
横浜市の小中学校、親がわが子の成績「通知表」を評価
以下、10月30日8時から6chTBSの「とくだね」で放映されたニュースの概要である。
学期末に渡される学校の通知表が、ある学校では終業式の前に、まず通知表のコピーが配布されるという、前代未聞の事態となっていた。神奈川・横浜市で、学期末に渡される通知表の中身を、事前に保護者に確認していたことが明らかになった。
横浜市内の小中学校で驚きの事実が、今起きている。ある中学校で、終業式の前に生徒に配られたのは、保護者に確認を求めるための通知表のコピーだった。
横浜市の教育委員会は2012年7月、市内にある506の小中学校に、通知表の内容の保護者への事前確認をするよう指示を出した。保護者に確認を行ったのは、成績や出席日数、観点別評価などの記載事項だという。保護者へ確認してもらう内容とは、成績のほかに、出席日数や観点別評価なども含むという。
通知表を事前に見せ、了解を得るということについて、街では「おかしいですよ、何か。なんで親に確認? 先生が決めるんで、成績の基準は」、「『うちの子の方がテストの成績がよかったのに、うちの子は4なのに、なんでおたくの子は5なんだ』とか。たぶん、そういうのが、お母さんたちの会話で出てきて、苦情が出てくるんだと思う」と語った。
いったいなぜ、通知表を見せ事前に保護者に確認しなければならなかったのか。
横浜市教育委員会の今辻指導企画課長は「学校では、組織的にしっかりとやったうえで、念のために、もう一度、保護者・児童生徒に確認をということで、今回この事前確認をお願いするに至った」と語った。
この通知表の事前確認には、背景があった。今辻指導企画課長は「2011年10月ごろに、非常に誤記載が多かったこともあって」と語った。横浜市では、出席日数などの通知表の入力ミスが、相次いで発覚した。そのため、実際に通知表を渡す前に、保護者にチェックしてもらうものだと主張している。
この事前通知について、通知表に間違った記載を行ったことがある中学校の校長は、「いろいろな経緯があって、こうなっているけど、正確性を期すという点では、いいと言わないまでも、やむを得ない」と語った。しかし、間違った記載を防ぐ方法として、そもそも、保護者への確認は必要ない。教育の現場が生徒の出家席を性格に把握すればすむことである。父兄に子供が通学したかどうか確認するとは、職務怠慢、責任逃れの何ものでもない。
わが子の学校における成績や観点別評価などについて親が評価できるはずがない。ミスを直すというのであれば、それを正す方法はいくつかあるわけだから、保護者のチェックをいただくというのは、最悪の自分たち教師の本来の立場っていうのを、事実上放棄したことになる。
以上6ch「とくだね」から
横浜市には公立学校児童の給食用白衣の保護者負担の学校もある
浜市の公立学校児童の給食用白衣は、「浜市立学校 学校配当予算要領」に消耗品費として公費で執行することが明記されている。
ところが、横浜市栄区では今年の小学一年生の4校が白衣を保護者負担(希望も含めて)とするという学校を含め、4校が保護者負担としている。学校によっては口座引き落としで強制敵に購入させている。家庭の経済格差が子供の教育格差となっている現在、保護者負担は軽減されるべきである。
横浜市の中学における、”いじめ”の認知件数は1000人当たりで10.5人である。他都市と比べて多い方であるといわれている。教員委員会は「教育のプロ中のプロ」との思い込みが強く、「井の中の蛙」で外部の見方がわからないようだ。 滋賀県大津市の皇子山中学校のいじめ事件で教育現場の荒廃のひどさが明らかになっているが、大津市の事件も横浜市の教育委員会に共通しているのはの責任逃れである。教職関係者の堕落を是正することが急務のようである。
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