東京!・・・・
おいおいと突っ込みを入れた諸君、なぜ東京かと?その理由は来週行ってから報告するとしましょうか
おしまい
はは~ん、さては、能大ですかぁ~(・・?
試験は、かなり厳しかったです。
色々アドバイスありがとうございました。
いやいや、大したアドバイスできなくてごめんなさい。
合格してると良いですね。
東京行きは 能開大・・・では、ないのですね~
なにか、おすすめの研修ありますか?
僕は大の研修嫌いなんです。いつも計画出さずに催促されるんですよ~
もったいぶる訳ではないけど、ちょっと お呼ばれで東京に招待されました。
詳しくは来週ね~~
ちょっと前の日本人の心
「素直な心と感謝の気持ち」が
大いに、また散りばめられています。
冒険小説?はたまた恋愛小説?
あるがまま何事も包み隠さず書いてありますから
すぐ読んでしまいました。
心のふるさとフジィー・・・
またまたぁ
その仮の姿、大きな暑苦しい着ぐるみを脱いで
早く日本に帰化しましょう
読破致しました。ありがとうございます。
ちょっと前の日本人のこころ…
本当にそうですね、おもてなしの心を大事にしないといけませんね。
続編お預かりしました、食欲の秋 読書の秋
そして、アンジェラ・アキ と参りましょうか???