イラストレーターあらいしづかのblog『トナカイのヤカイ』

イラストレーターのあらいしづかが、お仕事・近況・展示などを書いています。
(かつての子育て日記は、爆笑ものです)

深夜の戦い

2006年07月31日 | 子育て日記
   梅雨が明けました~。からっと晴れてさわやかな天気です。

   しかし、ちょっと前はジトジトと毎日毎晩いや~な暑さが
   続いていましたね。

   そんな時、4才児は的確に察知して、親を寝かせません。
   一旦、10時くらいに眠りに入るのですが、また大人が寝る時(1時頃)
   になると、やおら動き出します。

   まあ、小さい体のわりに大人と同じ数の汗腺があると思えば、
   寝苦しいのも当たり前、母は「さ、冷たいタオルで拭いてあげよ」と
   まだまだ聖母のようにやさしい。

   少しアレルギー気味の娘、かいかいと掻いていますが
   冷たいタオルとやさしいトントンで眠りにつきます。

   と、ここからが問題です。
   娘・体拭き仕事を終え、さて自分が寝ようと思うと今度は母が眠れません。
   10時過ぎに娘と添い寝で寝ると朝まで爆睡ですが、寝かせてまた起きると
   なんだか眠る時機を逸してすぐには眠れなくなってしまうらしいのです。

   母、やっとうつらうつらとしかけた時、狙ったようにまた
  「かいかい」の時期が巡って来ます。

   また、タオルで拭きトントン・・・。
   でも湿った手が耳たぶめがけて這って来ます。
   こちらの寝入る時の基本姿勢(左横向き)など完全無視で、
   耳を自分の好きな方に持って来ます。
   「ムカー!」睡眠という欲望をもぎ取られた母はもはや
   「やさしい」トントンなど出来るはずもありません。

   怒りにまかせ、虐待寸前の「ドンドン」を娘にお見舞い!
   ところが、娘も目をつぶったまま体の位置を変えるため足をひねると、
   その足が母の顔面を直撃!!という惨状。

   母は眠れない苦しさに半狂乱。
   娘は、カユカユのためボリボリと体を引っかき3つのふとんを
   半眠りしながら転がりまくる。

   「キキー、カチャ」その日は朝刊が配られる音を聞きました・・。

   ふとん上の異常事態にダンナやっと気がつき、娘をやさしくトントンして
   涼しい風を入れどうにか眠らせて、本当の「大惨事」には至らずに
   ことなきを得たのでありました。

ギュギューッと詰まった週末

2006年07月28日 | 子育て日記
   ディズニーランドの夜も更けて、
   オフィシャルホテルは取れなかったけど、
   お隣の葛西臨海公園のホテルに1泊して来ました。

   となると、次の日は必然的に「葛西臨海水族館」にGO!
   これもまた、息子が小学校に入る前に行ったきりで超久々。
   以前は、マグロがグルグル回遊していたのが売りだったはずが、
   地球温暖化かはたまた天変地異の前触れか(大げさな・・)
   近場をうろうろ泳いでいるのみ。

   私は前日のディズニーランドで全精力を使い果たしたので、全くの廃人。
   ここはダンナに任せてぼーっとしていました。

   そして、帰宅・・・するのが、ディズニーランドに対しての
   礼儀のような気がしますが、ところがどっこいまだまっすぐには
   帰れないある理由があったのでした。

   みなさん、「家族の日」なるイベントを知ってますか?
   5月の第2日曜は=母の日。
   6月の第3日曜は=父の日。
   そして7月の第4日曜は「親子の日」と決め、写真家のブルース・オズボーンが
   親子の写真を撮る、というイベントに毎年応募し今年が3年目なのでした。
   http://www.oyako.org/gallery.html

   撮影は六本木のスタジオに夕方4時。
   それまでのお昼を食べて、車で六本木近辺まで行き、あとの1時間くらいは・・・、
   青山墓地近くに路肩駐車して爆睡でした。

   ダンナを抜かして、死体のように爆睡する私たち。
   何がそうさせるのか、そこまでしなくてもいいのに・・という
   声も天から聞こえて来てましたが。
   
   だって、ホテルの予約は6月中にすでにしていて、「親子の日」の撮影時間は
   前々日くらいにわかったんですもの。
   どちらも捨てられないのが、ウチの悪い癖ですがやってしまいましたよ、二つとも。

   結局、撮影時間にはむーっとふくれた娘とそれに気を使って笑わせようと
   躍起になっている他3名の引きつった顔がたぶん出来上がっている事でしょう。

   8/24(木)~30(水)お茶の水オリンポスギャラリーにて
   その写真100点が展示されます。一般の人々が100名。圧巻です。
   よかったら見に来て来年は参加してみたらいかがでしょう。

   あ~週末、子供達にとっては夏休み始まったばかりなのに、
   いきなり爆走してしまいました。
   あとが続くかどうか、少し心配な母ですが体力の続く限り走ってみるつもりです。

夢の国に行って来ました!

2006年07月24日 | 子育て日記
   週末、行って来ました、ディズニーランド。

   前回まったく徒労に終わったディズニーランド。
   今回は自分の中で失敗は許されないと思い,ウェッブで
   ディズニーランド攻略法を検索し、ガイドブックも行きの車の中までも熟読、
   ランド内での必需品と思われるグッズも全て携帯し、鼻息荒い出発となりました。

   そしたら・・・、なんとその日は全てが思う通りスムーズに運んでしまったのです!
   7時過ぎに家を出発するも(ちー、出遅れたぜ、と心の中で舌打ち)
   8時半には到着。
   無理も承知で、15kgの娘を抱きかかえつつ、ショーを見ながらお食事、
   の予約に走ると、全然並ばずに希望の時間に予約完了!
   二手に別れて走っていたダンナと息子は「バズライトイヤーの
   アストロブラスター」のファストパスも難なくゲット。
   
   その後も、数々あるアトラクションも最高45分待ちという
   ディズニーランドではあり得ない短い待ち時間で乗る事が出来、
   結局8時半~夜9時半までいて、
   12個以上のアトラクションに乗る事が出来ました~。

   やる気の無い息子はだんなと、ファンタジー好きな娘は私と二つに別れ、
   お互い大満足でありました。

   今回初めてディズニーランド以外何に使うんだーというグッズも勢いで買い、
   (ポップコーン+ポップコーン入れ1,100円也=高いー!
    ミニーちゃんの必要以上にキラキラした王冠やフリル、
    宝石がついたカチューシャ)
   家族みんながディズニーの魔法にかけられ、踊らされてきました。
   
   今回影のチームリーダーは「娘」。
   「どこそこ行く?」と聞くと、とってもうれしそうに
   「行く!行く!!」と良い返事。
   
   「やる気のある」者と行くディズニーランドがこんなに楽しかったとは!
   まだまだ枯れちゃいられません、生きててよかったと実感。
   こんなにパレードがきれいで感激!と思った事はなかったほど。

   今度は未踏の「ディズニーシー」に行く日も
   そんなに遠くないかもしれません。

夢見るディズニー!

2006年07月21日 | 子育て日記
   毎日、重たい梅雨空ですね。

   でも・・・、
   ついに娘、明日ディズニーランドデビューしますっ!

   って言っても、2年前に一度行っているんですが、
   まだまだ「魂」が入っていないヨチヨチの赤ちゃん期。
   事実上、今回がデビューと呼んでもいいかと思われます。

   さて前回は、大渋滞に巻き込まれ、朝一で到着のはずが
   やっとたどり着いたのが11時で何もかも後の祭り・・状態。

   メンバーも、魂のまだない2才児とやる気のない小学5年の息子、
   そして混雑&ディズニー慣れしてない母、という最弱のラインナップ。

   頼るのはただ「自分のみ」というプレッシャーの中、7時近くまでいて、
   アトラクションに参加できたのはたったの3つのみ。
   疲れたメンバーを食べさせて、励まして、最後にはおみやげで
   モチベーションをあげ、どうにか帰路へ。
   行きは4時間・帰りは1時間で練馬の実家に帰り着き、「あ~、疲れたね~」という
   メンバーの声に、リーダーは1人涙に暮れたのでありました。

   そして、明日、ついにリベンジの時がやって参ります。
   今度はドライバーに夫も用意。
   息子は2年たっても「え~、行くの~」と相変わらずやる気なしですが、
   今年は心強いパートナー、娘が成長して参加ですっ。
   
   事前に友達からもらった「ピーターパン」「シンデレラ」
   「リトルマーメイド」というディズニービデオを熟観。
   壊れてしまったものの「ガラスの靴」や「お姫様のドレス」には
   壮大なあこがれを持っています。

   ハンディーガイドブックは絵本と一緒にいつも読んでいるし、と、
   事前の洗脳作戦は今の所万全です。

   明日は一日「くもり」という天気予報。
   
   さてさて、今度は「ディズニーランド目一杯楽しもう作戦」成功するか否か。
   報告は来週月曜日以降。
   お楽しみにお待ち下さいませ~。

夏の怪・・・。

2006年07月19日 | 子育て日記
   出たんです!
   蒸し暑い週末の夜に・・・、赤い着物を着た「座敷ワラシ」が!!

   3連休の真ん中。
   息子のサッカー友達&その家族を呼んでウチで飲み会をしていました。
   宴もたけなわ、10時を少し回った頃、リビングの隣の部屋から
   「こそこそ・・」と言う衣ずれの音・・・。

   こっそり見ようとすると「見ないで~!」と言う女の子の声。
   知らぬ振りして酒盛りに興じていると、そこには・・・。

   人がたくさんいて興奮しきった娘が、とっときのワンピースを着て登場。
   「まあ、かわいい(失笑)」と言うお客さんの声に気を良くして、
   お色直し4回。

   そして、最後の最後には出しっぱなしだった「七五三」の赤い着物を着て登場!
   その姿は、夏の夜にピッタリの妖怪・座敷ワラシ・・・。
   
   思い切りつんつるてんの季節外れの着物で、シナを作る様は、
   暑い夏の夜であっても
   背筋を凍らせるのに十分の「寒さ」でありました・・・。

    月曜日祝日のためお休みしてしまいました。
    火曜日アクセスたくさんありがとうございました。

She Loves ジブリ

2006年07月14日 | 子育て日記
   娘はジブリ映画が大好き!

   「となりのトトロ」は誰もが納得。 
    でも、娘はなぜか「もののけ姫」と「ハウルの動く城」がお気に入り。
   (ハウルの動く城は通称「ハウルちゃん」。ちょっとなれなれしいデス。)

   2作品ともゆうに2時間は越える大作。しかも「トトロ」と違って、
   特に「もののけ姫」などはトーンが暗い。
   しかし、なぜか集中して見切ってしまいます。

   なので、もうすぐ封切られる「ゲド戦記」を心待ちにしている様子。

   声の吹き替えをしている女の子が「こ~ころを何に例えよう~」と
   横顔で歌っているCMを見るたび、
   「わたち、これ聞くたびに泣きそうになるんだよね・・」と涙目で言っています。

   すでに前売り券も購入し、やる気満々。
   今度のジブリも、「やってくれる」事を娘共々祈ってます。

タコの手も借りたい休日

2006年07月12日 | 子育て日記
  この週末は、ダンナがいなかったので、娘と充実(?)した時間を過ごしました。

  日曜日は、午前中から髪をカットしに近所の床屋へ。
  「伸ばしたいんだもん」と常々言っていたので、
  「これはゴネられるかも」と甘い言葉を用意していたのですが、
  さすがにこの蒸し暑い梅雨時、
  意外にも「いいよ~、お友達も切ってるし」と二つ返事でショートカットに変身。

  その後、お昼を食べてまた近所の公園にGO!
  そこは、通称「タコ公園」と呼ばれている、コンクリでできたタコのようなすべり台や
  はしごなどがついたけっこう大きな遊具のある所。

  初めは、「暑くてだるい~。少し遊んで帰ろう・・」と弱気な私だったのですが、
  遊んでいるうちに、私の忘れかけていた子供心に火がつき始め、
  靴まで脱いで、娘とタコに登ったりすべり台を滑ったりと大興奮。

  キャーキャー騒いでいる私たちを見て、周りの子供達も盛り上がって来ました。
  
  と、そこに、明らかにいつもは子供となんか遊んでいないというそぶりの
  けっこう年配のお父さんと5才を頭にどう見ても年子の3兄弟がタコに入って来ました。

  お父さんは、タコの足下に腰に手を当て仁王立ち。
  子供達は勝手に遊んでいます。
  まだ3才くらいの末の子は、まだ1人で階段を上ったりするのが怪しくて、
  ついつい手を貸してしまう私。

  それが私の内なる「子供使い」のスイッチを押してしまう事に・・・。
  娘とかくれんぼをしていたはずなのに、いつの間にか滑るすべり台ごとに
  3兄弟の誰かと目が合い「バ~」と言われ始め、1:1で遊んでいたはずが、
  1:4で遊ぶはめに陥ってしまいました。

  私が3兄弟の世話までしているのに、ホントの父はなんのフォローも無し。
  また、ホントの娘はタコのてっぺんが、お城の階段のようになっていたことから、
  そんな忙しい私を相手に最近お気に入りの「リトルマーメイド」になりきり、
  遠くの方から「人魚さまー!!」と叫んで返事を待っている様子。

  さすがの私もそれには小声で赤面しつつ「ハイ・・」と答え、
  2時間余り遊び続けたのでした。
  
  タコ公園でにわか4人の子持ちになった私、
  タコの手も借りたい休日でした。

1人スクールメイツ

2006年07月10日 | 子育て日記


  先週は、私以外の家族でダンナの実家に泊まりに行きました。

  夜中「ママのとこに帰る~」とひと泣きした後は元気いっぱいだった娘。
  日頃食べられない高級フルーツや、ジャンクなお菓子を買ってもらいホクホク。

  お泊まり中も洋服に凝り、梅雨独特のじとじと天気も気にせず、
  お気に入りのチェックのツーピースを2日とも着続けていたらしいです。
  (寝てから、おばあちゃんがこっそり洗ってくれたようですが・・)

  近所の小学校が休日に開放しているプールに行くのにも、
  「この水着じゃ行けない!」とだだをこね、new水着までゲットするイメルダぶり。
  (すでに今シーズン用の新しい水着=昨年のが小さくなってしまったので=は買い、
   更にフリマで買った水着の2着を持って行ったのに)。

  その夜、お風呂の時間になったので、娘の洋服を脱がせさて入ろうと思った矢先、
  携帯が鳴ったダンナ。
  「ちょっと先に入っていて」と娘だけお風呂場に入れて脱衣所でさっと携帯を切り
  入りに行くと・・・・、

  そこには全裸で、体を洗うためのアクリル布ボールを両手にはめた娘が、
  鏡に向かってくねくねと体を動かしながら、自分勝手な歌を歌っている姿が・・・。

  「1人スクールメイツ」。
  昭和の昔、アイドル歌手の後ろで明日のスターを目指す女の子達が、
  アイドル歌手に負けまいと、力一杯顔の表情を作り踊り狂うあれです。

  「どこでみたのやら・・・」。
  正真正銘平成生まれの4才児。見た事すら無いはずです。

  どこで仕入れたんだDNA!「生まれながら・・・」そんな言葉が頭の中を
  グルグルと回った事件でありました。

七夕のお願い

2006年07月07日 | 子育て日記

  「トナカイのヤカイ」の小冊子ができました。希望の方郵送します。
   こちらまでメール下さい。arailove@jcom.home.ne.jp
  
  今日は七夕。
  毎年、この時期梅雨のまっ盛りで、織り姫と彦星は会えない事が多いですね。

  自分のうちだけでは、なかなか季節の行事を忘れがち。
  でも、ありがたいことに保育園は、そこのところちゃんとやってくれて、
  ものぐさ母としてはうれしい限りです。

  園の入り口には、園児達がいろいろとお願いを短冊に描いて、
  笹の葉に飾ってあってとっても風流。

  「ディズニーランドに行けますように」とかわいい望みもあれば、
  「お金持ちになれますように」という、一見母が書いたのでは?と
  思う現実的なものもあり。

  「ママと結婚できますように」というウチの息子の時には絶対言われなかった
  夢見がちな短冊には、苦笑いをしてしまいましたが。

  ウチの娘のクラスは、まだ字が書けないので、先生が代筆してくれるか、
  もしくは、絵でOK。

  「さて、何を描いたのかな~?」と優し気に娘と笹の飾り付けを見ながら質問。
  もじもじしつつ、「自分と・くまちゃんと・ママ」と娘。
  そこに通りかかった担任の先生が笑顔で付け加えて、こう言いました。

  「ママと仲良くしたいんだよね~」と。

  ・・・。その日は、朝から娘がなかなか朝の用意をしないものだから、
  ぶつぶつ怒っていたといういきさつがありました。
 
  いつもの娘なら「ピンクのワンピースが欲しい」とか
  「ガラスの靴(最近壊れてしまいました・・)がまた欲しい」などと
  書くはずなのに、↑のイラストのようにポンポンポンと顔が3つ並んでいるだけでした。

  物より「愛」。この七夕で娘に教わったことでありました。(大汗・・)
  さてさて、みなさんは何をお願いしたのでしょうか?

  

真夜中のおたけび!

2006年07月05日 | 子育て日記

   梅雨で寝苦しいせいか、
   一緒に横で寝ていないと、夜中に「ママ~!」と言いながら、
   起きて来ていました。

   しかし、その日は涼し気な風も入り、めずらしくあっと言う間に
   スヤスヤと寝入ってたので、盛り上がっているW杯を見に2階のリビングへ。

   もう夜中の2時頃。当然ぐっすり眠っているだろう1階から、
   「バタン!!」と言うドアを開ける音。
   それと同時に娘の声が響き渡りました・・・・。

   「(夜遅くまで起きてると)目がつぶれちゃうよ~(怒)!!」

   大きな声にだんなとワタシ、目じゃなくて「キモ」がつぶれました。