旅の裏の手&ポエポエの日々

幸せになった元野犬「紋二郎」日記と本業旅情報

ちょっと涼しくなる話

2008-08-13 21:06:04 | ポエポエ日記

毎日暑い日が続いております。そこで、ほんの少し涼しくなるお話し。


数年前本州の某有名温泉地に添乗に行って来ました。その温泉地の近くには、大きなお寺があって戦国時代家来に裏切られ自決したお殿様のお墓がありました。


1日目の宴会も終わり、添乗業務も終了。ほっと一息して翌日も早いので早々に就寝。そして深夜・・突然ガシャンガシャンと金属のふれあう大音響にびっくりして起きあがりました。私の部屋は1階で、窓の下は狭い道が通っていました。そこからガシャンガシャンと大きな音!「あ~も迷惑な!こんな時間に工事?」寝起きでフラフラしながら窓を開けて外を見ると誰も・何もない・・?でも、ガシャンガシャンは聞こえる・・よ~く聞くとその音は、お侍さんが着ていた鎧の音のような~。。。そうでないような~


その時、遠くから「キャー、ワー」と男女乱れた叫び声が!そして下の道を叫びながら走ってくるのは私が添乗しているお客様達・・慌ててフロントへ行くと、我先に玄関から駆け込んでくるお客様達が!


「どされました?」と慌てて聞くと「出た!出た!」とみんなで連呼。宴会後、近くのスナックに飲みに行った帰り近道にとお墓を通って来る途中、ぽっとお墓の間から光が灯りユラユラと光が揺れこっちに来そうだったのでパニックになって大騒ぎとなったようでした。


旅館の方と、なんとかお客様を落ち着かせお部屋に戻っていただき、自分の部屋に戻るとあのガシャンガシャンの音はやんでいました。。。旅館の方に聞きましたが、そんな音していなかったとの答え。。。疲れていたし、夜も遅いので結局私もそのまま就寝。翌日何事もなかったかのように旅行を終え、無事解散となりました。


しかし!このお客様方、1班2班と別れてのご旅行で・・1週間後に同じ行程・旅館にて再度添乗・・「またガシャンガシャンは、たまらないな~」と思い、2回目の添乗の時、近所の神社の湧き水で清めた塩・スーパーで売っているワンカップのお酒を持参。


2回目の添乗のその夜、窓から塩・お酒をふって「すみません。仕事で来ているので夜眠れないと翌日辛いんです。ガシャンガシャンをやめていただくと大変ありがたいのですが・・・」とお願いしました。その夜は、朝までぐっすり♪理解のある方々で、ほんとうによかった。


後日談、私の兄は当時長距離トラックの運転をしていました。ある日、「○○温泉ってえらく怖い場所があるっちゃんね~」と・・・最初は道を間違って行って○○温泉に入ったところ、なんでかわからないけど背中がゾクゾクして恐ろしく2度と来たくない!と思ったそうな・・・しかし、その後何度も意識してその場所に近づかないよう走っていても、工事の為の迂回・迂回等で結局○○温泉に着いてしまうとのこと・・・最後には、自腹を切って高速で一気に走り抜けるようにしたそうな。○○温泉は、もちろん私が添乗で泊まったその場所。


兄を呼んでいたのかな~?悪意はなさそうだったので、いつか騙して連れて行くか?!なにせトラックの運ちゃんのくせに、めちゃくちゃ恐がり。引っ越しで物件を探している時、「井戸のある家は、絶対ダメ!」「なんで?」「貞子が出るから・・」と(-_-)

コメント
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