都立に入る!

都立高校を卒業したら

[2020年12月7日 更新]
中学3年生は志望校を確定させている、または迷っている時期だろう。
都立高校に限ってはまだ決定でなくてもいい。冬休みの成果と1月Vもぎ結果で
見極めても構わない。
それまではひたむきに自分のやるべきことをやり遂げよう。

今回は「都立高校を卒業後、先輩方はどんな進路についているか」を見ていく。大学進学率や就職率を性別ごと、学科ごとに比べてみよう。

なお、高校ごとのデータは各高校HPの「学校経営シート」の右上に書いてある。
例:葛飾野高校

◆大学進学は半数以上

これは2020年春、全日制都立高校を卒業した生徒の数と割合をまとめたものだ。

学科ごとの男女の数の違いも目に入るだろう。
工業科は男子が圧倒的に多く、商業科は逆に女子の方が2倍近く多い。
総合学科も女子の方が2倍多いのである。

大学進学率の高いのは予想どおりだろう、普通科。
男子の方が高いのは変わらないが、差はずいぶんと詰まってきた。

ちなみに2019年度春卒業生の大学進学率を見ると
男子 56.4%
女子 54.6%
今春は昨年と比べハネ上がっている。現役合格志向が強かったからだ。今さら理由の説明は不要だろう。

工業科の女子が意外と多いように見える。
実は工芸高校だけで女子が130名ほどいる。都立工業科で唯一、女子の方が多い高校だ(学年の7割以上が女子)
工芸高校は学年の半数近くが大学進学する。工業科女子の大学進学者の半数近くは工芸高校の生徒だろう。それを除けば工業科は男女で大学進学率に差はないように見える。

商業科は高卒で就職するイメージをお持ちの保護者も多いだろうが、実情はそうでもない。
商業高校の中に、大学進学にも力を入れる「ビジネスコミュニケーション科」ができたのも一因だろう。
特に千早高校は商業高校で唯一、今春の大学進学率が50%を超えている。
(大田桜台は大学進学率56%→44%と下がってしまった)

◆本人しだいだが、環境は大切
工業科から大学に行くことはできるし、普通科から就職することもできる。
しかし、クラス40人のうち30人が就職するつもりでいる中、キミは3年間大学受験に向けての勉強を続けられるだろうか。

人は周りに影響される。高校生も例外ではない。むしろ影響されやすいと思うよ。

高校選びの際は、高校卒業後の進路も見ておくことだ。
ちゃんと各高校、学校経営シートで公表しているのだから。

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