とみしゅう日記

今日も『3月のライオン』

アニメ版を先行して見始めたのですが(Huluにて全話公開中)、これはもう原作も読まねばならんということで、昨夜Kindleでまとめて買いましたよ。

で、今朝から読み始めているわけですが、これがもう本当に面白くて!

そりゃ実写化もされるよなと、心底納得した次第です。

わたくしは、根はミーハーなんですよ。

映画だって、基本的にはシネコンでばかり観ていて、いわゆるミニシアターとか名画座のたぐいは距離が遠いんです(心理、物理の両面で)。

そのくせ、世間であまりにもてはやされているものについては、「その手には乗らん!」という意固地なところもありまして。

『3月のライオン』も、もちろんその名前は聞いていたのだけれど、そんなに興味はなかったのです。

ところが、このたび映画版の製作が決まり、大好きな俳優さんである神木隆之介くんが主演と知って、がぜん興味が湧いてきました。

神木隆之介といえば、なんといっても『るろうに剣心』の瀬田宗次郎が凄かった。

あの鬼気迫る殺陣をスクリーンで観て、「この人は絶対に怒らせたらダメだ」と恐怖心にも似た畏怖を抱きました。

あとは『バクマン』も良かったなぁ。

とにかく、彼が出演している映画は「観てみたい!」と思わされるわけですよ。

そんな彼が、あの話題作の主演を務める。

もちろん劇場には足を運ぶつもりだけれど、やはりその原作も気にはなってくるわけです。

で、まずはHuluで公開されているアニメ版を、仕事の帰り道に見始めたんですよ。

さすがに朝の満員電車でスマホ鑑賞は厳しいわけで。

帰り道なら電車も座って帰れるし、ドラマ鑑賞にはもってこいなわけです。

こういう時のために、 20 GBのプランに入ったのですよ。

動画でもなんでも怖いものなし!

で、実際見始めたら、すっかり魅了されてしまいました。

コミカルなシーンの演出も笑えたし、シリアスな場面の演出も悪くない。

オープニング&エンディングテーマは、僕の好きなBUMP OF CHICKEN(シリーズ前半のみだけですが)。

いいね、いいね。心地いい要素が盛りだくさん。

もともと将棋は小学生の頃にハマっていたので、わりと身近なテーマでした。

先日公開された『聖の青春』にも登場した、棋士の村山聖さん(故人)を髣髴とさせるキャラもでてきているし(性格は神吉宏充さんっぽいけど)。

それに加えて、主人公の桐山零が抱えている孤独とか葛藤とかが、自分にも思い当たるところ満載で、他人事とは思えず。

アニメ版の公開分を全部見終えたところで、ついに原作に手を伸ばしたわけですが、完全に「かっぱえびせん」状態。

やめられない、とまらない!今朝から一気に7巻まで来ました。

『ちはやふる』も凄まじく面白かったけど、本作も負けず劣らず…というか、まったくベクトルの違う面白さ。

6巻から新たな展開も加わって、ますます目が離せません!

映画版の公開までには既刊すべてを読み終えねば。

こんなに素晴らしい本作にも、ただ唯一の欠点が。

それは… 出先で読んでいてると、存分に涙を流せないところ。

1巻に最低でも1度は、涙腺を壊滅させられるシーンが登場するわけですよ。

もうね、こういうのはやめてほしい!いや、やめないで!

複雑なオヤジ心ですよ、ほんとに…

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