時代と社会の直視

今年の、宗門の布教教化のキーワードの一つが「時代と社会を直視する」です。
直視しなければならない事象が次々と起こるものです。

懸念されていた北朝鮮によるミサイルの発射が、相次いで起こりました。何を考え、何を意図しているのかわかりませんが、近代国際社会が目指す対話と平和の路線から大きく逸脱していることは事実です。
利害を巡る駆け引きの選択の一つなのかも知れませんが、少なくても我が国に対しては、過去の怨念の感情はあるにせよ、現在から将来に向けては、隣国として友好的に協力関係を保てるはずなのに残念なことです。何故にここまで挑発するのか不思議です。国家崩壊のサインなのでしょうか。
特に、拉致という人権を無視した国家犯罪行為。核化拡大につながる恐れを含む不法戦闘行為のデモストレーション。噂では、麻薬とか武器とか違法取引を世界に展開しているとか。国家暴力団組織そのものですね。許すわけには行きません。
各国もこのようなことに対して厳格に対応していかないと、安全な地球を維持することは出来ないでしょう。
国連での賢明な決議に期待したいと思います。

また、社会で起こる様々な事件も、対岸の火事であってはならないと思っています。事件は一過性のものではなく、被害者遺族にとっては生涯に続くものです。この社会が生み出すものとして、よく直視して二度と起きない声をあげる必要があります。
このブログによくコメントくださいます風月さんの「鎮魂のメッセージ」の数々は貴重です。同悲同苦の輪を広げていければと思っています。