大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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どんぶり勘定からエクセル勘定へ

2006年11月17日 | 大工の学校生活
さてさて、本日午前中は、模擬家屋の拾い出しと、エクセルを使って、積算の勉強をしました。

大工の学校でも、結構軽く見られる、仕様積算の授業だけど、やっぱり、お金の計算も大事だからね、どんぶり勘定というのは、おわんの丼の意味ではなくて、職人の腹掛け(どんぶり)から無造作にお金の出し入れをしていることが語源なのです、これではいけません。

最近は、エクセルなどいうものができてきて以来、本当に便利になりました。
その昔、ほとんど徹夜で公共工事の見積もりを、手計算でしていたのがうそみたいに簡単に、見積書や予算書をつくれる時代、これを使わない手はありません。


とはいえ、実際に材料がいくつ要るかを拾い出すのは、人間の仕事です。土台がいくつ、柱が何本など、模型や図面を見ながら拾い出しをしました。

僕自身はその昔、某住宅会社に勤めていた時代、拾い出すときはいつも自宅でビールを飲みながらやってました、不思議とビールの本数が増えるにつれ、拾い出しの精度がだんだんと上がっていきました、これは謎でしたね~

あと、実習費の残りが30万円、前も書いたけど、これで約12坪の模擬家屋を建てなければなりません、坪2万5千円・・・キビシ~

午後からは、技能検定3級の練習です、3年前から挑戦しているけど、僕の受け持っている生徒は未だ落ちた人はいません、正直高校生向けのレベルのこの資格、はじめるときはいつも「あり掛けぐらい作らせろよ~」というぐらい簡単なのです。

ところがいざ教えてみると・・・・初めてとはいえ、完成まで2時間45分の所要時間なのに墨付けでほぼ2時間・・・・やばいよ、みんな、やばいよ・・・

来月20日が実技試験なので、週4時間程度時間をとろうかと思います。これからビシビシしごかねば、覚悟しろよ~

おしまい。


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2 コメント

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Unknown (あっちゃん)
2006-11-18 23:20:54
3級技能検定の時期になったんですね~
当時は、検定員もしていたので、厳しく、納得いかない生徒の作品は落としていました。

身内だからと妥協してはその子の為になりませんからね~
TOM-Pさんは教え方が上手なんでしょうね
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あっちゃんさんへ (T)
2006-11-19 12:10:43
 そうですね、最後の仕上げというところでしょうか?

 しか~し、思いのほか墨付けに時間がかかってるようです、15分もあればできると思うけど・・・2時間とは不思議だ~
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