[2025年4月3日 更新]
都立高校では2016年度入試からマークシートが導入された。
導入の経緯は、
・2014年度の都立入試で48校139件の採点ミスが発覚
・そこで過去3年分の答案を再確認したところ、165校3054件
・2014年8月22日、「2016年度入試から学力試験を実施する175校でマークシート形式を採る。マークシート読み取り機を各校に導入する」と発表
参照:日本経済新聞HP
この2014年度一般入試日程は、
入試 2月24日(月)
発表 2月28日(金)
入試が終わった後、残り3日間で全部の採点をしなければならなかった。そりゃミスも出るわ。
ちなみに今春2025年度の日程は
入試 2月21日(金)
発表 3月3日(月)
入試から合格表まで2倍以上の日数を取るようになった。
◆マークセンスの割合を見る
ここから本題。
マークセンスになってから、入試の出題形式がどう変わったか。
それは毎年同じか、それとも違うのか。
これを見ていこう。今回は国語。
左の「率」は100点満点のうち、マークで答える問題の得点を示す。
右の「うち四択」は マークで答える問題のうち四択1つだけの得点を示す。
年度 | マーク率 | うち四択 |
---|---|---|
2025 | 70点 | 70点 |
2024 | 70点 | 70点 |
2023 | 70点 | 70点 |
2022 | 70点 | 70点 |
2021 | 70点 | 70点 |
2020 | 70点 | 70点 |
2019 | 70点 | 70点 |
2018 | 70点 | 70点 |
2017 | 70点 | 70点 |
2016 | 70点 | 70点 |
2015 | - | 55点 |
以下は2021年度の理科の解答用紙。

参照:都教育委員会HP
問2は三択問題を3つ完答して得点。
問3は四択問題を2つ完答して得点。
問4は4つの記号を並び替える問題。
これらを「うち四択」に含んでいないと考えてもらえばよい。
問1の形式のみの得点が「うち四択」だ。
◆国語は変わっていない
過去10年間、国語の出題パターンは一定。
都立入試だけ考えれば、記述問題は出ない。200字作文だけ対策しておけばいい。
2016年度以降、国語は漢字20点と200字作文10点を除き、すべて四択問題である。
2015年度は漢字・200字作文の他に、書き抜き問題と作文2問の15点が出ていた。
試験時間は同じ50分間。そりゃ平均点も上がる。
結論。
2026年度も記述は200字作文のみ。
万一、出るとしたら「書き抜き問題」だろう。採点ミスの可能性が少ないから。
しかし記述問題が出る可能性はないと思っている。
都教育委員会は、再び採点ミスが多発することを恐れるだろうからね。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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