版画って、せっかくいい下絵ができ、せっかく丁寧にほりあげても、印刷によって、ぜんぜん作品の善し悪しがちがってくる。
だからといって、教師が印刷するのはダメだと思う。印刷まで、自分で行って、自分の作品となる。
ただ、大勢の子供たちにいちいちきちんと印刷を教えるのは難しい。やってみて、始めて分かる子とも多いからだ。
そこで、掲示をつくって黒板に大きく貼る。一度、それを使って全体指導を行う。
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本校では、給食週間に合わせて、全校で野菜の絵を描く。だいたいどのクラスでも、絵手紙ににしている。
私も、担任からたのまれて絵手紙に取り組んだ。
まず、よく見て下書きをする。多分こうだろうと、よく見ないで描いている子には、「私にはこう見えるよ。」と、目の前で私も描いて見せ、ほら、ここは尖っていて、ここはカーブしていて....子供たちは漫画が大好き。丸投げすると、漫画でいつも描いている漫画チックな . . . 本文を読む
出入りの図工(4年生)の子供たち、とても素直な子供たちでした。
教えると、ぐんぐん吸収して一生懸命に取り組んでいるので、ついつい丁寧にゆっくり作業させました。が、おかげで、授業時数内に全てを完成させることができませんでした。
でも、たとえ、部分的にしか彩色できていなくても丁寧に取り組んだ作品は、十分見栄えがするものです。
反対に良くないのは、さっと雑に、適当に、丸投げで取り組むこ . . . 本文を読む
クラスみんなの集中が高まる。細かいところまで注意をはらってぬっていく。洋服も、どういう向きに塗ればいいのか考える。
「先生、服のしわってどう塗ったらしわらしくなるの?」
「○○さんのまねをして、手にかげをつけてみたんだけど。」
「先生、顔にもかげをつけてみたいんだけど。」「一度塗った絵の具が、乾ききったらかげの部分を二度塗りしてごらん。」「肌の色に、ちょっとだけ青をまぜてみるといいよ . . . 本文を読む
良い子を褒めマックっていると「先生、○○さんの色の作り方を見に行っていい?」と言い出す子がでてくる。
「ねえ、どうやったらこんなふうにいろいろな色ができるの? 見ていていい?」そう言いながら、友達が真剣に色を作るパレットをじっとじっと見る。
私に断らなくても、あっちでも、こっちでも色作りについて、塗り方について、教え合い、聞き合い、学び合う。
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教えるべき事は教えた。
後は、集中して根気強く、でも楽しみながら取り組んでいくことが大事。
だから、「絵は、すぐには上手にはならない。だからどうしても、パット見て誰が上手か下手かはある。」「でもね、丁寧に取り組むことは、うまい人でも下手な人でも、努力さえすればだれでもできる。」「そして、それを積み重ねていくと、いつか大人になる頃にはきっと上手になる。」「そのために、今、一歩一歩がんばろう! . . . 本文を読む
混色を品がら彩色していく。すると、似た色でも、濃い薄いを作れることに気付きます。そして、影を付けてみようと思い立ちます。
この子は、袖から出ている腕の部分に影があることに気付きました。「すごい。よく影に気付いたね。」と褒めてから、ほら、指と指の間にも影があるよ。とちょっと大きな声で話します。
すると、近くにいた数名がその影をのぞき込んで、まねをしようと思います。
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絵はだれもが、上手く書きたい。
しかし、どうしても上手い子と、そうではない子の差は見えてしまう。
私は、「上手い、上手くないはあるかもしれない。」「すぐに上達できる人と、上達するのに時間が掛かる人がいるからだ。」と話す。「でもね、上手くてもそうで無くても、丁寧に塗ることは誰にでもできるよ。」 と話す。
例えば、絵の具が着きすぎたとともったら、余計な絵の具をすぐにぞうきんで、トントン . . . 本文を読む