北海道レポートの最後を飾りまして、恒例の食べ物紹介をいたします。
日本の食料倉庫とも言われる北海道、主要食糧の自給率100パーセントを超える県は北海道だけだそうです。
この度、初日にいただいたのが、写真のとうもろこし。正に旬の味で美味しかったです。肉厚もっちり、ジューシーといった感じでしょうか。とうもろこし畑も見ましたが、稲と同じく、広い大地のイメージと違い、背丈は短くコンパクトなのです。ところが、実はしっかりと大きいのです。厳しく豊かな大地が産み出したものなのですね。
仕事柄、魚・カニ・肉料理・・・といった一般観光で味わえる北海道食とはまた違った食に触れることが出来ました。
何日目かに訪れた幌加内・ほろかない。ここは、全国でも有数のそばの産地なのだそうで、翌日に「新そば祭り」が開かれ、全国から多くのそばファンが集まるのだそうで、早速、地元の方の手作りの手打ちそばを堪能させていただきました。
北海道はワインの産地としても適しているのだそうで、各地に産地があるそうです。名高いのは「十勝・とかち」ですが、今回は、函館本線沿いにある「浦臼・うらうす」を訪れました。広いぶどう畑は、収穫用の機械がが通れるように栽培されています。
じゃがいもも収穫期を終え、各地への配送の様子がうかがえました。たくさんのじゃがいも料理もいただきました。
すべて、ポテトを使ったもの
めずらしい食べ物で、「含多湯・ガタタン」という料理に出会いました。ある寺院の婦人会の方々が作って出していただいたのですが、その後、宿泊先のホテルで、詳しい由来を聞きました。
炭坑の街、芦別地区に伝わる料理で、いろいろな具を入れてとろみをつけた塩味のスープで、中国北東部の家庭料理だそうで、仕事帰りの石炭マンに人気のメニューだったそうです。横浜の人には通じるかも知れませんが、「サンマーメン」の具をたっぷり汁物にしたような感じ・・・。
長崎の人だったら、皿そばやチャンポンの具を、魚介類を少なくして野菜を多くしたようなもの。ベースは塩味。
あつあつにして食べると、冬は特に美味しいと思います。
その他のめずらしいところでは、日本海に面した「増毛・ましけ」という町でいただいた「ホヤ貝の酢の物」、これは絶品。この地でないと食べることができない品だそうです。
お菓子も豊富で、みやげ品として著名なものも多いのですが、地元で人気のものも多くあります。写真は、「妹背牛・もせうし」という町のシュークリーム「おんぶシュー」です。牛乳のたっぷり入ったクリームが、サクサクの皮に包まれています。帰路立ち寄った札幌で、念願のラーメンです。
広い、大きな北海道、とても食べきれませ~ん。
ビルの谷間の時計台 テレビ塔
今回のシリーズ 完