長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

2023/11/24

2023-11-24 16:41:55 | 日記
まだ戦後10年だよ。
どこでどう知って決心したんだか夫に死なれて男の子二人いる東北のあか抜けない女がさ、畑を売り払って銀座のホステスになりたいって上京してきたんだよ。

美人かって?いや美人とは程遠いヤボったいおばさんだったね。
銀座のどの店に面接に行ってもことわられるんだよ。
なのにママが雇い入れちゃった。
「なんかね、可哀想になっちゃってね。やる気はあるしさ」

うちの店は一流じゃあないけど二流でもないんだよ。
ホステスはみんな怒っちゃってね。
私はしなかったけどみんな、バカにして苛めたさ。
お客も一緒になってばかにしたよ。

あの頃、ヒッチコックの映画が人気だったけどそんな会話にもついてこられなくってね。

ただ、ものすごく素直でなんでも感心してくれて吸収しようと純粋だった。
あの純心さがいつの間にか仕事で気を張ってるお客たちの心を掴んだんだよね。

仕草の美しさで名を馳せている元宝ジェンヌのママがいてさ、彼女真似をしだしたんだよ。
さすがに私も笑ったね。
不似合いでみっともなかった。
けどさ、10年も真似してるうちに身に付けたんだよ。

バカはさ、強いよ。
無謀な努力をまっすぐにするんだ。
逞しいよ。
私はなまじ利口だからさ、結果を予測して逃げる。
プライドがあるからね。

美人はさ、男に店を持たせてもらったりするけど所詮は男の店さ。
彼女は銀座でオーナーママになったしね。


2023/11/24

2023-11-24 13:17:54 | 日記
「ユニバース25」という言葉をさっき初めて知った。
ミスユニバースになるのは25歳までの年齢制限かと思ったが違う。

ネズミに暮らしやすい環境、楽園を与えてその暮らしを観察する実験らしい。
25というのはその実験回数である。
都市伝説なのか真実なのかネットで少しばかり調べても私にはわからなかった。

実験結果には笑えなかった。
ネズミと息子がリンクする。
人間の子どもとネズミをいっしょくたにはしたくないが困ったことである。

仕方がない、台所に行っていつもよりバターをたっぷり使ってホワイトシチューを作ろう。
ネズミには作れまい。

2023/11/24

2023-11-24 09:56:12 | 日記
食うに困らないために算盤を習う。
私が子どもの頃はまだそういう人は多かった。
それでいて算盤教室に通うのは貧乏な家の子どもであるというイメージがあった。
お金持ちも貧乏人も公立に行った。
ちびまる子ちゃんの世界観だ。

大抵の家庭には古びてはいても算盤があった。
ただし古い算盤は五つ玉であった。
学校の授業でも算盤があったが四つ玉を買い直した。

世の中はやがて算盤なんて使わなくなると言う人もいたが大抵の年寄りはそんなこた世迷い事さ、せっせと練習しなと叱った。

今、事務仕事を算盤でこなす人はいない。
運転手つきの高級車のシートに深々とこしかけながら受話器片手に電話をしてるドラマを見ながら「お金持ちって車の中で電話ができるんだ」と感嘆することももはやない。

算盤の行方もスマホの登場も私には予測がつかなかった。
いったいこれから先はどうなるのだろう?
見届ける長い年月も持ち合わせてるわけではないけどね。

それでもとんでもない瞬間に人は優しい。
残酷かもしれないけれど愛にも満ちている。

なんだか何もかも不思議に感じてしまう私の今日。



2023/11/24

2023-11-24 05:53:16 | 日記
今朝はカフェオレ。
洗濯機を回す。
さて、どちらの洗剤を使おうかとしばし悩んだ。
粉末のニュービーズと抗菌力の強い液体アタックだ。

雑菌が雑菌がと騒ぐ息子のために買ってある。
だけどどんどん抗菌作用の強くなるこうした洗剤が肌にたいしてどうなんだろう?

スマホでお天気検索。
お日様のあるよい1日みたいだ。
ニュービーズに決定する。
日光消毒で息子には我慢してもらおう。
お日様の香りがほのかにする、それは洗濯物の醍醐味だ。