とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
金メダル興奮冷めやらず
土日をむかえ、テレビ・新聞のメディアも荒川選手一色。いろいろなエピソードも紹介され、メダルフィーバー現象ですね。ブログも正に一色、コメント・TBが飛び交っています。 関心のあるコメントに注目して、インタビューを聞いていました。
スルツカヤ選手はお母さんの看病で練習ができなかったり、自身の心臓病などを克服しての世界チャンピオンとしての風格をもって望んだトリノ五輪。フリーは、ミスもあっての銅メダル。
「何事も思い通りに行かない、それが人生」との談。・・・、恐れ入ります。
村主選手は、直後のコメントで、
「光と影、希望の道を示せれば」と、訳のわからない村主ワールドなコメント。しかしながら、フィギアスケートを愛する魂は世界に通じたはず。
しかも驚いたのは、その日のインタビューで、
「課題も見つかったので次のオリンピック目指してがんばります。みなさんお付き合いください」と、爽やかに言ってのけたのです。精魂使い果たしたのにもかかわらず、さらに一歩を進むです。新採点方法でなかったら間違いなくメダリストだったと思います。
安藤選手は、4回転にまつわる質問が多く、チャレンジへの賛否両論もあるようですが、私は挑戦にこだわった若者らしさを感じました。コーチのアドバイスは3回転でキッチリまとめろという指示だったそうですが、いろいろなインタビューの中で本音に迫る言葉を聴きました。
「できることをやらないことは、ヤダな」です。確率14パーセントでも彼女にとってはできることなのです。できることをやらない「あなた」へのキツ~いメッセージではありませんか。私も自責の念です。 「成功したら、神様からのプレゼントだと思う。」というのも達観していますね。
さて、荒川選手は一貫してのコメントの趣旨は「平常心」。長い挫折の経験から、メダルをねらうとか、意識して固くなることを最も恐れていたのだと思います。実は、試合に臨むスポーツ選手の永遠のテーマはこの平常心なのだと思います。メダル争いは技術よりもこの心との争いなのではないでしょうか。コメントはごく普通の言葉なのですが、意味することは大きいのです。
「普段通りのことを考え、余計なことをしない」
「(メダルを)ねらってはいけないと思っていた」
「スケートを純粋に楽しみたかった」
「楽しくすべれれば充分」
ただ考えなかった訳でなく、競技そのものに集中していたこともうかがわせます。「観客の声援が聞こえたのは、イナバウアーの時だけで、あとはカウントしたりで真っ白でした。」と言うように、規定にある、一つの難易度の高い姿勢を三秒以上保つことを守るために「ワンアイスクリーム、ツーアイスクリーム、・・・」と唱えていたそうです。単にワン・ツー・スリーでは足りなくなるそうなのです。
有名な禅の言葉に「平常心是道」があります。以前にこの日記でも取り上げましたが、重要な心のコントロールの技でもあります。
荒川選手は、平常心の制御において、「レペル5ファイブ」を達成したのではないでしょうか。
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teraさんの今回の記事も、とても興味深く読みました。
いやはや、各選手とも名言の数々。
とても含蓄があります。
厳しい練習を積み重ねたから彼女たちだからこそ、言葉が沁みてきますね。
しかし村主さんのコメントは禅語のように難解ですね・・・
どの選手もいろいろあった上の
この発言なんでしょうね。
スルツカヤ選手の話少し知っていたので、
すこし個人的に応援していました。
今大会を機に、フィギアスケートやカーリングの面白さを知りました。
それから、村主の出身校は鎌倉市城廻の「清泉女子」だそうです。龍○寺のすぐそばですね。
しばらく休んでいましたが、間もなくWBCが始まるので、忙しくなりそうです。
→りょうさん
確かに味わい深いでしょ。村主選手、日本に戻ってのインタビューでも、魔法がどうのこうのと、訳のわからないこと言っていましたよね(笑)。苦笑してしまいますが、ホントはとてもわかりやすいですね。
→masayuさん
ほんとうに奥が深そうですね。スルツカヤ選手、感動しますね。
→巨人・・・さん
いよいよ、冬眠から目覚める季節ですね。荒川選手、村主選手ともにR寺界隈でご縁が深いですね。
WBC、楽しみですね。イチロー存在感ありますね。ライブ、見に行きたいです。
スルツカヤ選手も、可哀相でした。ロシアはペア12連覇という鬼のような事実もあるように、間違いなく世界一のフィギアスケート国です。可哀相に、女子は「呪い」みたいのにかかって、一度も金が無いですが…。
彼女のコメントも、本当に素晴らしかったですね。
ロシアの不思議、知りませんでした。12連覇と無冠ですか。呪縛としかいいようがありませんね。スルツカヤさん残念でしたが、爽やかで素敵ですね。