さてさて、本日から模擬家屋の建前です。昨年末から始めた模擬家屋新築工事もやっとこの日を迎えることが出来ました。
いざ始めてみると、柱のほぞ穴が無かったり、固くてなかなか納まらなくて大変です、本当の現場では、建前時にのみを振るうのはとても恥ずかしいことだそうです。
これは建前時になかなか工事が進まないと、危険なのと効率がとても悪いために、大工さんが自らを戒めるために出来たルールなのでしょうね。
小屋組に関しては、下で一回組んでいただけあって、一時間もしないうちにほぼ終わりました、ただ上に上がるのは怖いみたいで、数人しか上に上がりませんでした。
大工を目指す若い生徒には、「これが第一歩じゃ、登ってみろ!となかば半強制的に登らせると、「怖え~」と生まれたての子鹿状態になってました、誰でも初めはそうなんだけどね。
とまぁ、建前の合間をぬって、プロジェクトMも進行中、着々と一斗あった餅米があっという間に人木餅に大変身!つまみ食いはやっぱうまいですの~特にきな粉餅viva最高~
課長、校長のありがた~い差し入れも戴き、あとは勿体無いけど撒くだけとなりました。
おっといけない、ノサと棟札を作るのを忘れてました、棟札は8942先生にお願いして、僕はノサを作ります。
・・・・がしかし、御幣が無い!御幣とは神主が振り回す(失礼?)白いギザギザです、そういえば去年も無かったような・・・・
ということで、インターネットで作り方を調べ(さすがネット社会!)以外と簡単に作れました。
ところで、こちらのほうではノサというけど、巷ではヌサと言うそうですね、(確かに漢字の変換でも・・・)なぜかというと、
その昔大工の棟梁が、頭を抱えて家に帰り妻が尋ねると、どうも弟子が大事な柱の寸法を誤まり、短く切ってしまったそうです、替えの材料も無くどうしたものかと・・・
そこで妻のアイディアで、柱に座を敷いて事なきを得たそうですが、それでは申し開きが付かないということで、その棟梁は妻を切り殺してしまうそうです。
現在ではとても許される話では無いのだけど(とくに女性陣には)、それだけ厳しい世界な訳です。
そこで、妻の死を惜しんで神様として奉り、この地方では、「ヌサ」→「ノサ」となったそうです。
う~ん、悲しすぎるというか理不尽な話だよな~
そして、ノサにも縦に作るパターンと、横向きに作るパターンが有ります、みんなどっちにしてるんだろう??これまた謎です(ちなみに僕は縦派だけど、佐伯は横なので写真のを作りました)
ちなみに、吹き流しの風習も県内でも全然違います、大分市内では鯉のぼりについているタイプがほとんどですが、五色の平たい布に3尺程度の棒を取り付ける(長いのれんみたいな)タイプと、日田の方に行くと、単色の長い布がそれぞれ5色あり、それを4隅と中心部に建てるタイプに分かれます。
ちなみに、佐伯地区ではあんまり無い風習のようです、「何それ?」と2年連続で言われました
それぞれ、五行説やお宮を建てるときに空が五色に(つまりは虹ね)なって縁起がよいなど、それぞれいわれが有るようですね~皆さんの地域はどうですか?
とやかく、言っているウチに木組みがほぼ完成、僕も一年に一度のイベントで張り切ってしまい、疲れました・・・・(年かなぁ?)明日は上棟式です、先日に指名した棟梁のM君! 祝詞の練習はしてるのかな~緊張しますぞ~
おしまい
いざ始めてみると、柱のほぞ穴が無かったり、固くてなかなか納まらなくて大変です、本当の現場では、建前時にのみを振るうのはとても恥ずかしいことだそうです。
これは建前時になかなか工事が進まないと、危険なのと効率がとても悪いために、大工さんが自らを戒めるために出来たルールなのでしょうね。
小屋組に関しては、下で一回組んでいただけあって、一時間もしないうちにほぼ終わりました、ただ上に上がるのは怖いみたいで、数人しか上に上がりませんでした。
大工を目指す若い生徒には、「これが第一歩じゃ、登ってみろ!となかば半強制的に登らせると、「怖え~」と生まれたての子鹿状態になってました、誰でも初めはそうなんだけどね。
とまぁ、建前の合間をぬって、プロジェクトMも進行中、着々と一斗あった餅米があっという間に人木餅に大変身!つまみ食いはやっぱうまいですの~特にきな粉餅viva最高~
課長、校長のありがた~い差し入れも戴き、あとは勿体無いけど撒くだけとなりました。
おっといけない、ノサと棟札を作るのを忘れてました、棟札は8942先生にお願いして、僕はノサを作ります。
・・・・がしかし、御幣が無い!御幣とは神主が振り回す(失礼?)白いギザギザです、そういえば去年も無かったような・・・・
ということで、インターネットで作り方を調べ(さすがネット社会!)以外と簡単に作れました。
ところで、こちらのほうではノサというけど、巷ではヌサと言うそうですね、(確かに漢字の変換でも・・・)なぜかというと、
その昔大工の棟梁が、頭を抱えて家に帰り妻が尋ねると、どうも弟子が大事な柱の寸法を誤まり、短く切ってしまったそうです、替えの材料も無くどうしたものかと・・・
そこで妻のアイディアで、柱に座を敷いて事なきを得たそうですが、それでは申し開きが付かないということで、その棟梁は妻を切り殺してしまうそうです。
現在ではとても許される話では無いのだけど(とくに女性陣には)、それだけ厳しい世界な訳です。
そこで、妻の死を惜しんで神様として奉り、この地方では、「ヌサ」→「ノサ」となったそうです。
う~ん、悲しすぎるというか理不尽な話だよな~
そして、ノサにも縦に作るパターンと、横向きに作るパターンが有ります、みんなどっちにしてるんだろう??これまた謎です(ちなみに僕は縦派だけど、佐伯は横なので写真のを作りました)
ちなみに、吹き流しの風習も県内でも全然違います、大分市内では鯉のぼりについているタイプがほとんどですが、五色の平たい布に3尺程度の棒を取り付ける(長いのれんみたいな)タイプと、日田の方に行くと、単色の長い布がそれぞれ5色あり、それを4隅と中心部に建てるタイプに分かれます。
ちなみに、佐伯地区ではあんまり無い風習のようです、「何それ?」と2年連続で言われました
それぞれ、五行説やお宮を建てるときに空が五色に(つまりは虹ね)なって縁起がよいなど、それぞれいわれが有るようですね~皆さんの地域はどうですか?
とやかく、言っているウチに木組みがほぼ完成、僕も一年に一度のイベントで張り切ってしまい、疲れました・・・・(年かなぁ?)明日は上棟式です、先日に指名した棟梁のM君! 祝詞の練習はしてるのかな~緊張しますぞ~
おしまい
今回はプレカットですが(汗
こちらの地域の吹流しは御幣ですよ。
ウチの客層は義理堅い方ばかりなので、上棟式は殆どのお施主さんからやって頂けます。
『今の時代、無理してやる必要はないですよ』とは一言いいますが、『いや。仁義事はチャンとやらないと』といって頂けます。
ご祝儀も有り難く頂戴しちゃったりして(苦笑
TOM-Pさんは福岡での現場経験は御座いますか?
福岡では、赤手拭いを大工達がしますよね。
縁起の良い日棟上の時に怪我して血が出ても目立つ事なく拭くためだとか?
後、祝い目出度の歌を歌いますよね。
『祝い目出度たぁ~の~お、若松さま~よ』♪
ま。何しろ安全あっての上棟完了!ですからね。
最後まで気を引き締めてがんばって下さい。
ここまでの道のりも長いようで短く感じますね
大変にご苦労様です
わがままな8942のお世話もしていただき
ただただ感謝いたします。
明日が無事何事も無く終わりますように
政教分離の原則があるのですが、あえてこの地に根付いている風習を後世に残すのも、「大工の学校」の大事な仕事だと思います。
赤手ぬぐいの話、参考になります。
大分もするんだけど、「あらかじめ赤を首に巻く事で、死神に取り付かれ無いように・・・・」ておまじないの意味を聞いたことがあります。
差し入れありがとうございました。
生徒の皆も会いたがっていましたよ。
僕はただただ、先生と一緒に楽しく仕事をしてますよ~
明日も今日ぐらい暖かく、無事故で行くといいですね。
あっちゃんも上棟セットデラックス版を使ってます
恥ずかしい~
いくらですか?
うちは扇子3本、墨綿1個と習字用紙と水引と昆布(佐伯産)で2500円・・・・高っ!!
「建向きのは作った事無い」と言われ、それでもつくってもらうと、なんと十字架の上に扇子が・・・・
「欧米か!」