とある寺院の日記。苦労もあれば夢もあります。ごくごくフツウの毎日ですが・・・。
tera日記
檀信徒大会
4日には、曹洞宗関東管区檀信徒大会が、さいたまアリーナに於いて開催されました。4,500名が参集し、全国に先駆けた宗門の画期的な教化行事という趣旨のものです。
冒頭は舞台正面に掲げられた縦70m・横50mの世界最大のパッチワークマンダラです。お釈迦様の一生が描かれています。世界16ヶ国、延1万人を超える人々の手によって作られたものだそうです。これを展示する建物を、インドのルンビニに建築する構想があるそうです。
さいたまアリーナは、霞ヶ関の機能を分散した副都心官庁街の真ん中に位置します。新都市に相応しい建物です。
当日の流れは、
・大会宣言・趣意書朗読 梅沢正壽師、新美昌道師
・献花 所長、護持会・婦人会・寺族会長
・歎仏会法要・参詣者先祖回向 大導師:曹洞宗管長 大道晃仙猊下
・中食 応供師 伊藤清悦師
・椅子坐禅 指導 西田正法師
・講演「われら何によるべきか」 講師 青山俊董師
・清興 ステージドリル演奏 出演 駒沢大学吹奏楽部
・大会宣言・宗歌・本尊唱和・閉会
と流れていきました。
歎仏会法要では、各県の青年会の僧侶各師により、荘厳に執り行われました。右は大道管長猊下です。
壇上の青山老師と大型スクリーンのモニター
青山老師の講演では、宗教の大切さ、仏法・仏教・仏道の伝える深い意味合いについて、懇切に説き明かしていただき、参列者に感動を与えていただきました。「たった一度の人生、何をするにも命がけ、夫婦喧嘩もしたくなったら合掌してからやりなされ」のお話しには、「早速やってみよう」という檀家の方もいられました。
清興(せいきょう)は、大学吹奏楽界の頂点に長く君臨する駒沢大学吹奏学部によりますステージドリル演奏。見事なパフォーマンスと観客サービスに酔いしれました。
私は高校時代に、吹奏楽部に所属していただけに、久しぶりに昔を思い出して楽しみました。
そして、何といっても私の記事には欠かせない(笑)のがお食事。中食(ちゅうじき)は、精進料理のお弁当で、とても美味しかったです。身体にやさしいといった食材と美味しい味付け、きっとこのようなお弁当、人気となると思いますが・・・。
包みには、五観の偈が印刷されていて、全員でお唱えしてからいただきました。個人的には最も印象に残った一コマでした。
もちろん、全員でシー~ンと坐った椅子坐禅も感動的でした。とても実り多い檀信徒大会であったと思います。当寺からの参加、8名。お疲れ様でした。
行動することと、それによって得られる成果とが、常に表裏一体の同時進行であるという(修証一如)、宗門の教えの特色を理解いただく上でも、このような催しが全国に広がり、大きな力となりますよう祈念いたします。
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昨晩、兵庫のS師、当方面に所用のためご夫妻で来山、近隣のT師とともに遅くまで語り合いました。
明日は、降誕会法要、ここのところ寒さが続いたため、桜が残っているのは奇跡的です。花御堂、野点の準備等・・・、お手伝いいただきすっかり準備完了!雨が心配です。