#3月のライオン 6巻読了。人はいろんな理由で涙が出るのだねと、頬を流れ落ちるものをぬぐいつつ、そろそろ出かける準備をせねば。どうしよう、出先ではこれ以上読めないよ。絶対泣いちゃうよ。アラフォーオヤジがスマホ片手に号泣する姿を、世間様にさらしたくないよ…
— とみしゅう【不惑ワクワク】 (@tomishu) 2017年1月28日
アニメ版を先行して見始めたのですが(Huluにて全話公開中)、これはもう原作も読まねばならんということで、昨夜Kindleでまとめて買いましたよ。
で、今朝から読み始めているわけですが、これがもう本当に面白くて!
そりゃ実写化もされるよなと、心底納得した次第です。
わたくしは、根はミーハーなんですよ。
映画だって、基本的にはシネコンでばかり観ていて、いわゆるミニシアターとか名画座のたぐいは距離が遠いんです(心理、物理の両面で)。
そのくせ、世間であまりにもてはやされているものについては、「その手には乗らん!」という意固地なところもありまして。
『3月のライオン』も、もちろんその名前は聞いていたのだけれど、そんなに興味はなかったのです。
ところが、このたび映画版の製作が決まり、大好きな俳優さんである神木隆之介くんが主演と知って、がぜん興味が湧いてきました。
神木隆之介といえば、なんといっても『るろうに剣心』の瀬田宗次郎が凄かった。
あの鬼気迫る殺陣をスクリーンで観て、「この人は絶対に怒らせたらダメだ」と恐怖心にも似た畏怖を抱きました。
あとは『バクマン』も良かったなぁ。
とにかく、彼が出演している映画は「観てみたい!」と思わされるわけですよ。
そんな彼が、あの話題作の主演を務める。
もちろん劇場には足を運ぶつもりだけれど、やはりその原作も気にはなってくるわけです。
で、まずはHuluで公開されているアニメ版を、仕事の帰り道に見始めたんですよ。
さすがに朝の満員電車でスマホ鑑賞は厳しいわけで。
帰り道なら電車も座って帰れるし、ドラマ鑑賞にはもってこいなわけです。
こういう時のために、 20 GBのプランに入ったのですよ。
動画でもなんでも怖いものなし!
で、実際見始めたら、すっかり魅了されてしまいました。
コミカルなシーンの演出も笑えたし、シリアスな場面の演出も悪くない。
オープニング&エンディングテーマは、僕の好きなBUMP OF CHICKEN(シリーズ前半のみだけですが)。
いいね、いいね。心地いい要素が盛りだくさん。
もともと将棋は小学生の頃にハマっていたので、わりと身近なテーマでした。
先日公開された『聖の青春』にも登場した、棋士の村山聖さん(故人)を髣髴とさせるキャラもでてきているし(性格は神吉宏充さんっぽいけど)。
それに加えて、主人公の桐山零が抱えている孤独とか葛藤とかが、自分にも思い当たるところ満載で、他人事とは思えず。
アニメ版の公開分を全部見終えたところで、ついに原作に手を伸ばしたわけですが、完全に「かっぱえびせん」状態。
やめられない、とまらない!今朝から一気に7巻まで来ました。
『ちはやふる』も凄まじく面白かったけど、本作も負けず劣らず…というか、まったくベクトルの違う面白さ。
6巻から新たな展開も加わって、ますます目が離せません!
映画版の公開までには既刊すべてを読み終えねば。
こんなに素晴らしい本作にも、ただ唯一の欠点が。
それは… 出先で読んでいてると、存分に涙を流せないところ。
1巻に最低でも1度は、涙腺を壊滅させられるシーンが登場するわけですよ。
もうね、こういうのはやめてほしい!いや、やめないで!
複雑なオヤジ心ですよ、ほんとに…