アスコリ・ピチェーノの第7弾では、旧市街の北側のヴェンティディオ・バッソ広場に建つサン・ピエトロ・マルティーレ教会を
ご紹介します。
サン・ピエトロ・マルティーレ教会は、13世紀後半から14世紀にかけてドミニク会によって建築されたゴシック様式の教会で、
13世紀のヴェローナの殉教者聖ピエトロに奉献されています。シンプルで簡素な正面ファザードは広場とは反対側の西側のトッリ通り
に面しています。広場側には16世紀初頭に造られた側面のポータルがあり、通常の出入りはこちらから行うようになっているようです。
教会は長さ62メートル、幅26メートルで、アスコリ・ピチェーノで最大規模の大きさを誇っています。内部は10本の柱を持つ3身廊と
なっています。壁面や柱の一部には15世紀の古いフレスコ画の断片が残っています。側面には8つの礼拝堂が並んでいます。
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