[2023年10月12日 更新]
都立一般入試は各教科50分間。
国語、数学、英語で80点以上を目指す受験生にとっては、時間配分も考えなくてはならない。
都立入試は大問の数は毎年変わらないので、時間配分を予め考えておくといい。入試前に過去問を解く際も、この時間配分を意識すること。
以下、私が推奨している「全問を解く受験生向け」の時間配分。小山台、駒場、竹早などの受験生が該当するだろう。
平均点前後を狙うのなら数学は全問を解いてはいけない。解けない問題に時間を割かず、取れる問題で確実に点を取ろう。
都立受験は作戦をもって挑んで欲しい。
◆国語
大問1・2(漢字)…3分
迷ったら後回しにする。考えていても出てくるものではない。
大問3(小説)…10分
大問3~5の中では読みやすいはず。すべて四択問題なので正しく読み取って満点を狙いたい。
大問4(説明文)…22分
作文には長くても10分くらいしか取れない。作文に時間を取りすぎて大問5の時間を削るのは愚か。
とはいえ10点の作文を捨てるわけにもいかない。作文の点は取りつつ、他もきっちり取り切ろう。
<過去記事:都立高校入試国語の法則<2> 200字作文で満点を狙う>
大問5(対談と古典)…12分
慣れれば10分程度で済む。
◆数学
大問1(小問)...10分
全問を解く予定なら8分が望ましい。平均点(60点前後)を狙うのならここに20分かけてもいい。絶対に落とすな。
大問2(図形or規則性)...10分
問1は2分程度。残りを問2に使う。
大問3(関数)...10分
問1は2分以内。問2は3分以内。残り時間を問3で使う。
大問4(平面図形)...10分
問1と問2で5分。問3で残り時間を使う。
証明は書くのに時間はかかるが、考えるのに時間を割いてはいけない。3分以内に書ききろう。
大問5(空間図形)...8分
問1でせいぜい2分。残りを問2で使う。
◆英語
大問1(リスニング)...10分
ここは時間を気にしてはいけない。1回目の放送で解答できたからといって先の問題を見たりしないこと。
大問2(資料のある短い会話文)...8分
英作文には時間を割かないこと。せいぜい2分。
大問3(対話文)...13分
英文を読みながら答えた方がいい。最後まで英文を読んでから答えると時間がもったいない。
大問4(物語文)...17分
残り時間をすべて使っていい。
四択なのに正答率3割以下の問題も混じっている。「ひっかけがある」と思いながら回答せよ。
◆社会
大問1~6...各6分
社会は時間が足りなくなることはまずあるまい。分かってしまえば大問1つに3分で充分だ。
だからあわてないで解くといい。むしろ少し迷うような問題は時間をかけていい。
◆理科
大問1(小問集合)...6分
ほぼすべてが即答できるだろう。電流、圧力などの計算問題があったら時間をかけてもいい。
大問2(小問集合)...5分
大問1とほぼ同じ。早ければ3分で充分。
大問3(地学)...8分
地震、地層のボーリングの問題ならもう少し時間をかけてもいい。
天気、天体なら8分以内に終わらせよう。
大問4(生物)...8分
蒸散の問題、だ液を使った消化の問題なら時間を使ってもいい。
大問5(化学)...10分
イオンの問題、化学変化による質量変化の問題では慎重に時間をかけていい。
大問6(物理)...12分
電流にしろ運動にしろ計算が必ず必要になる。
ここで時間を使うために、大問1と2で時間を短くするように訓練しておこう。
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