とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
吊り橋の工事
交通機関といえば、そうなのですが、川を渡るための遊歩道吊り橋のことです。ただ今工事中です。
ここは、当寺のすぐ近く、神奈川県立境川遊水池公園につながる遊水池の工事模様です。
境川は、津久井湖付近の城山湖を水源とする川で、上流は東京都と神奈川県、昔は武蔵と相模の国境。下流は横浜市と大和・藤沢市の市境となっていて、まさに「境川」という名の通りの川です。この川は、小規模の割に、周辺の山が開発によって宅地や商業都市になって、保水力が失われてしまったのです。そのため、降った雨は、土に浸透しないで、直に川に流れ、大洪水をしばしば起こすのです。
特に、藤沢駅そばの藤沢橋付近は、橋が流されたり、付近の住宅が大規模な浸水に巻き込まれることが多発しておりました。そこで、藤沢より10㎞ほど上流の当地に、大きな大規模な遊水池を作ることとなり、工事が長く続いています。
以前は、曲がりくねった川で、氾濫もしばしば。回りの田が遊水池の役割をしていたわけです。
これは、昭和22年頃の川の写真です。
同じ付近の平成7年の写真です。真っ直ぐに整備されています。流れは良くなりましたが、周囲の開発により保水能力が無くなり、下流の町が心配なのです。そのための遊水池です。
冒頭の吊り橋工事は、この遊水池付近の境川を横断して遊歩道をつなぐもの。完成すれば、付近の散策コースのシンボルとなります。しかし、これだけの工事、莫大な費用がかかると思うのですが、・・・・。
完成したら、またお知らせします。
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このように写真を並べていただくと、いかに大工事が行われたかが分かりますね。当然に、自然に手が加えているわけですから、何かの影響が出ることも容易に想像できます。
子供の頃、吊り橋に魅せられて、いろいろと調べていたことや、専門的な本などを読んでいたことを思い出しました。内容は全く覚えていませんけれども・・・
吊り橋の工法にも各種あるようで、景観とも合わせて、魅力たっぷりです。専門的に調べられたことがあるのですね。奥が深そうです。