長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

2023/11/17

2023-11-17 13:49:08 | 日記
その日、息子と娘を連れた母親が4匹の子猫を1匹、家族に迎えるためにやってきた。
3匹の子猫はくんずほぐれつ、毛糸だまが転がるように愛らしかった。
残りの1匹は地味な見掛けとどこか人慣れせず遠くから仲間さえ眺めているような子だった。

母親は華やかで明るく待望の女の子だという末娘もわがままさは見てとれたけど無邪気な可愛さで満ちていた。
対して真ん中息子の次男はおとなしい。
暗いというのではないけれど諦めとともに黙って微笑んでいるような感じだ。

母と妹が子猫選びに大騒ぎしているなか見向きもされなかった地味な子猫が息子の傍らにやってきた。
息子は黙って子猫を撫でていた。
幸せそうに。

やがてその姿に母親が気づいた。
「その子が欲しいの?」
「うん、欲しい」

そんな猫いやだと喚く娘に耳を貸さず母親は息子の傍らにいる子猫をむかえることに決めた。

「息子がこんなにハッキリと言うのを聞いたのは初めてです。いつも我慢していたのでしょう。ここで息子の言葉を無視したら私は母親失格です」

あの瞬間の息子の幸せそうな顔の輝きが忘れられない。
末娘はドアの前でもまだ怒っていた。
わがまま娘ではあるがこの母親ならわがままもこの子の魅力となって幸福に生きて行かれるはずだ。

古い話ではあるが私の心の宝箱に眠る思い出だ。

2023/11/17

2023-11-17 07:30:21 | 日記
完全室内飼なのだが脱走はされる。
で、なめられてるので呼んでもこないが近くには来る。
お腹が空けば勝手に戻るのだが
やっぱり
ご近所の手前もあって脱走は困るのだ。

困るといえばブログにも困っている。
なかなか私の頭で理解できない。
これほどぶっ続けで書いているのに「書く」の画面を出すことができない。
バカなのか?たぶん、そう。

いろいろ、やりたいことはあるのにできない。
本の話なら本の写真をネットから取り出して掲載したい。
映画もしかり。

できない、いいねを押そうとしたらいいねがなかったりする。
自分のいいねって消せるの?
弄っていたら自分の記事を消すこと数度。

なんで消えるのぉと吠えている。
いや、悲しんでいる。

2023/11/17

2023-11-17 05:55:03 | 日記
今朝はアラビアのマグカップでインスタントカプチーノ。
外は雨。
左のわきには黒猫。
外はまだ暗く私はベッドの上だ。

金曜日は生ゴミの日、猫トイレのいつもより丁寧な掃除の日でもある。
それだけだ。
しかも全部、めんどくさい。
動きたくない。
怠け者だから?老化したからか?

マグカップのスニフを見ながら思い出にふける。
ムーミンのアニメが好きだった。
ミィの手は肌色だったしフローレンはノンノンだった。

スニフは臆病者でときに強欲。
なのにこの白猫のために勇敢になった。

スニフは好きではない。
好きではないけれど人間とは(スニフは人間じゃないけど)なんと多面体にできているのだろうと思う。
マグカップのミントグリーンに目が惹き付けられてキャラクターがスニフだけどしかたないかと妥協して買った。

そしてこのスニフと白猫のアニメを思い出したのだ。
何十年も埋もれていた記憶なのに。
少しずつ買いたして9個ほどになった。

でもフローレンだけは手元にない。
良い子の可愛いフローレンより臆病者のスニフの方がずっと好きらしい。