ウルビーノの第8弾では、旧市街の中心に広がるリナシメント広場に沿ってドゥカーレ宮に面して建つサン・ドメニコ教会をご紹介します。
サン・ドメニコ教会は、1362年から1365年にゴシック様式で建てられ、ドミニコ会に奉献されています。ゴシック様式とは言っても、
ファサード入口へと上る階段は、1449年から1454年にかけて取り付けられたルネサンス様式となっています。
単廊式の内部は、1729年から1732年にかけてバロック様式に改築されており、白を基調とした簡素な印象となっています。また1950年から
1960年にかけて行われた修復工事の際には、残念なことに古いフレスコ画が塗り潰されてしまったようです。
主祭壇にはジョヴァンニ・コンカの「聖母子と聖ドメニコとシエナの聖カテリーナと聖ローザ」が掲げられています。この外にも側面に
並ぶ礼拝堂には、チゴリ作『障碍者を治癒する聖ピエトロ』の複製画(ジャン・ドメニコ)、ドメニキーノ作『聖ジローラモの最後の聖体拝領』
の複製画(ルイージ・ヴァンヴィレッリ)、チェーザレ・クレスタ作『聖ピエトロの逆さ磔』の複製画(ジュゼッペ・ナシーニ)、ドメニキーノ作
『聖セバスティアーノの殉教』の複製画(ルイージ・ヴァンヴィレッリ)などが掲げられています。
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