トリノの第12弾では、前回に引き続きエジプト博物館の展示物のご紹介です。
以下の説明は第11弾と同じものとなります。
トリノのエジプト博物館は、本家のカイロ美術館に次いで世界第2の規模の古代エジプトの遺産を収集する博物館で、
イギリスの大英博物館、パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館などと並ぶ博物館です。
元々は17世紀に持ち込まれたイシス神殿の祭壇に触発された当時のサヴォイア国王カルロ・エマヌエーレ3世が、
18世紀半ばに配下の植物学者をエジプトに派遣し、カルナック神殿などから持ち帰った300点ほどの文物を中心に、
19世紀前半には、ナポレオンのエジプト遠征にフランス領事が収集(略奪)した彫像100体、パピルス170冊、石碑、ミイラなど
約5300点を国王カルロ・フェリーチェが購入しています。その後の収集を経て現在は33000点ほどを所蔵しており、地下1階、地上二階の
展示フロアにその中から6500点ほどが展示されています。
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