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【旧5学区】2021年度 都立推薦の得点比率

[2020年10月15日 更新]
今回で5回目。
私は23区の都立高校にしか明るくないため、旧7~10学区の多摩地域についてはめったに語ることはない。無責任なことは言えぬからね。

間違ってほしくないのだが、私がブログで書いてあることは「私の考え」であって普遍的な正解ではない。
参考程度にして、最後はあなたが判断してほしい。「人の言うとおりにやったから」などと程度の低い言い訳をすることがないように。

◆軒並み面接配点がダウン


足立新田高校以外、面接の得点比率が30%以下である。
竹台、足立西、淵江も下げてきた。

面接の得点比率30%台の4校は、いずれも分割後期募集を実施する。
定員割れによって質の悪い生徒に入ってくる。これを恐れる高校だ。
なお、2020年度前期入試で全入だったのは青井高校のみ。

上野高校は面接の得点比率を30%から15%へと大きく下げてきた。
2020年度一般入試は男女とも高倍率(実倍率は男子1.79倍、女子1.80倍)、旧5学区でトップだ。
よりアタマのいい生徒を集めたいのだろう。
2017年度入試までは「作文」だったが、2018年度以降は「小論文」に切り替えている。むろん2021年度も小論文である。

◆白鴎は全入か
2020年度入試をもって、富士と武蔵の都立中高一貫校は高校募集を停止する。また大泉と両国も2021年度入試を最後に高校募集を停止することが決まっている。
白鴎も2021年度で高校募集停止という話はちらほらでているが、なぜかまだ公表されていない。おそらく大泉や両国と同じく、2021年度までとなるだろう。
1校だけ高校入学のある都立中高を残す。そのメリットが都教委に薄いから。

2020年度の一般入試では大泉、富士が定員割れで全入。
両国は不合格者2名(男子は全入)、白鴎は不合格者8名、武蔵は不合格者11名だった。
中高一貫校の高校入試を停止するということは、「この仕組みが良くない」と都教育委員会が判断したから。小石川や桜修館など高校入試のない中等教育学
校はそのままなので「この仕組みはいい」ということなのだろう。

7倍前後の競争をくぐり抜けてきた一貫生と、定員割れで入ってきた高入生が同じクラスで学ぶことが果たしてベストなのだろうか。
その回答が高校入試の停止だ。

2021年度も大泉、両国、白鴎は高校入試を行う。入試問題が都立共通問題なので受験しやすくなったという追い風はあるものの、「失敗」の烙印を押された高校入学をしようとするのは勇気がいる。
私が受験生なら絶対に受けない。他に都立高校の選択肢はいっぱいある。
白鴎なら上野、大泉なら豊多摩か北園あたり。両国は小松川だろうかね。

まぁキミの人生だ。
最後は自分で決断しよう。


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