今日・・・
遅番が終わってから、実家近くの公園の前で母と待ち合わせをした。
母と話しをしていると・・・
そこに散歩途中の雑種のワンちゃんが通りがかり
なぜだか急に母の前で立ち止まった。
ワンちゃんが立ち止まったので
自然と飼い主さんもそこで立ち止まった。
そのワンちゃん。
なぜか懐かしげな瞳のまま
ただ ただ 母の顔を見つめようとする。
辺りはすっかり日も落ちて、真っ暗なのに・・・
ワンちゃんは、母の顔からその瞳を離さず、そっとそっと近づいて来るのです。
その時・・・
母は、間違いなく亡くなったラッキーの事を想い出していた。
私もその子の姿に、ラッキーの姿を重ね合わせていた。
母がポツリと言った。
「夜中に、金魚がキューンと鳴くのよ」
(えっ!?金魚が鳴くなんて・・・)と私はそう思った。
母は、目の前にいるワンちゃんを見ながら
ちょっぴり切なさそう。。
「その泣き声が、ラッキーの声によく似ていてね。。」
その時・・・その話しを聞いていたワンちゃんが
急に母の手をそっと・・・そして、優しくペロペロとなめ始めた。
なんだか心の中がキュンとしてしまった。
・・・この子は、母の気持ちがわかったのね。。
やっぱりラッキーがそこに居てくれたのかな?
そんな気がしてたまらない一瞬の出来事でした
(2005.07.18撮影)