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永平寺団参~朝課~

永平寺の朝の読経風景です。200名余の僧による読経は荘厳です。(07.11.1)

なお、本堂での撮影は、許可が無いと撮れません。今回は、特別許可申請をして添乗員のAさんに撮っていただきました。

当寺では、5年ごとに永平寺での一泊参籠参拝を行っています。今年で7回目です。
第1回は昭和52年、そして、昭和57年、昭和62年、平成4年、平成9年、平成14年(大遠忌)を経て、今回10月31日の上山参籠となったわけです。総勢49名。
第1回から3回までは、師匠の引率。私は平成4年からで、今年で4回目です。今回参加されたMさんは、5回目か6回目か不確定ですが、25年越しとなる訳ですごいです。今回から五回参加賞を贈呈することとしました。

午後4時過ぎに到着。吉祥閣という参拝者対応の建物に入り、各部屋に。部屋には布団が整然と敷かれ、緊張の中にもしばしくつろぎの時間が。
 

生活すべてが修行ということで、お風呂も短時間で済ませ、薬石(夕食)、坐禅、法話、永平寺の紹介ビデオと、夜の日程が進み、9時に消灯。
今回は、参籠の寺院は当寺だけということもあって、坐禅も法話も丁寧に(みっちりと)修行させていただき、初めての方は大変だったことと思います。

朝は4時振鈴(起床)。現在は冬時間だが、夏は3時半の起床です。寝不足に、と思いがちですが、9時に眠れば7時間睡眠ですから十分なのです。ただ、みなさんはなかなか眠れず、また一時間も早くから起きていたりで、この晩ばかりは寝不足の人ばかりのようでした。私は、寺院住職専用の部屋であったこともあり、たっぷり7時間眠り、普段の疲れを癒すことができました。

朝の洗面を済ませ、整列して、暗闇の中を回廊を渡って法堂(はっとう)へ目指します。
 
まだ薄暗い回廊を行く一行。手は左手を握って右手をかぶせてみぞおち付近に当てて、左側二列通行。ここでは、すべてに合理的な作法があるのです。

この時間帯は修行僧は朝の坐禅の時間ですが、私たちは光明蔵という、禅師様の接見の間で、春木副監院老師のお話をお聞きしました。

そして、いよいよ法堂での朝の読経です。
             
               足を崩しても緊張の面持ちで法要の開始を待つ一行

大勢の僧侶の読経の中をお焼香に進前します

読経の中では、当寺の参詣者各家の先祖供養の特別法要を行いました。
          

 当寺ではこの5年ごとの法要の際に、参加された檀信徒の各家で、5年間に亡くなられたご先祖の戒名をお唱えしてご供養いただくこととしています。今年は、特に菩提寺、ご本山への信仰の強い方々のご戒名を唱えて頂いただけに感慨も一入でした。
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コメント
 
 
 
永平寺拝登 (風月)
2007-11-07 13:16:36
こんにちは。

私も今年お参りに行ってきましたので、山内のお写真などがとても新鮮に見えます。

法幢師さんが焼香師にあがりましたので、隨喜しました。禅師様の般若心経の色紙を頂戴しまして嬉しく思いました。

永平寺の佇まいは、本当に修行に適していると思います。(過去形で書きましたが、現在形に改めました)
 
 
 
→風月さん (tera)
2007-11-07 22:18:18
久しぶりに本山でゆっくりお参りして参りました。
各所が綺麗に整備されていました。

いつ上がっても、現代に向けて生き生きと活動している姿を感じさせてくれるところですね。この点が、他の寺院ではなかなか見られない特色で、修行道場と呼ぶに相応しいところだと思っています。
 
 
 
参禅したくなりました~ (某子)
2007-11-19 18:05:08
かなりの人数で参禅されたんですね。すごいです。
私もまた行きたくなりました。

最初の写真にある朝課、初めて参禅したときに
(ミーハー的な言い方ですみませんが)ゾクゾクしました。
雲水さんたちの声が響きわたり、ゾクゾク&惚れ惚れ。
また体験したいものです……。(動機が不純……)
 
 
 
失礼しました (某子)
2007-11-19 18:07:29
参禅ではなく参籠でしたね。
 
 
 
→某子さん (tera)
2007-11-29 09:55:46
某子さんのように、参禅の熟達されている方は、永平寺の参禅体験(三泊以上)は、良いプログラムかと思います。
一般には参籠(一泊)が、いいところでしょうね。
久しぶりに訪れた永平寺、あちらこちらに近代化の波が・・・。でも、朝課の重低音の荘厳感は変わっていませんでした。
 
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