バルレッタの2日目は、先ずバルレッタとバーリーの間にあるいくつかの港町の一つ、ジョヴィナッツォに
行ってきました。
バルレッタからバーリー方面へ各駅停車で4駅目のジョビナッツォ、駅前から続く一本道を1kmほど歩くと旧市街へと到着します。
■サンタゴスティーノ教会
旧市街へと向かう道の途中に建っている教会です。
・教会の外観
・教会内部
主祭壇の上部にはサンタゴスティーノのステンドグラスが飾られています。
さらに足を進めると大きな3角形のヴィットリオ・エマニエール2世広場へ到着します。ここが新市街と旧市街の境目に建っています。
・サン・ドメニコ教会
広場に面して建つ巨大な教会ですが、一般には公開されていないようです。
・トリトンの噴水
広場の中央にある噴水です。トリトンというのはギリシア神話に出てくる海神です。
■コンスタンチノーポリの聖マリア教会
旧市街に入ってすぐの所に建つ小さな教会です。残念ながら昔訪問した時も今回も扉は締まっていました。
・教会の外観
・ファザード横の彫刻像
幼いキリストを担ぎ上げていることから、聖クリストフだと思われます。
・大天使聖ミカエルの像
前述のコンスタンチノーポリの聖マリア教会が建っているコンスタンチノーポリ広場に建っている大天使像です。
・細く暗い道
この小さなコンスタンチノーポリ広場から続く細く暗い道を辿ると、不意に大聖堂が姿を現します。
■サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂
・大聖堂入口
敢えてファザードとしなかったのは、ここが大聖堂の側壁に設けられた入口だからです。ここも非常に狭く、
超広角レンズでやっと撮っていますが、教会のファザード前はとんでもなく狭い通路となっているようです。
・教会内部
3身廊の内部には美しい礼拝堂が並んでいます。
・主祭壇
後陣をすべて埋め尽くす祭壇画が美しい主祭壇です。
・後陣の祭壇画(上部)
・後陣の祭壇画(下部)
■サン・ロレンツォ教会
この後もいくつも点在する小さな教会を探して回りましたが、いずれも扉は固く締まっていました。その中から…
・サン・ロレンツォ教会
・正面扉横に飾られているレリーフ
光輪が付いているので聖人を葬る場面のように思いますが、正確なところはわかりません。
この後は昼ご飯までの時間(どのレストランも早くても12時半、炊いては13時オープン)を小さな港で過ごしました。
・ヨットやボートの船着き場となっている港
海水はとても澄んでいて海の底までが見えています。小さな魚が群れを成して泳いでいるのも見えています。
・港に面して建つ塔
小さな入り江となっている港には塔が建っています。現在ではレストランになっています。
さて昼食をジョヴィナッツォで頂いた後はバルレッタへと戻り、独立記念日の昨日は見ることが出来なかった教会を巡ります。
■大聖堂(サンタ・マリア大聖堂)
・ファザード
シンプルなファザードですが中央と左右に1つずつ、3つの入り口が設けられています。
・中央入口の上部の窓
中央入口のずっと上には窓が設けられていますが、よく見ると窓の4隅にユニークな顔をした像が取り付けられているのがわかります。
・教会内部
3身廊のバジリカ式となっており、翼廊はありません。柱は手前3対が円柱、奥の3対が円柱を埋め込んだような角柱となっています。
・主祭壇
主祭壇を1周する(つまり主祭壇の後ろへ廻る)ことが出来るように通路が設けられています。
・クリプタに残る遺構
・クリプタに残る遺構
6世紀に遡る初期キリスト教会の遺構が残っています。かなり原型から崩れてはいますが、床面を飾った
幾何学的なモザイクを見ることが出来ます。
■サンタンドレア教会
歩き回っていてたまたま見つけた教会です。結婚式が行われていたので教会に入ることが出来ました。
おそらく普段は他の教会同様に開いていないのではと思われます。
・教会のファザード
教会はファザードの前の路地からはかなり高い場所にたっており、階段を上っていかねばなりません。
・教会内部
3廊式の内部には美しい礼拝堂が左右に並んでいます。主祭壇がむしろ簡素に見えます。
・聖母子の礼拝堂
入口から入ってすぐ、左手側にある礼拝堂です。
・主祭壇左手の礼拝堂
主祭壇の左側(向かって右側)にはサンタンドレアの絵を中心にいくつもの彫像が並んでいました。
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