[2021年11月1日 更新]
2021年度都立一般入試、23区の都立高校普通科で女子の方が受験者が多かったのは61校のうち26校。半分にちょっと満たない程度だ。
ご存知の通り、中学3年生は男子の方が数が多く募集人員も男子の方が7~8%多く設定している。
◆2021年度一般 女子受験数が多かった高校
小山台、三田、田園調布
青山、目黒、広尾、深沢
西、大泉、井草、武蔵丘、鷺宮、練馬、田柄
竹早、北園、文京、向丘、大山
上野、足立、竹台、足立東
深川、本所、小岩、
板橋と白鴎は男女同数だった。
進学指導重点校7つのうち、2021年度一般入試で女子受験数の方が多かったのは、青山と国立(くにたち)高校のみ。
青字の14校は2020年度一般入試でも女子の方が多かった高校。
これらは「女子人気が高い」と言えよう。ひとことで言えば女子にとって合格しにくい高校だ。
さらにこの14校を掘り下げてみる。
女子受験数が男子よりどれだけ多いかを並べてみた。
2020年度→2021年度の順である。
小山台 15→14
三田 38→83 ★
目黒 33→36 ★
広尾 17→39 ★
井草 20→34 ★
鷺宮 32→19 ★
竹早 26→16
北園 7→26
文京 44→30 ★
向丘 59→59 ★
大山 3→8 ★
足立 19→3
竹台 27→8
本所 18→24 ★
★…「男女別定員制の緩和」を2021年度入試で実施した
繰り返すが、募集人員は男子の方が6~10人多い。受験者が男女同数なら「やや女子人気が高い」と考えてよい。
その状況下でこれである。三田、目黒、鷺宮、文京などは男子より女子にとって
入りづらい高校と言えよう。
2022年度は「男女別定員制の緩和」がすべての全日制普通科(単位制除く)で実施されるので、女子人気の高い高校では男子のボーダーラインが上がるだろう。
★のついている9校すべて、2021年度入試では「男子合格者は男子定員より少なく、女子合格者は女子定員より多い」からだ。
例えば三田高校は
男子定員107 男子合格97
女子定員99 女子合格113
ボーダーライン付近の男子はすべて落とされ、その分をそっくり女子の合格に充てたことになる。他校も同様。
向丘高校は、なんと13年連続で女子の受験数が多い(その前のデータがないのでもっと続いているかも)
◆来年度、男子の方が厳しくなる
間違いなく言えるのは「男女別定員制の緩和」を行ってこなかった高校では、2022年度一般入試で男子のボーダーラインが上がるということだ。いままでぎりぎりで受かっていた枠はほぼ女子に奪われるだろう。
現状をかんがみると、この制度は女子にとってデメリットはない。同程度の学力なら女子の方がまず通知表の点がいいから。
安心して受験すればいい。
都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ
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