長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

2023/11/29

2023-11-29 16:16:06 | 日記
時々、店のホステスと銀座に買い物に行ったよ。
客に贈るネクタイを買う店は決まってたからね。

そのホステスと一緒にに行くこともあったんだよ。
そんなとき必ず「ちょっと待ってね」と言って子ども靴を買うんだ。
横止めの黒い革靴さ。
最初は気にもとめなかった。
でもさ、3回目位で気がついたんだよ。
私には子供がいないし、もしかしたら当て付けで靴を買ってるのかも?ってさ。
サイズが大きくなるから子供が育ってるのがわかるじゃないか。
勝ち誇ったような顔してるように見えたよ。
黙ってたけど腹のなかは私も悔しかったよ。子供が欲しいってんじゃないけど当て付けられるのは業腹さ。

ある時、理由は覚えてないんだけどそのホステスの家に行ったんだよ。
子供はこたつに入って小さな声で挨拶した。

しばらくしたら暑くなったんだろうね。
昔の炬燵は炭火だからさ。
もぞもぞしだして炬燵から出てきた。

足がね、動かないっていうか育ってないっていうか。
両手で体を移動させてるんだよ。

何気ない顔でやり過ごしたけどあの靴ははけやしない。

「ごめんなさい、本当にごめんなさい。あんたに子供がいないから私の方が幸せなんだと当て付けたかつたの。
でも子供がいないあんたの自由さも羨ましくて。
あの子の未来を考えるとどうしていいかわかんなくて辛くて」

泣かれたよ。当て付けてたのは確かだったんだけど恨めないさ。
あの頃のホステスはみんな重荷を背負ってた。
小児マヒだって言ってた。
もう靴も買わないだろうね。

今もあの子供靴は老舗の定番商品だ。





2023/11/29

2023-11-29 14:16:27 | 日記
時代の移り変わりが激しくてついていかれない。
ついていかなくてもいいと言える年齢にもなったけど。
さっき「追跡アプリ」を恋人の浮気防止、につけたことが殺人事件の発見に繋がったという動画をみた。

追跡アプリ?
考えてみれば存在するだろう。
猫の迷子防止にマイクロチップを入れようか私だって悩んだことがある。
スマホを手放せない若者もたくさん存在するし。

知人のお孫さんは父親にこの手の機能を使ってキャバクラ通いを突き止めた。
自分はキャバクラで遊んでるくせに俺のために金が出せないのかと大喧嘩になったのである。
父親と一人息子はこんな追跡機能の応酬でお互いのパソコン力を磨いているのだろう。

そう考えて人様の家庭には立ち入るわけにもいくまい。
もし、私が若い娘だったら?
恋人に追跡アプリをスマホに入れてくれと頼まれたら?
いいと言えば良いような、嫌なような?

ただ勝手にそっと入れておかれたら嫌だ。
恋の終わりにはスマホも全て刷新しなくてはならない時代になったようである。
手間がかかることだ。


2023/11/29

2023-11-29 07:35:49 | 日記
今朝は宇治抹茶カフェラテ。
トートバッグのなかに無造作に放り込んたわスティックがどんな味であるか楽しみ。
でもね、基本的に全部甘い。
酷評すると甘いだけ。
それでも毎朝のくじ引き朝カフェは楽しい。

今日は一つの野心を抱えている。
ウーバーイーツで中華を取り寄せてみたい。
結構、遠くから来るようだ。
伸びてしまわないのか?
解らないことだらけの現在の仕組みにおろおろしながら「負けるもんか」と私は唱える。

負けちゃうかもしれないなぁ。
電話はできるけどスマホ入力する自信はないもの。