goo

2022年箱根駅伝展望

いよいよ箱根駅伝が近づいてきました。久々に書き込んでみました。今季の予想です。

厚底シューズの影響もあり、大学駅伝の様相が一変しています。大きく進化している点は、全体の高速化と、各学校の底上げです。そのため、優勝候補としてあげられても、シード校10校くらいは紙一重で、少しのミスでシード落ちもあり得ます。各学校のエース級は、かなりの実力者が揃っています。

レース展開を予想しますと、

.シード圏内に残るためには、出遅れないことが必須で、各校、往路に主力を配置し、エース級の選手の競演が繰り広げられそうです。特に1区、2区、3区は、目まぐるしく順位が変わり、集団での争いが濃厚です。前回の1区は、けん制し合ってのスローペースとなり、その分だけ、ラストスパートで高速レースとなり、結果的に大差がつく展開となりました。そのため、今回は、各校、かなりの実力者を配置してくると考えられます。

❷.2区は留学生のオンパレードで、際立ったエースの目立つ区間となりそうです。課題点は、この流れを3区、4区とつないで行ける学校が上位につながることだと思います。4区時点でトップに立てるチームが先ずはカギを握ることと思います。

❸.山の区間は、特殊性が求められ、それなりに対策が採られてきているので、上位校にとっては、最近は大差がつきにくくなっています。ここで失敗しないことが不可欠です。

❹.シード圏内に入るには、復路の走りにかかってきます。つまり、選手層の厚さとの戦いです。しかも単独走が多くなりますので駅伝力が問われてきます。

順位予想をしてみますと、

やはりシード校は強いと思います。総合力では、青山、駒澤が優勝候補筆頭と言われています。

 今回の青山は、エントリー16名に穴が無く、誰が走っても区間賞または、区間上位候補ばかりです。ただ、欠点は10名に選ばれるかはギリギリまでわからないとも言え、誰もが走れる可能性があり、のびのび和気藹々の仲良し体質があります。半面、本番よりも学内の選考の壁が高いので、ピークを合わせにくいのではないかと思います。前回の区間によってデコボコ着順となった箱根、出雲、全日本のブレーキなども、せっかくの陣容なのにもったいない結果となった経緯があります。今回の選手選考は、その反省をふまえ、監督も悩むところだと思いますし、そう何回も失敗は出来ないので、慎重に配置してくるものと思います。監督の選眼力にかかってくることと思います。特に10日前の今頃は、ハードな追い込みは試せませんし、本人の自己申告も望めませんので、わずかな変化を見抜く監督力にかかってくるのではないでしょうか。10人がパーフェクトに走れば優勝は間違いないと思います。

 一方、駒澤は、青山とは逆に、早い時期から、実力を見える化させて、誰もが納得する序列を作り出す伝統があります。そのためピークを合わせやすく、自分の調子についても正確に自己申告できやすく、大きな失敗は少ないのが特質です。つまり、外れそうなメンバーの分、迷惑をかけられない連帯感が生まれ、チームが勝つための動きがとれるのです。半面、ライバル意識も強くなり、厳しい上下関係でぎくしゃくする雰囲気となりがちです。より高みを目指すタイプには向いているチーム環境があり、王者たる伝統を築きあげてきた歴史があります。ですので、10人目以降の選手層に不安があり、ひとたび主力に不調者が出ると、穴が空いて順位を落とすことがしばしばあります。今回の鈴木、唐沢らがそうで、復調がカギとなりそうです。もし、本来の主力級が揃えば、田澤など、爆発力の選手が揃うため、それらのアドバンテージの分で青山をしのぐのではないかと予想します。

2校以外では、順大、早稲田、東洋、国学院などは、戦力が充実していますし、ズバ抜けた留学生のいる、東京国際、創価大なども上位がねらえそうです。予選会組の、明治、中央も期待が持てそうです。

シード権争いでは、東海、帝京の実力校が残れるか、熱戦が展開されそうです。見どころ満載です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 六波羅蜜地蔵 2022年箱根駅... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。