いぬかい部長のブログなものです

いぬかい部長と秘書くんのブログ …と見せかけて、スタジオ607のブログなものです

YouTube「いぬかい部長」ほか動画集

カントクとPS5。

2021-12-25 14:12:54 | カントクのつぶやき

こんちゃっす。キスオです。

なかなか買えそうもないのですが、こないだ
プレイステーション5(PS5)が欲しいなと思い、
ネットを探してみたのですが、全然売って
ないんです。更にその前の型のPS4も無い。

前の型が無いのはしょうがないとして、
最新型が無いってどゆこと?

発売します!売ってませんでした!って
どーなってんだ。人気ラーメン店が
新メニュー発売します、て言ってるのに、
いつまでたってもお客が食べることが
できないのはおかしいです!と叫んでいたら、

いぬかい部長の新作を作りますと
よく言ってるのにいつまでたっても発表
しないキスオと似ている、と助監督に
ツッこまれ大いにギャフン(昭和)となったの
でした。

他所様をアレコレ批判している場合じゃ
ありませんでした…

そして、聞くところによるとソニーも
ボチボチPS5をまた売り出し始めたとの
こと。

キスオもソニーに負けぬよう、がんばって
いぬかい部長の生産、いや制作を再開する
所存であります。

2022年をご期待くだされや!
それじゃ股!!!

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今夜はクリスマスなので、こちらの動画も

ごらんくださいませ!!!

いぬかい部長 008話「プレゼント」

https://www.nicovideo.jp/watch/sm39787681

いぬかい部長 017話「クリスマス」

https://www.youtube.com/watch?v=vwJP6G2YpWE&list=PLjuVJ02Kbj8jlGRBqOXQhkNy-zhkHchgK&index=17

 


人造黒人と私立極道高校の狭間で…。

2018-05-31 23:35:48 | カントクのつぶやき

 

こんちゃっす。
キスオカントクです。

●こないだ、フラナリー・オコナー先生の
「人造黒人」という小説を読んだのです。

シドニー・ポワチエ扮するアンドロイド的な黒人が
人間サマを奴隷にしてコキ使う、
とりあえず景気のいい時にはヤルッツェブラッキン
などと叫んでる悪党どもを
ロングツインテ美少女とロボ犬と超破壊光線で、
一人残らずブチ殺す近未来SF、

というカントクのビックリドッキリな妄想は
ポチッと見事にハズれ、
アメリカの田舎から勇んで都会に出かけた際、
祖父が孫からの信用をガックリ落とすという、
とってもビターなお話だったのです。

その信用落下の部分をザックリ説明すると、
チョイ糞生意気な孫を懲らしめようと
祖父はわざと孫を迷子にさせるのですが、
焦った孫は通行人にぶつかりケガをさせて、
賠償だなんだと大騒ぎになってしまいます。
(後にこれは通行人の狂言とわかるのですが…)
そこで祖父は捕まった孫を助けるかと思いきや、
思いっきり他人のフリをして難を逃れるのでした。

嗚呼!生意気なことは言うものの今まで信頼していた祖父に
裏切られた孫の衝撃といったら!

この後、二人は田舎に帰りお話は終わっちまうのです。

なんかこのイヤンな感じ、昔読んだ
宮下あきら先生の「私立極道(きわめみち)高校」を思い出しました。

主人公の学帽政が子供の頃、
父と繁華街を歩いていたときに2人の極道に絡まれ、
息子である学帽政は当然父が自分を庇ってくれる
という予想に反し、その極道たちにコビへつらい、
あまつさえ学帽政は激しく父に殴打されてしまいます。

嗚呼!その時の学帽政の悲しみといったら!

この2つのお話に共通するのは、
「危機に瀕したとき保護者は子供に対してどうあるべきか?という問い」
と「信用の醸成と信用の失墜のバランスの違いの理不尽さ」
だとカントクは勝手に思いました。


●この2つのうちの1つ、
危機に瀕したとき保護者は子供に対してどうあるべきか?
という問いについてですが、
カントクのドドメ色の脳髄をニトロ噴射でムリヤリ加速させて、
ポンコツ美中年なりに考えたのです。

負けるとわかっていても、あえて強大な暴力に挑んでいくのは、
キャプテンハーロックや星野鉄郎でもなければ
非常にリスクを伴うものですし、
さりとて今回紹介した2人の保護者のように
自分のピンチに子供を見殺しにするのは、
単にその場しのぎであり、
子供にトラウマを植え付けるだけで老後にとんでもない
逆襲を受けることに他ならず、
これも賢明であるとは言えません。

ここで2人の保護者が失敗した場所を思い出すと、
「都会」と「繁華街」
という人の多い場所でした。
確率からいうと、ケガをしたと嘘を言い
賠償を求めるような輩や
子供連れの父親をタコ殴りにするような
粗暴なれんじゅう(BYちばてつや先生)
に出会うことが多いと思われます。

人の多いところ怖ええ…
田舎がいいよね!純!蛍!と言って
黒板五郎氏のように人の少ない富良野に行けば、
今度は人ではなくって自然がキビシかったり
先生が宇宙人だったり
折角作ったログハウスが丸焼けになったり
息子は恋人を妊娠させたり菅原文太兄イに誠意って何かね?
と小難しいことを聞かれたり娘は不倫したり
頑張って作った露天風呂が崩れて元カミさんのオバケに
寝ちゃダメって言われたり
よくよく考えても先生はやっぱり宇宙人だったり
ラストはゴミを再生して作ったディストピアで暮らす
夢を見たりで!!

やっぱりロクなことが無いわけで。

問題は場所を移動しても解決しそうにありません。
ここはやはり危機に対して適切な「防衛力」や「戦力」の保持、
またそれを運用する「情報処理能力」や「判断力」を身につけるのが
よかろうと思われ。


●もう1つの「信用の醸成と信用の失墜のバランスの違いの理不尽さ」
ですが、
やはりカントクの亜麻色の長い脳髄を高濃度過酸化水素とヒドラジンの
推進剤ででムリヤリ加速させて、
スクラップ美中年なりに考えたのです。

「信用」ってそこにいたる道のりがえらく急峻で
なかなか得難い勲章だと思うんですが、この勲章は消えちゃうのが
一瞬だったりしてなんかバランス悪いな~と。

なかなか貯まらない薬屋のポイントが利用期限を忘れてて全部消えていたような、
こちらが悪い、悪いとはいえ0ポイントってのは…

いやいや…やはりポイントってお店のサービスであり、期限までにお店に
行ってないことは0ポイントに値するペナルティを課されても仕方ない…の
かもしれません。

ん、ん?0ポイント…0ポイントなのでしょうか?
薬屋のポイントは0ポイントになりますが、人間の失敗はそれまでの
信用の醸成が一切鑑みられることなく0ポイントになるのでしょうか?
なんかちょっとくらい、0.00001ポイントほど残ってるんじゃないでしょうか。

信用を失うようなことをやった人を殊更にブッ叩くばかりではなくて、
この残っているであろうポイントのことを教えてあげるのが、
「人の情け」っていうことなのかも。

ここに至って、信用のポイントと信用の失墜のマイナスポイントは等価では
なくって当たり前、信用を失った人に今まで貯めてきたポイントが
まだ少し残ってるよゼロじゃないよ、ということが理解できました。

●以上、提示した2つの物語は、
「強くて賢い人間になれ!そうすれば悲しい目に遭わなくてすむ」
というのと、
「信用を無くした人間のこれからの可能性を、子供の頃から今まで
積み上げてきた何かの善行を思い出させることが「更生」と言うのでは
なかろうか」


…という示唆をアホなカントクに示してくれました、というご報告でした。

ムフフ。

いやあ、小説や漫画や映画やアニメってホンンッツとにいいものですね!


それでは股!


カントクの来年の目標☆

2017-12-31 21:10:21 | カントクのつぶやき

こんちゃっす。

キスオカントクです。

またもや「ビッグみそか」がやってまいりました。
カントクも来年はイチローの背番号と同じ歳になって
しまいますよ!!
なんか時間経つの早すぎ!

カントクの乗っているボロいワゴナールいやワゴンRって
実はタイムマシンなん?
デスラー総統が彗星帝国に一日8000円で借りてきた駆逐艦に
宇宙戦艦ヤマトがしかけたみたいな感じに
ちょいちょい小ワープしよるん?
とカン違いするくらいの飛び具合なものです。

あれっ…ヤマトのワープは空間の移動であって、時間を飛び越えた
わけじゃなかった…よ?

ウーン…なんか体感的に時間の経過が早いと感じてるだけで
カントクの記憶の衰えはヒタヒタとピタピタと近づいているのは
確実なようです。

この事態を打破するため、来年の目標を発表します!


●大手の商業誌にマンガの連載をはじめる!!●

 

「男なら闘う時が来る…」

と、あしたのジョー劇場版でも歌われたように
カントクにもそんな時がきたようです。

は?正気か?と思われるかも知れませんが、今まで培った
カントクの技術力がどこまで通用するか試したいのですYO!

来年の今頃には良い報告ができるようにがんばりますので、
4649お見守りくださいませ。

では良いお年を☆

キスオカントク


安佐南区の災害 

2014-08-22 02:34:51 | カントクのつぶやき

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皆様こんにちは。
キスオカントクです。

ご心配をおかけしているようで、記事アップします。

ご報告が遅くなりましたが、スタジオ607は無事です。

 

おとといの夜、スタジオ607がある広島市安佐南区や、安佐北区に大雨が降りまして、
大変な被害が出てしまいました。

 

スタジオから少し離れた場所で大規模な土石流が発生し、
多くの方が被害にあわれました。

お亡くなりになった方々に、謹んで哀悼の意を表します。

 

今も行方不明の方々の捜索活動が続いています。

皆様も胸を痛めていらっしゃることと思いますが、

本当にご無事を願うばかりです。

 

私は40数年生きてきて、これほどの雨を経験したことはありません!!

 

ニュースなどで大雨の被災者が言うコメントに、

もう少し違う表現は無いのか!?
と常日頃思っておりましたが、まったく同じことを言ってしまいます。

 

 

夜の3時に雨音と稲光の激しさに目が覚め、
窓から外を見ると駐車場が池のようになっており、
そこに叩きつけられる雨が水煙をあげて、水とその上の境界がぼやけて見えました。

 

スタジオ607は2階にあるので(6階ではない)心配はありませんでしたが、
階下の方や近所の方は大丈夫だろうかと
大雨の降っている時間は、床上浸水の心配ばかりしておりました。

 
上の写真は午前4時頃撮ったものですが、
車のタイヤの上あたりまで雨水がきています。
もう少し早い時間、肉眼で見たときのほうが深かったように感じます。

 

いぬかい五郎と助監督は寝入っておりましたが、カントクは警戒のため
ラジオを付けて待機しておりました。

3時半頃助監督を起こし浸水の心配など話していると、まもなく停電。

少し雨足が弱まった頃助監督はまた寝てしまい(実際にはなかなか眠れなかったらしい)
私は電池式のライトの光でマンガのペン入れをしながら朝を待ちました。
7時頃にはなんとか水も引き、近所の方たちが車のチェックをし始めました。
そんな光景を見て、やっと安堵いたしました。

(電気は朝9時頃に復旧したもよう。)

 

バイトに行くため、昼頃おきて車で出かけましたが

(幸いなことに車のエンジンは始動した。しかし近所では車が動かなくなっていたお宅も。)

付近の道路は泥まみれ、立体交差の道路は通行止め(冠水していたと思われる)、
空には5~6機のヘリコプターが旋回し、
消防署には他の町からの消防車や救急車がすし詰めで停まっており、
自分の住む町が「被災地」になったことを肌で感じ、戦慄いたしました。

 

「自分の町に限って…」とか「ここら辺に災害は起きたことは無い」とかの思いは
安易な希望的観測にすぎませんでした。

 
私たちはこのたび避難するほどではなかったし、今はライフラインも復旧していますが
(他の場所はまだ停電や断水中)
逃げるタイミングというか、
様子を見るべきなのか
その場に留まるべきなのか、
という判断はなんとも曖昧な感じで迫ってくるのだ、と強烈に体感いたしました。

 
もう少し別の表現で平たく言うと、
「迫り来る危機」というものは、ほとんどの場合、逃げる人の判断を待たず接近し、
ギリギリまで明確な輪郭を表さないのだ、ということがよくわかりました。
 

皆様におかれましても、
「自分のいる場所は大丈夫だ、という根拠の無い自信を持たない」
「災害が明確な輪郭を持つのを待たずに避難などの行動をとる」

 
ということを憶えていただきたく思います。

 

まだ、地盤が緩んでいるところに雨が降る二次災害の危険性もあるので、
我々も決して油断できないのですが。

(皆様にご心配をおかけするといけないので、スタジオは平地にある、とだけ申し上げておきます。

今夜、強く降ったり弱くなったりしていた雨も、今は止んでいるようです。)
 

 

ニュースを見てご心配くださり、カントクや助監督・五郎氏にメールやお電話、
SNSのダイレクトメッセージ、それから葉書をくださった方々、本当にありがとうございました。

心からお礼申し上げます。