これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

12月16日は衆院選、松下政経塾出は「志士型リーダー」と無縁の屑ばかり 幸之助の期待に応えたか!

2012-12-15 | 安全保障

雨後の筍、政治塾乱立     
 野田は松下政経塾出身者で初めての首相となった。12月16日に国民によって“成績”がつけられる。合格なのか、落第なのか。通信簿はきわめて悪いような感じがする。塾生で及第点をつけられるのはどれほどいるのか。 「政治家になるための塾」が大流行している。 
 小沢一郎が塾長の「小沢一郎政治塾」、大前研一の「一新塾」、鳩山兄弟の「鳩山友愛塾」があるが、どれもパットしない。橋下徹による「維新政治塾」、河村たかしの「河村たかし政治塾」、大村秀章・愛知県知事の「東海大志塾」などが雨後のたけのこように続々と設立された。 “元祖”と呼べるのは松下電器(現パナソニック)創業者の松下幸之助が1979年に設立した「松下政経塾」である。 

「松下政経塾」は、 優位な青年を待っている 
  以下、
「松下政経塾」のホームページによる。   
 パナソニックの創業者である、塾主 松下幸之助は、自らの経験と直感から、数十年前に、「日本はますます混迷の度を深めていく」と今日の日本の危機的状況を予見していました。この難局を打開するためには「新しい国家経営を推進していく指導者育成が、何としても必要である」との思いから、私財70億を投じ、1979年、財団法人松下政経塾を設立しました。 
 
塾生は全寮制で、寝食を共にしながら4年間の研修を行います。しかしながら、常勤の講師はいません。理想の国家経営はどうあるべきか、各自仮説を立て、現場での体験を重ね、仲間たちと研鑽を積みながら自得していく、「自修自得」「現地現場」「切磋琢磨」などを研修の基本方針としています。そして、卒塾後は、理想の実現に向け、自らの道を切り開いていきます。  
 
グローバリゼーションの波が急速に押し寄せ、今まで通用していた日本型システムは既に崩壊しつつあります。今こそ、未来に希望のもてる「新しい国家ビジョン」が必要であり、松下政経塾の果たすべき使命はいよいよ大きくなっています。 

 「よりよい日本と世界を実現したい」という純粋な願いと自分を常に客観視できる冷静沈着な判断力。理想の実現に向けて努力する力強い行動力と忍耐力。塾生にはこうした高い資質が求められます。松下政経塾は困難な時代にこそ、身を挺して新しい未来を創造していく力を持った有為の青年を待っています。 

 34期生の募集要項をみると、
応募資格は、22歳~35歳(2013年4月1日入塾時点)で、求める人材は「松下幸之助の求めた建塾の趣意を深く理解し、自らの手で理想の日本と世界を創り出す強い信念と高い志を有する人材、求める資質は指導者としての優れた感性と強い精神力を持ち、真摯に学ぼうとする謙虚な姿勢となっている。 

研修の内容 
 
研修は、研修か、単なる体験お遊びかといった感じ。2012年どの研修活動は下記のとおりである。
  1年目  
  
   4月 入塾  
   
 6月 自衛隊研修、富士駐屯地で3日間の研修 
    
7月 大連松下汽車電子系統有限公司 
          
大連ベストシティ見学、工員として製造現場の体験  
    
8月 英国大使館との交流、越前研修会  
    9
月 九州大学ITPセンターとの交流、農業実習(稲刈り)、自然農法 
   
10月 100キロ行軍、生活保護制度の実態調査   
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 
 自衛隊の研修と称して「富士駐屯地で3日間の研修」を経て安全保障、防衛を理解し“安全保障”の”政策通”となる。7月に中国・大連の系列工場を見学に行って、製造の実習を体験した。肝心のことを学んだのか。小平は松下幸之助に懇願して中国に工場を建てさせたが、尖閣諸島国有化決定後、パナソニックの工場が反日デモの標的になった。なぜ標的になったか理解したのか、中国に投資した資産は、将来、日中対立が激化し採算が取れなくなっても撤退できない、否、没収されることもありうることを学んだのか。”お気楽”な製造実習では日本国内のパナソニックの工場で安い時給で働いているパートが辛酸をなめている実態に思いは至らないであろう、楽しい大連旅行は物見遊山という。
 いわんや10月の「生活保護制度の実態調査」などチャンチャラ可笑しい。笑顔で歩く100キロ行軍は、生活の苦労が無い者が楽しむ気分転換、レクリエーションにすぎない。どの研修も、「研修」「体験」「見学」「交流」の範疇のものばかり、責任を持って臨むことはないから、「人間を学ぶ」ことは無い。一知半解、小生意気、中途半端な人間が出来上がる。 

 以下、2年目、3~4年目の研修を見る。 
 2年目  
 
  4月 合同合宿 講義と討議 
 
  5月 共同研究
         
政府系機関訪問、民間企業訪問、有識者訪問  
 
  6月 海上自衛隊幹部候補生学校、沖縄研修   
 
  7月 共同研究  
 
         ベトナム  ODAの一端を現地で研修  
 
         カンボジャ 道路整備、地雷処理 (見学)
 
  8月  合同合宿  
  10月   ミャンマー共和国での活動 (外交安全保障研究会)   

 
 3~4年目  
   4月 「湘南都市構想2020」キックオフミーティング  
 
  5月 田植え、 「知ってほしい福島の現状」 
 
  6月 実践者として「シチズンシップ教育」フォーラム、(講演活動) 
 
  7月 福岡県京都(みやこ)郡みやこ町における活動 
         
過疎対策と地域経済の活性化研究  
 
  8月 環境イベント「Ocean People」に参加 
 
  9月 卒塾フォーラム「未来会議~これからの政治と教育を考えよう~」 
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  「講義」「討議」「訪問」「見学」「参加」「調査」「対策研究」などを通して、浅く広く見聞を広めることが出来るが、総花的、優等生的カリキュラムであるから専門的な識能は身につかない。政府系機関、民間企業や有識者の訪問、自衛隊研修に沖縄研修、過疎地対策の研究などどれをとっても、塾を卒業後、研修した機関、企業や町村で責任ある立場となって働くわけではないから、「研修」「討議」などは自ずと甘くなる。どこで研修しても受け入れ先では”お客様”や“他所者”にすぎないから当事者意識が育たない。せめて、パナソニックの工場でパートと同じ安い時給で働きつつ研鑽を積めばもう少し、ましな塾生が育つかもしれない。研修内容を見れば、テレビタックルに出る練習をしているような研修である。
    
政経塾出身の国会(衆議院)議員 31名 
  
   (氏名)          (期) (当選回数) 
     逢沢一郎        1    8 
     野田 佳彦        1    5 
     打越 明司        2    1 
     松原 仁           2    4 
     笹木 竜三        3    4  
     樽床 伸二        3    5  
     原口 一博        4    5  
     三谷 光男        4    2  
     高市 早苗        5    5  
     武正 公一        5    4  
     河井 克行        6    4  
     吉田 治          6    4  
     神風 英男        7    3   
     谷田川 元        7    1  
     山井 和則        7    4  
     勝又 恒一郎     8    1  
     玄葉 光一郎     8    6  
     前原 誠司        8    6  
     秋葉 賢也        9    3  
     市村 浩一郎     9    3  
     井戸 正枝        9    1  
     本多 平直        9    2  
     松野 博一        9    4 
     小野寺 五典    11     4   
     稲富 修二        17    1  
     城井 崇          19    2  
     森岡 洋一郎   20     1  
     松本 大輔     22     3  
     橘 秀徳          23     1  
     三日月 大造     23      3  
     神山 洋介        24    1  
              (2012年9月4日現在) 

“政治”を学ばず、“人間”も学ばなかった  
 
政経塾出身者は政治家としての実績に欠ける。新党ブーム以降も、国政で議席を守り続けてきた者は少なくない。「それだけ」のことで、中身がないからである。
 
 例えば、鳩山由紀夫は自らがスポンサーとなって民主党を結成した。菅直人は新党さきがけの時代、村山政権の厚生大臣として「薬害エイズ」問題追及で脚光を浴びた。小沢一郎に至っては、新党ブームの際に自民党を離党して以降、民主党で政権交代を果たすまで野党勢力の中心的存在であり続けた。
 
 しかし政経塾出身者には、そのようなセールスポイントが何もない。“政策通”というのは幻想だった。政経塾とは、政治や政策を学ぶ場所ではない。4年(設立当初は5年)の在塾期間の間でも、カリキュラムが用意されるのは最初の1年半ほどだけで、以降は基本的には何をしようが自由なのだ。
 3年間、全寮制で月額20万円の手当の他に「活動資金」が支給される。“自修自得”とは聞こえがいいが、酒を飲み談笑し、花見遊山の生活が保障されている。これでは人間的な苦労をすることおなく責任感も身につかない。社会が抱える大きな問題やひずみなどが分かるはずがない。 

 
松下幸之助は入塾した世間を知らない大学や大学院卒の者に、人間的中身を充実させるため華道や茶道など政策とは無縁の授業を設けさせたという。彼は政策の勉強よりも、「人間力」を高めることに重点においたが、参集した“放蕩息子”は自己を高める努力をしたとは見受けない。民主党政権誕生直後、群馬県吾妻郡長野原町川原湯地先に建設が進められている八ッ場ダムは、2015年(平成27年)度の完成予定であった。建設現場を視察し地元民にダム建中止を申し渡す前原誠司の言動は“政治”を学ばず“人間”も学ばなかったことを如実に示していた。 
 
「人間を知れ」というのが松下幸之助の願いであったが、卒塾生には政治家を目指す者としての基本的な素養が身についていないものが目につく。 

中国の“スパイ”も輩出した 
 
「彼がスパイ…」驚き戸惑う松下政経塾同期ら、「まさか彼がスパイ活動に関係していたとは」。警視庁公安部が在日中国大使館の1等書記官(45)に出頭要請していたことを受け、外交官として着任する前に付き合いがあった国会議員や松下政経塾関係者から驚きの声が上がった。書記官が1999年、海外インターンとして約半年間過ごした松下政経塾の同期だった森岡洋一郎衆院議員(民主)は29日、取材に応じ、「自分から積極的に動くような人ではなく、おとなしい印象しかない」と振り返り、「塾時代もその後も、何かの働きかけを受けたことはない」と話した。

 
書記官は同塾で自己紹介の際、「日本の政治を勉強しに来た」と話していた。日本語は上手だったが、茶道研修の時は長時間の正座ができず困っていた様子だったという。インターン期間が終わった後は連絡を取っていなかったが、森岡氏が衆院議員になった後の2010年秋頃、書記官として森岡氏の事務所を訪れ、大使館での交歓会の招待状を置いていった。森岡氏は不在で、交歓会にも出席しなかったという。その後、都内の地下鉄の駅で偶然再会し、「久しぶり」と言葉を交わしたのが最後だという。
 森岡氏は「本当にスパイ活動をしていたのか、本人に聞いてみたい。公安当局には徹底的な捜査を望みたい」と話した。 
             
(2012年5月29日15時54分 読売新聞) 

ビジョンも覚悟もない、国民は“実像”に幻滅 
 
塾出身の政治家は野田の世代が最も上で、30~40代の現職議員の数が多い。言いだしっぺ番長の前原誠司は外相当時、尖閣諸島事件では脱兎のごとく逃げ出した。前原正治は、「自分の求めるリーダー像」との問いに「求めるリーダー像というと、答えるのは難しいが、好きな人物を問われれば、それは坂本龍馬」といった。が、言いだしっぺ番長で何事も竜頭蛇尾だ。坂本竜馬とはおこがましい。

 玄葉光一郎は素人外交で四苦八苦しているが、福島原発が爆発した直後、自らの選挙区にガソリンを積んだタンクローリーを手配に奔走しなかったか、さすが「生活第一」の党員らしい動きである。樽床伸二は何をやっているのやら、軽佻浮薄の原口一博は小沢チルドレンの1年生議員から信頼できない軽い男と軽蔑されている。各人、“華々し”ご活躍、その実績も“ご立派”だ。

 
これらの人物が「自らの手で理想の日本と世界を創り出す強い信念と高い志を有する」政治家か。指導者としての優れた感性と強い精神力を持ち主か。テレビ映りや街頭で演説をしている姿は良くても塾出身の政治家で「人たらし」と呼べるような人物が見当たらない。「政治改革を目指す集団」としての矜持も人間的な魅力、覚悟も感じられない。首相としての指導力のなさが指摘される野田をみればいい。 

 
上辺は“政策集団”のようだが、実態は「選挙」や「政権奪取」が至上命題の烏合の衆ばかりだ。 国会議員となって政党内での出世を目指し、コネ作りに励む。政治家としてのビジョンもなければ、覚悟もない。それがこの3年間で、国民に見抜かれてしまった。今、国民の間には深い幻滅があるだけだ。
      (塾是)
    真に国家と国民を愛し 新しい人間観に基づく 
    政治・経営の理念を探求し 人類の繁栄と幸福を 
    世界の平和に貢献しよう 
 松下政経塾出身の政治家は、幸之助の期待に応えたか。“志士型リーダー”は見当たらない
なぜか?松下政経塾は、松下幸之と親しかった稲盛和夫(政経塾相談役)とつながっている。稲盛は米国ワシントンDCのCSIS(戦略国際問題研究所)とつながっている。 このため前原を筆頭に政経塾出の政治家は米国の代弁者、走狗となってTPP参加を唱えている。松下政経塾はみんな屑、政界には無闇にいっぱいいるが、大物はいない、どれもみんな屑ばかり。例外はない。
 12月16日、国民から“通信簿”が渡される。恥ずかしくて“親”(松下幸之助)に見せたくない者がだいぶでるだろう。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« TPP議論深まらず=衆院選... | トップ | 売国の丹羽宇一郎、尖閣を論... »
最新の画像もっと見る

安全保障」カテゴリの最新記事