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教区研修旅行①

  先日、20日~21日に近隣同宗寺院の研修旅行が行われました。
訪問地は、箱根・静岡方面。嵐のあとということもあり、澄み切った富士山が私達一行を向かえてくれました。

 バスの車内で、最初に訪問する箱根林泉寺様に関する説明を、講師の先生からお聞きしているうち、早くも現地に到着。新緑の山々は、桜が点々と咲いていて、墓所での読経中も、ウグイスらしき鳥の声がのどかです。
             

林泉寺様での研修については、つらつら日暮らしさん、同行したkamenoさん と
りょうさんのページに詳しいので、ここでは省略します。

 このあとは一路静岡へ。静岡の大雲寺様は教区内K寺様のご実家。仏縁と言いますが、不思議なご縁でのつながりを感じ、お母様、お兄様ご一家にも大歓迎を受けました。
        

 翌日は、可睡斎へ。家康ゆかりのこの寺ですが、幼少期を知っている当時の住職は、家康が出世したあとも、気を許して家康の前で居眠りをしてしまったそうです。家来がたしなめると、いいから休ませてあげなさい…と、睡眠を許可された僧として「可睡斎」と呼ばれ、いつしか寺の呼び名となったそうです。
 この寺は、道元禅師のご霊骨を全国三ヶ所に分骨している寺院のうちの一つでもあります。
 
 さらには、立派な禅寺特有のトイレ(東司とうす)でも有名です。日本一のトイレとして知られています。男女兼用になっていて、中央にウスサマ明王様が祀られています。

 住職様(斎主様)にご挨拶。

 そして、何と言ってもお花が有名。ぼたんが最盛期を迎えていました。隣のユリ園はもう少しあとのようです。
   
     

 教区寺院方との、勉強会。普段慌しくお互いに過ごしておりますが、ゆっくりと懇親も深められ、良かったです。
  心のこりは、疲れて早く休んでしまったため、静岡おでんに行けなかったことです。
悔しいです。

コメント ( 9 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
失礼いたします。 (tenjin95)
2006-04-24 18:00:17
> 管理人様



リンクを頂戴しまして、ありがとうございました。

そして、林泉寺様への研修会お疲れ様でした。



本当に、このような山肌で愚童師が何を考えておられたのか?現在よりも、よほど貧しい寒村だったと拝察されますが、思うにあまりあります。



我々は、愚童師を虚しく失い、その問題意識の片鱗にも触れる機会がありません。だからこそ、このような勉強会は大切なことだと思います。
 
 
 
→tenjin95さん (tera)
2006-04-24 21:04:59
勝手にリンクさせていただきましてすみません。詳しい情報を公開いただきまして有難うございます。



あまり詳しい知識がなく、勉強の機会ごとに考えさせられます。あのような時代背景にもかかわらず、先駆的な活力はすごいことだと思います。
 
 
 
Unknown (kameno)
2006-04-26 00:49:12
研修会、お疲れ様でした。

盛りだくさんでとても有意義な旅行だったと思います。

私の心残りは、仕事で2日目の行程に参加できなかったこと。見事な牡丹の花々を是非見たかったです。

残念!
 
 
 
興味津々 (某子)
2006-04-26 13:30:16
いろいろな研修旅行の機会があるのですね。

私もそろそろどこかへ出かけたくなりました。



ところで、「日本一の東司」がとっても気になります・・・。ヘンな話ですが、自称「トイレ研究家」なので(笑)。初めて入る店ではほぼ間違いなくトイレチェックをしてしまいます。「トイレ掃除は基本」と思っているので、あまりきれいでないところは、いくらおいしいものを出していても、それだけでポイントが下がります。



可睡斎は静岡のどのあたりですか。
 
 
 
→kamenoさん (tera)
2006-04-26 18:38:43
お疲れさまでした。ついに念願の拘束研修実現しましたね。そして、途中参加の方、朝早退の方と万障を差し繰りいただき、恐縮です。翌日、残念でしたがなかなか良かったですよ。牡丹が見ごろで、きっといい写真が撮れたと思います。話も二日間、すっかり盛り上がって楽しかったです。



おでんと牡丹でおあいこ(笑)かも・・・。
 
 
 
→某子さん (tera)
2006-04-26 19:06:09
ここのとこ続きましたね。静岡、なかなか良かったです。



某子さんの散策やハイキングもうらやましく思っております。



さて東司ですが、「トイレ研究家」さんとしては絶対お勧め。

大きな木造の室内の中央に、大きなウスサマ明王様の仏像があつて、男子用便器が右側の壁に沿って並び、一つひとつ仕切られています。女子と男子大便用は、残りの壁に個室になって並んでいます。古い建物の割には立派に作られています。そして、入り口付近には、大きな水の器があって、水が常に流れています。手洗い用です。そして、何よりもこの部屋が、主要廊下の角に普通の部屋の間取りのように作られていることが象徴的です。

場所は、袋井駅からバスなどで少し入ったところです。牡丹とユリが見事です。ここは、参禅修業の道場でもあって、参禅の受付もしています。数年前にうちの檀家さんの娘さんが、5月の連休に参禅に行って、一人で数日泊まって来たそうで、そのとき教わった御詠歌が縁で、20代ながら、今、ご詠歌の勉強をうちの寺でしています。

そんな、趣きのある寺です。私は個人的にはここの「ぬれおかき」が絶品でオススメです。
 
 
 
貴重な情報 (某子)
2006-04-27 12:33:12
本当にいつも貴重な情報ありがとうございます。

東司だけでかなり広そうですね。

日本一の東司、お花もきれい、参禅もできる、おまけに「ぬれおかき」が絶品、とくれば、すぐに行きたくなってしまいます!
 
 
 
解明 (某子)
2006-04-27 12:40:30
いまになって、やっと解明しました。

こちらのURLを入れるのに、これまでhttp://を入れていなかったのでリンクが貼れなかったようです。つい最近そのことに気がついて、ちゃんと入れてみたら、無事行けるようになりました。
 
 
 
→某子さん (tera)
2006-04-27 23:21:31
リンク、良かったですね。PCは便利ですが、トラブルや不明なことも多く冷や冷やしますね。

可睡斎、是非、機会がありましたらお訪ねください。このお寺、雲水さん方のチームワークが良く、牡丹園の運営や苗の販売まで分担してやってくれています。「ぬれおかき」も寺の受付で販売しているんですよ。アットホームな寺です。
 
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