本年から今までと違う小学校に赴任した。本校では、今まで国語の話し合い活動は本格的にされていなかった。子供たちは、国語の授業に慣れてない。
4月から3ヶ月かかって、やっと、話し合う土台ができてきた。この単元から、机を話し合いができる形態に変えた。互いに互いの声を聞き合うことから始めていこう。内容は、薄くてもかまわない。自分たちが見つけた課題を、皆であれこれ言いながら、彼らなりの答えを見つけてい . . . 本文を読む
2月20日 豆太を馬鹿にしているのはだれだろう?
T:昨日の学習で、豆太を馬鹿にしているのは「モチモチの木」ということが分かったね。S:モチモチの木だけでなく、作者も馬鹿にしているように書いているよ。T:じゃあ、モチモチの木と作者だと分かったんだね。※豆太を馬鹿にしているのでは無く、心配のあまり、愛情の裏返しの表現なのだが、この時点で子供たちにそれを理解させることは難しい。最後まで学習したときに . . . 本文を読む
2月19日 「豆太をバカにしているのはだれだろう?」
T:今日はミニ問題を解決して、本来の問題が解決できるといいね。T:問題は?S:豆太をバカにしているのはだれだろう?T:だれ?①山の神様②じさま 両親 先祖③作者④じさま⑤モチモチの木⑥村人
T:この中でちょっと他と種類の違う考えがあるね。S:作者T:作者はだれ?S:斎藤隆介T:もちろん、作者が馬鹿にしているんだけど・・・S:作者っていったら . . . 本文を読む
2月18日 「なぜ五才なのにバカにされるのだろう?」
T:昨日は、なんだか大発見をしたよね。S:うん、五才だから、真っ暗な山の中で、一人でトイレに行けなのは当たり前。S:当たり前なのに、まったく、心の底からおくびょうって思われている。S:おかしいよね。T:じゃあ、今日の課題ができそうだね。
①豆太はほんとうに臆病なのか?②臆病なのはふつうなのに、なぜ「まったく」か。③なぜ五才なのにバカにされる . . . 本文を読む
2月17日 「まめたの臆病をさがそう」
T:昨日の学習で、まめたはとても臆病ってわかったね。S:まったく豆太ほど、おくびょうなやつはいなって書いてあるけど、どのぐらい臆病なの?S:まったく!だから、とても臆病なんだよ。T:じゃあ、きょうの課題は何にする?S:「まめたのおくびょうをさがそう」
T:おくびょうってどこに書いてある?S:まったく、まめたほどおくびょうなやつはいない。T:こ . . . 本文を読む
T:読んでみましょう。S:「しん」がいっぱい。S:「しん」が32回出てくる。T:今日目当てにしたいことは?S:「しん」がどうして多いか考えよう。
めあて 「しん」がどうして多いか考えよう。
T:手がかりは。S:「しん」以外は、雪 ふり つもる だけ。T:どうするの?S:意味を調べる。雪 =水蒸気が空の上で結晶になった物。降る =雨や雪など細かい物が落ちてくる。積もる=同じ物が順々に重なる。 . . . 本文を読む
三学期、一番最初は、「詩を楽しもう」という単元雪に関する3つの詩が載っている。
一番最初は、「三好達治の雪」
雪 三好達治太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。
たったこれだけの詩だ。これで授業ができるのかなあとちょっと不安だった。
そこで、めあては「意味を考えて絵を描こう」とした。一緒に、なんだか分から . . . 本文を読む
T:昨日の続きからだね。
T:新しい問題ができたんだったね。・「本当はお腹がぺこぺこなのにどうしてたべないの?」1 がまんした2 体調が悪くて食べられなかった3 心配で食べられなかった4 水がないからのみこめなかった
T:もう一度振り返ろう。・夜寝ていて、起きて逃げた。・火事の中、お兄ちゃんとおかあちゃんとはぐれた。・独りぼっちで、橋の下でねた。・朝仁なり、家に戻った。・夜になって、防空壕の中 . . . 本文を読む
T:今日は第三段落です。
・「きっと帰ってくるよ」はおかしい。死んじゃったかも知れないのに?・離ればなれになるつもりはなかったから、家で落ち合おうなんて言ってない。・「ここがお兄ちゃんと私の部屋」はおかしい。何も無くなったはずなのに?・泣くのをこらえましたはおかしい。泣けばいいのに。それに、こらえるなんて言わない。なくのをやめましたでいい。・「おうちのとこ」って答えるのはおかしい。そんな約束はし . . . 本文を読む
T:今日は二段落です。T:ちいちゃんの言葉や行動のなかで、普通なら言わないこと、よく考えるとおかしなことを見つけてみましょう。
・たくさん人がいるのに、独りぼっちはおかしいよ。・お母さんに向かって、叫ぶっておかしいね。・「おかあちゃん。おかあちゃん。」って二回も呼ぶのはおかしい。・「おかあちゃん」が、二回言うときと、一回だけの時があるのはおかしい。
「たくさんの人がいるのに、どうして独りぼっち . . . 本文を読む
一の場面の読み取りを終えて、もう一度、グループごとに役割読みをしました。
今度は、内容が分かっているので、お父さん役が、空を見ながらつぶやいたり。お兄さん役がそのお父さんを見ていて「えっ」っといったり、それを、お母さんが頷いて聞いていたり...
なかなか、感情を込めて熱演になりました。
最後に、時間が余ったので、「かげおくりをしている家族の気持ち」について、それぞれノートにま . . . 本文を読む
T:昨日は、一の段落の最初の部分を勉強したね。気持ちを込めて音読するためには、一の段落の残りの部分も勉強しておこうね。T:どんな言葉がおかしい?・お父さんは大人なんだから、ひとつ、ふたつって数えればいいのに、「ひとうつ」「ふたあつ」って数えてる。・「すごい」でいいのに「すごうい」って言ってる。・お母さんが「記念写真」って言ってる。写真じゃないのに。・お父さんが最初に「今日の記念写真」っていうのもお . . . 本文を読む
このお話の主人公は「ちいちゃん」です。でも、1の段落ではまだ幼すぎて、ちいちゃんの気持ちは単純です。家族の状況がわからず、お兄ちゃんの言葉を後追いして、無邪気に喜んでいます。
だから、ここでは、そのほかの家族の気持ちを読み取らせたいと思います。そこで、かげおくりの始まる前だけを掲示して、「この中に、変なことがたくさんあるよ」見つけてみよう。と切り出しました。
・明日、出征というのに、先祖の墓参 . . . 本文を読む
大問題も、それぞれの段落の要点づかみも終わったので、一の段落から読み取りをしようと思ったのですが、どうせなら楽しく学習を進めたいと思いました。
子供たちは、音読が好きだし演じることも大好きです。その楽しい気持ちから、授業に入りたくて、一の段落のかげおくりの会話の部分だけの学習から読み取りに徐々に引き込んでいこうと考えました。
最初に、「 」の部分がだれの台詞か考え、色づけをしていきます。
「 . . . 本文を読む