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とみしゅう日記

スティング

第46回(1973年)アカデミー賞において、

  • 作品賞
  • 監督賞 :ジョージ・ロイ・ヒル
  • 脚本賞 :デヴィッド・S・ウォード
  • 美術監督・装置賞
  • ミュージカル映画音楽賞 :マーヴィン・ハムリッシュ
  • 音響賞

などを受賞した。
主演はポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード。

若手の詐欺師・フッカーは、いつものように師匠のルーサーと組んで、通行人から金を巻き上げていた。
ところが、その日のカモはたちが悪かった。大物ギャング・ロネガンの手下だったのだ。
目が飛び出るほどの大金を手にする二人。だがその金は、賭博場の上がり。
ルーサーはロネガンの手下に殺され、フッカーも命を狙われる。

からくも逃げ延びたフッカーは、生前のルーサーから聞いた名前…伝説の詐欺師・ゴンドーフを訪ねる。
フッカーは復讐のために、ゴンドーフは金と自負心のために、ロネガンをSting(ペテン)にかける算段を練り始めるのだった。

SFXなし、アクションほぼなし(フッカーはよく走る)、ラブロマンスほぼなし、スリル&サスペンス満載。
サイコホラーでもなく感動ドラマでもない、ただただ娯楽に徹した映画。
ラストシーンを見終わったあとには、思わず画面に拍手したくなる。
いい脚本、いい役者、いいスタッフ。面白くないわけがない。

なにせ詐欺がテーマの映画だ。詳しい展開を話すのは野暮というもの。
二人が作り上げる数々のペテンに、きっちり引っかかってみせるのが、正しいカモ(=観客)のありかたではないか。

過去の名作が、DVDでいつでも楽しめる。
いい時代だなぁ。

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