
土地のつくりと変化
ここまで、山の土が流れる水の働きで砕かれ、小石や砂や粘土になって海に流れ込むところまで学習を進めてきました。
実際の手頃な崖はこの近くにはありません。教科書に載っているようなきれいな縞模様はない土地なのです。ここ天竜の土地は、比較的新しい地層から大昔の固い地層までごちゃごちゃに寄せ集められているからです。ちょっと場所が違うと、もう時代も作られた場所も違うのです。
しかし、教科書に載っている、これぞ地層というものを見せてあげたいものです。そこで、私が森町の地層へ出向き、写真をとり、サンプルを採取してきました。
このような崖の5つのサンプルをシャーレに入れて、さわったり、見たりして観察してもらいました。
①の部分はこんな写真でこんなサンプルです。
②の部分はこんな写真でこんなサンプルです。
③の部分はこんな写真でこんなサンプルです。
④の部分はこんな写真でこんなサンプルです。
⑤の部分はこんな写真でこんなサンプルです。
⑥として、比較のために遠州灘(天竜川河口)の砂も用意しました。
本物の崖ではないので興味を持ってくれるかどうか心配でした。しかし、飽きることなく手触りを楽しんでいました。
このノートにもあるけれど、ほとんどの子ども達が、礫の含まれている地層の石は丸みを帯びていて河原を連想し、さらさらした砂からは海の砂浜を連想していました。
前回、角砂糖で実験したときに考えた流れる水の働きによって地層ができることの証拠が見つかり、喜んでいました。
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