浜松市中央区舞阪の鍼灸院 院長日記

肩こり、腰痛だけじゃない?!舌痛症や抜け毛など特殊な鍼灸治療をご紹介します。

頭が痛い・体がだるい うちの子はなまけもの?

2022-08-12 23:26:31 | 起立性調節障害

ともろです

 

朝起きれない子供学校に行けない起立性調節障害

として紹介しました

 

今回も起立性調節障害のお話です

 

起立性調節障害とは

末梢血管交感神経活動が低下する病気で

主に小学生から中学生の思春期前後

に多くみられる自律神経の病気です

 

自律神経は

体を動かす神経「交感神経」と

リラックスさせる神経「副交感神経」

があります

 

この2つの神経がバランスよく働くことで

元気なカラダを維持しています

 

今回は起立性調節障害の子にも多い

「頭痛」についてです

思春期前後の体は成長とともに

大きな変化が起こります

・急激に身長が伸びる

・初潮を迎える

など体が成長することで

自律神経が敏感に反応してしまい

バランスが崩れてしまうのです

 

頭が痛くなる原因も

交感神経と副交感神経のバランスが大きく左右されます

 

人間は立っている状態から

重力の関係で下半身に血が溜まりやすく

下半身に溜まった血を心臓に戻すために

筋肉を動かしてポンプ作用の働きで

上半身に血が戻ってきます

 

体を動かす際に働く神経は「交感神経」です。

 

起立性調節障害の場合

筋肉を動かす交換神経が低下しているため

血流を上半身に戻す機能が弱くなります

そのため血流を上半身に

残す機能も低下してしまいます

 

このとき体では

休める「副交感神経」が

優位になってしまっているのです

 

「頭痛」はこの交感神経と副交感神経の

バランスが崩れてしまうため、

脳血管の収縮・拡張が乱れてしまい

痛みが発生します。

 

鍼灸治療では

交感神経と副交感神経のバランスを整え

下半身から上半身への

ポンプ作用を高めていきます

 

交感神経を高める治療と

日常の活動量を上げていくと

脳血流量が安定し頭痛の症状も楽になります

 

起立性調節障害もここ数年で

うつ病より診断されることが多くなりました。

 

元気に過ごすためには

お父さん、お母さんの

「お子さんの体について理解すること」

が大切です

・うちの子、最近元気がない

・ずっと頭が痛いと言っている

 

それはなまけものではなく体のバランスが崩れているサインです。

 

一度鍼灸治療を取り入れてはいかがでしょうか?

お気軽にご相談ください

 

 

以上

 

 



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