中国では金品を提供しなければ商売が出来ない。
(その1)1000万人分の雇用を生む日系企業
中国に進出している日系企業は2010年末で22307社である(中国貿易外経統計年鑑2011、登録ベース)。これは国別では世界第1である。
日系企業が生んでいる雇用は、直接・間接あわせて約1000万人以上といわれている。
(その2)中国社会に貢献する日系企業(CSR活動)
国際交流基金「中国における日系企業の社会貢献活動に関する調査報告」(2010年9月)によると中国社会に貢献する日系企業は下記の通りである。
●活動
企業・法人による四川大地震への義捐金
被災学校への教育支援
砂漠化防止等のための植林・緑化活動
環境保護活動支援
希望小学校等の建設、資金、物資支援
●社会貢献活動分野
災害支援: 62.8%、 135社
地域社会活動: 50.2%、 108社
環境: 47.0%、 101社
教育・スポーツ: 40.9%、 88社
国際交流: 20.9%、 45社
人道支援: 16.7%、 30社
学術・研究: 14.0%、 30社
医療・社会福祉: 12.6%、 27社
芸術・文化: 8.8%、 19社
文化遺産保存: 0.9%、 2社
その他: 2.8%、 6社
●社会貢献活動の形態(複数回答)
資金支援: 75.3%、 162社
物品寄贈やサービスの提供: 44.7%、 96社
社員ボランティア: 40.5%、 87社
自主企画: 35.3%、 76社
社外活動への会社施設の提供等:12.1%、 26社
その他: 6.0%、 13社
●社会貢献活動の例
(その1)大学生への奨学金支援 A社の例
1995年に基金を設立、
15年間で約5500名の大学生に対し、約550万元の奨学金を支給。
(その2)環境保護分野
数多くの企業が中国各地で植林事業を展開、砂漠化の抑制に貢献。
B社の例:
2001年から2011年で約4.5億円(約3000万元)の資金を提供し、
3000ヘクタールの植林を実施した。
本年以降も毎年450万元、150ヘクタールの植林活動を実施する。
(その3)四川大地震に対する支援
中国日本商会、北京日本人会から民生部に対する315万元の義捐金を含め、
数多くの日系企業から義捐金、物資の支援を実施。
耐震校舎建設のための寄付や被災者の心のケアのため
映画1000本を無料提放映。
B社は地震発生直後に1000万元、車両10台を緊急に寄付。
(参照) 売国の丹羽宇一郎、尖閣を論うな! 我々の税金が中国の軍拡に寄与している実態を問え(上) 2012-12-21 00:23:06
(参照) 売国の丹羽宇一郎、尖閣を論うな! 我々の税金が中国の軍拡に寄与している実態を問え(下) 2012-12-21 00:35:13