みんなのいえ

　さてさて、暦どおりの、わが訓練校、今日も授業が行われています。
　今日は１，２時間目は昨日の続きの、模型を作りました、まだ基礎の段階で、べた基礎、布基礎の違いや、なぜ鉄筋とコンクリートを組み合わせて使うのかなどを、説明しながら、作業をしました。
　
３，４時間目は、ビデオ鑑賞です、「みんなのいえ」三谷幸喜監督作品をみんなで見ました。
　この作品は、三谷監督が自宅を建てたときのエピソードを面白おかしくストーリーにした映画です。
　ココリコ田中演じる三谷幸喜と、田中邦衛演じる、大工棟梁と、唐沢敏明演じる、建築デザイナーのやり取りや、職人のプライドや、建築のハプニングなど、自分自身「あるある」と現場に出ていたことを思い出させてくれる、映画です。
　始まってすぐ、仕事を頼まれ、うれしそうに墨つぼを眺める、田中邦衛をみて、訓練生のみんなも、少しその意味が理解できたみたいでした。最後に墨つぼを屋根裏に納めるところなんかもＧＯＯＤです。
　
　僕自身も建築会社に８年ほど、勤めてましたので、実際はもっと大変なことがありました、朝現場に行ってみると、施主のお父さんが、目に涙をため、手には電気のこを持って
「この家は、二間（ふたま）続きがない、俺にも金を出したから、言う権利はある！だからこの柱を切らせてくれ～」て言って。間取りの変更を迫り、図面通りに作っている、大工さんと言い争いになったり。（当然、この家は息子さん夫婦のものなので、やむなく却下となりましたが　ゴメンネ・・）

ほかにも、棟上の日に、クレーン屋さんの友達の、セクシーな女性ＤＪが、肌丸出しで現場に来て、大工全員、施主さんをほっぽり出して、そっちに行ってしまい。親戚縁者しらけてしまって、大変だったり・・・（頼むから、ご飯ぐらいは付き合え！！）

思い出せばキリがありません、そうなのです現場は生き物なのです。だから大変だし、それでいて、出来上がるとうれしいのです。そんな感動をあじわってほしいですね。