吹田市青少年野外活動センター で、 ガールスカウト大阪府支部 が開催した、 保護者向けの研修会に行ってきました(保護者は、男性でも参加できます)。内容が興味深かったのでいくつか紹介します。
【講義】
ガールスカウトは、
「自分自身と他の人々の幸福と平和のために 責任ある市民として 自ら考え 行動できる女性」を目指して活動している。
教育の3つのポイント
・人との交わり・・・家庭以外での大人や、世代の違う子供たちと活動を共にして、いろんな価値観に触れたり、
人を思いやる心を養う。
・自然とともに・・・「野外活動」だけではなく、自然環境のことを考えながら活動することも含んでいる。
・自己開発・・・普段の生活にない、いろんな体験をすることで、子供が自分の可能性を見つけ、生き方を考えていけるようにする。
◆活動をとおして、自分たちで企画・実行する習慣が養われるので、社会でも役立つ。
◆とりかえしのつかないもの以外は、失敗してもスカウトにやらせている。最近は、
子供が失敗をする前に親が手を出してしまう家庭が多いので、子供たちは失敗して学ぶことを知らない。
★なぜ女性だけで活動するのか?・・・日本の社会が、本当の意味でまだ男女平等ではないから、男女一緒で活動すると、
「男は力仕事、女は料理」という風に、役割を固定して、可能性を発揮できなくなってしまう。
まったく男女が平等なスウェーデンのような国では、スカウトも男女一緒に活動している。
★活動にゲームを取り入れているのは?・・・ゲームにはそれぞれルールがあって、それを守らなければ楽しくない。 ゲームを通して、社会ではルールを守らないと生活できないということを感じてもらう。
【実習】4-5人程度のグループで行う。
ゲーム
1.紙風船を、グループ全員の人が触って、グループで10回連続して(バレーボールのように)打つ。
2.このキャンプ場にある「秋」を、何か3つ見つける。
3.メンバー全員で声をそろえて、早口言葉を言う。
カートンドック作り
パンにソーセージとキャベツをはさんで、アルミホイール・濡れた新聞紙で包み、牛乳パックの中に入れて、パックごと火をつける。
外側が燃えると、ホットドックができあがる。
<感想>
「ガールスカウトが女性だけで活動する理由」の説明を受けたのは初めてでしたが、
今の社会が本当の意味ではまだ男女平等ではないという点には思い当たり、わたしたちが普段の意識を変えていかないといけないと思いました。
ガールスカウトは、お稽古ごととは違う、人づくりのためのボランティア活動なので、わたしたち保護者は、
無関心にスタッフにおまかせにするのではなく、活動を理解して、できる部分は協力をしないといけないと感じました。
ゲームの2.などは、頭が硬くなっているとできないですネ。