T:4の場面です。
s:なぜ逃がしたのに、また堂々と戦おうなのか?
T:個人で予想しましょう。
①英雄なのに卑怯なやり方でつかまえたくない。
②すごい鳥を卑怯なやり方でつかまえたら失礼だから。
③つかまえるのではなく、すごいやつと戦って勝ちたい。
④残雪の弱っているところはつかまえたくない。
⑤残雪を見返してやりたい。
※多数決の結果「①英雄なのに卑怯なやり方でつかまえたくない。」
T:これが正しいかどうかを調べる文はどこでしょう?
おまえ/みたいな/えらぶつを/おれは/ひきょうな/やり方で/やっつけ/たかあ/ない/ぞ
s:臆病を調べよう。
卑怯=ずるくて心がきたない
おくびょう
ずるさのために正面から戦わない
勇気にかけほめられない
s:卑怯を調べると、とてもこのまま捕まえておくわけにはいかないね。
s:じゃあ、今までのなにがいったい卑怯だったの?
s:大造じいさんは一生懸命に知恵を絞って戦っていたよ。
s:ミニ問題「何が卑怯だったの?」
s:今まで、大造じいさんが残雪とどう戦ったのかを書き出してみよう。
①ウナギ釣り針とタニシ
②タニシばらまき作戦
③おとりのガン作戦
④ハヤブサと戦っているのを銃でねらう
⑤弱っている残雪に手を伸ばした
s:①ウナギ釣り針とタニシ は、堂々と戦ったから、〇。
s:②タニシばらまき作戦 も、堂々と戦ったから、〇。
s:③おとりのガン作戦は、どうかなあ? △ 考えはよかったけど、ハヤブサが来たから戦ってない。
s:④と⑤は×だね。 だって戦ってない。
s:このどれもダメなんじゃない?狩りをやる時点で、堂々じゃない。
s:狩りじゃなく、単純に戦うってこと?
s:そう。
s:あのね、さっきから気になっているけど、「また、堂々と戦おう。」て書いてあるよね。「また」は今までも同じことがあって、「また」だから、今までだって堂々と戦ってたんだよ。だから、ここまで、大造じいさんはちょっとも卑怯じゃないと思うんだ。
s:卑怯なのは、④ハヤブサと戦っているのを銃でねらう ⑤弱っている残雪に手を伸ばした だけだね。
s:ぼくはね、見返してやりたいのだと思う。最初の予想の⑤の意見の方があっていると思う。
s:見返すを調べてみよう。
①人に見られたからこちらも見る。
②後ろを見る。
③一度見たものをもう一度見る。
④見下されたことへの仕返しに、相手より立派になって見せつける。
s:この場合、絶対に④だよね。
s:相手=残雪。
s:見下していたのは、残雪。
s:残雪が大造じいさんを見下していた。
s:あなたは、こんなに傷ついた私を捕まえるのね!
s:あなたの、ガンを助けたのに。
s:いや、残雪はそんなこと考えないと思うよ。英雄だもん。
英雄=才能や勇気が優れていて立派な様子。
普通の人がなしとげないことをする人
ヒーロー
s:だから、助けたことは当たり前。
s:その結果けがをしても、関係ない。
s:見返すはちがうね。
T:じゃあ、ここまでの話し合いをまとめて、本当の答えをみんなで作ってみたらいいんじゃない?
「ガンの仲間から尊敬されていて、立派なので残雪が弱っている時につかまえるのではなく、堂々と戦って勝ちたい。」
s:勝ちたいんだよね。
s:大造じいさんは捕まえるとか、捕まえないとか、収入があるとかないとか、そんなの関係ない。
s:あれこれ、作戦を立てて、その作戦で残雪に勝つのがうれしい。
s:大造じいさんも、狩人の英雄だね。
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