◆都立と一緒にどこの高校を受けているか
旧5学区はトップの白鴎・上野以外は偏差値50に満たず。
足立新田、竹台、足立西、淵江、青井など偏差値40以下の高校が多い。
足立新田以下の受験生は、多くが私立併願優遇を受けない。一般入試がダメなら2次募集・分割後期を受けようとするからだ。そもそもカネのかかる私立には行かせないのだろう。
その中でも私立の武蔵野高校は、ある程度の数が受けている。
◆上野高校受験生には桜丘、安田学園、東京成徳大が人気
複数のコースがあり、通いやすい場所の学校が多い。
安田学園は2014年に共学化。生徒数が大きく増えている。14クラスあり、中学からの内進生と高入生は3年間別クラスである。
東京成徳大学高校は2003年に女子校から共学化。高入生と内部進学生は3年間別クラスである。校舎も別。
部活動は女子が強い。
女子ラクロス部、女子バスケットボール部は全国大会優勝を何度も果たしている。
大学の付属校ではあるが、東京成徳大学や東京成徳短期大学に進むのは5%に満たない。高校側も他大学受験を推奨している。
桜丘高校も2004年に女子校から共学化。最近は生徒の男女比もほぼ1:1になっている。
共学化以来、女性校長だったが2018年から男性校長の髙橋知仁先生に変わった。
校舎がかなり狭い。また中が複雑な作りになっており、初めていった子は絶対に迷子になるはず。
世田谷区立桜丘中学校とはもちろん別の学校。
◆オール3での併願優遇御用達。武蔵野高校の闇
私の知る限り「ほかの高校ではなく、いちばん行きたい高校が武蔵野」という子は1名もいない。
滑り止めとして、「都立に落ちたから仕方なく入学」した子ばかり。
かつては女子のみの幼児教育コースなどもあったが、現在は共学で進学するためのコースしかない。
まったく色のない高校になってしまったと思っている。
武蔵野学院大学の付属高校であり、優先的に武蔵野学院大学に進める。武蔵野大学ではない。
ややこしいことに、武蔵野大学の付属校は「武蔵野女子学院高校」である。「武蔵野大学付属千代田高等学院」も武蔵野大学の付属、もと千代田女学園である。
大学の難易度でいうと武蔵野大学の方が上だ。
なお中学校入試もしているが、壊滅状態。ほぼ全入(=受験者みんな受かる)である。
最近の入学生は13名だった。
これで2クラス設定だから、教師1名当たりの生徒数で考えると割はいい。
<進学研究会発行「平成31年度受験用 進学指針」参照>
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