とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
箱根駅伝2009その⑥・総括
今年の箱根駅伝は壮絶な戦いでした。柏原の激走、そしてその東洋大の初優勝。前年優勝校駒澤のシード落ち(史上初)。同じく優勝候補の早稲田も竹澤の快走がありながらも優勝を逃した。しかし、どの選手も懸命に持てる力を出そうと前を追った。見応えがありました。
失敗を簡単に犯すのも若者かも知れませんが、これだけの苦しいレースに賭け、日夜の練習に励む若者、捨てたものでもないですね。
12月に部員の不祥事から出場さえ危ぶまれた東洋大。川嶋監督は引責辞任。
優勝後の胴上げはなく、一列に並んでの一礼。ゴール10分前に大西一キャプテンを中心に4年生が話し合って決めたのだそうです。
その大西自身も6区を走る予定だったが、当日の朝に変更を告げられたそうで、涙ながらに受け入れ、サポートに徹したことがスポーツ紙に報じられていました。しかも、この復路、不祥事を起こした学生と同学年4人の2年生を当日変更で起用したのです。しかも、これらの選手が実に冷静にクレーバーな走りを見せました。メイクドラマですね。
============駒大ファンのみなさんへ=============
いやあ大変なことになりましたね。ある程度の想定はしていましたが、正直シード落ちは「想定外」でした。しかし、それくらい今の箱根駅伝は実力が伯仲しているということなんですね。
明日の立て直しのためにも一ファンとしての見解をまとめてみます。
①主力欠場の影響・・・深津の座骨神経痛の故障は響きましたね。優勝を意識するあまりに9区の不安をどのように埋めるか、この動揺がすべてに波及してしまったように思いました。もっと冷静に現実を見つめるべきではなかったか。往路の戦力は落とすべきではなかったのではないか。3区高林はなかったのでしょうか?
②層の薄さ・・・アクシデントはつきもの。しかし、それを補う層の厚さが駒大の魅力でもあったはず。一人二人が足りない時期もあった。しかし、今回のように半数以上が区間の下位に沈むことはなかった。しかも、19位以下が4人。5人のブレーキ。力はあっても発揮できなかったのか、あるいは、もともとなかったのか?どちらにしても、もう一度駒大の原点に還ってほしい。
③采配ミス?・・・コーチングスタッフについても、例年完璧なサポートと的確な眼をもって運営してきたように思いますが、今年は指揮官としても思惑がはずれたのではないでしょうか。何故、大島合宿に呼ばなかった末松を重要な1区に当てたのか?今回の低迷を決定づけてしまった3区渡辺・4区高橋の心と体、実力を100㌫把握していたのか?誤算だったことでしょう。そういう意味でも初駅伝組を続けて配置したことはミスではなかったのか?ある取材に我妻が「いつもは上位で走っていたが、下位での走り方がわからなくて本来の走りが出来なかった(区間19位)」と答えていましたが、そんなレベルだったのか?井上など控え組にもっと走れた選手はいなかったのか?
と、疑問は募るばかりで言いたい放題になってしまいますが、是非とも再起を果たして、予選会からの優勝を願いたいところです。
ところで、テレビの解説についていた昨年主将の安西が言っていました。
「この現実が今の実力なのだと謙虚に受け止めてほしい。また矛盾するかも知れませんが、僕たちの力はこんなものではないと奮起してほしい」というような内容でした。
正にその通りですね。
それにしても区間結果を見て驚くばかりです。何がいけなかったか、私たちファンも冷静に反省してみたいものです。こんなものではないはずですので・・・。
1区19位、 2区6位、 3区21位、 4区19位、 5区7位、
6区16位、 7区19位、 8区1位、 9区3位、 10区9位
(下線は4年生)
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非常に残念でしたね。
一部の選手を除いて、区間下位に沈むという結果には、まさに「選手層の薄さ」を如実に感じました。
順天堂・東海・亜細亜・神奈川など、一時は優勝、或いは優勝候補とされた大学が、今や下位常連という状況を見るに、我が母校も決して他人事ではないと思います。ここが踏ん張りどころだと自覚していただき、チーム作りをしていただければと思います。そういうところからすれば、やっぱり中央大学というのは凄いなぁ、と思いますね。
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/4ef2d28b85160bab2012ddb4b5c105a1
母校の明日はどうなるのか心配ですが、安西選手の言ったように、紙一重のところにいることを自覚して、是非、常勝軍団を復活させてほしいですね。
優勝候補と思って応援していたのが、まさかまさかのシード落ち。
深津選手のけがも大きかったのでしょうが、他にも要因はたくさんあるように思います。
原点に帰って、鍛え直し、来年は真の実力をつけてスタートラインに立ってほしいと思います。
とにかく復活してほしいですね。