一定の年齢以上の方は、宜保愛子さんという名前を聞くと懐かしさを覚えると思います。自分もそうで、Xをのぞいたらトレンドに宜保愛子の名前があり、つい懐かしくなりました。
自分が小学生くらいの時に、冝保愛子さんがテレビのバラエティー番組に出演されていて、霊視をしたり霊と対話したりする、いわゆる心霊番組に多数出演していました。いつの頃からか自分もテレビをあまり見なくなり、またご本人も出演されなくなって、2003年にお亡くなりになられたそうです。私はいつ頃お亡くなりになられた事実を知ったのか記憶にありませんが、かなり昔にその事実を知りました。
心霊番組や超能力のようなオカルト番組が子供の頃あって、自分もよく見ていました。私は、霊的なものは信じていませんし、そのように言う人は非常に多いと思います。しかし子供の頃（あるいは今もかもしれませんが）、心霊番組や超能力番組は仕掛けややらせだというのはわかっているが、どこか心の中では「でも本当だったら面白いし、そういう能力にちょっと興味があるな」と思っていました。もちろん自分もエンジニアの端くれですので、超能力だの心霊だのはエンタメの一種だと思っていますが、一方でお正月や困ったときに神社へ行って「神様にお願いしてお賽銭をなげる」ことはしますし、「こんなことをしたら罰が当たるかもしれない」みたいなことはたまに思います。お墓に行っても先祖に会えるわけでもないのですが、お墓参りへ行って祖父に心の中で話しかけます。子供の頃の記憶ですが、冝保愛子さんという人は不思議と「心霊番組はうさん臭いし冝保愛子さんのやっていることは怪しげだけど、ちょっと興味もあって見てしまう」という、なんとも複雑な気持ちでした。漫画のMMRをついつい読んでしまう気持ちといえば伝わるでしょうか（ちなみに大人になってだいぶたった後、電子書籍でMMRが出版されているのを知り、サブスクではなくダウンロード販売で全巻大人買いしました）。
また、いわゆる霊感商法や怪しげな商売をすることはなく、人柄や人間性を評価する人も多かったという事実を後に知りました。もちろん会ったことはありませんが、想像するに普通につきあえば、その辺の良いおばさんだったのかもしれません。
なぜトレンドに上がっていたのかわかりませんが、いまだに多くの人に記憶されている人物なのかもしれません。自分も忘れられないし、きっとこれからも何かの拍子に思い出すと思います。子供の頃に番組を見させていただいて、楽しませていただきました。ありがとうございました。改めてご冥福をお祈りいたします。
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