千手が浜から西ノ湖への林道を進むと
原生林の中で、白い花畑が広がり
足を止め、思わず見入ります
この野草は、シロヨメナ(白嫁菜)
別名ヤマシロギクで、生息域の広い白菊の仲間です
この花が咲くと、もうすぐ秋です
シカが食べないので、この大群生が見られます
この大群生は、よく調べるとシカの食害による
植生への影響だそうです
かつては、ササ(笹)が群生していたが
シカに笹が食されて、代わりにシロヨメナが群生してきたと
専門的には、「ササ型林床の亡失」と表現
栃木林業センターのレポートにあります
シカの食害は、樹皮の食害だけではないのですね
シカ(ニホンジカ)の保護も必要だし、
植生への影響も考えないと
原生林の花畑から、思わぬ環境問題を知らされました。