これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

離米論議は活発だが、対米政策の欠落で恥をさらす鳩山内閣

2009-11-01 | 安全保障

離米論議は活発だが、
   
対米政策の欠落で恥をさらす鳩山内閣
 
 インド洋の給油活動を停止してもアフガニスタンの復興支援を活発化させた「国際貢献」を展開するが、積極的な国際貢献は従来の自公政権も実行していた。「国際」とは、アメリカもしくは先進7カ国など欧米中心の体制だった。
 これに対し鳩山政権の「国際」は「国連」である。国連はBRICsはじめとする後進国が多数を占め、非米的性格が強い世界である。自公政権と異なり「東アジア共同体」を唱えていることと合わせて見れば、軸足をアメリカから徐々に非米世界に移そうとしているのが分かる。
 これは、小沢一郎は従来から言ってきた国連主導の平和維持活動にのみ参加すべきで、その活動地域をアジアに限定すべきだとの考え方と一致する。多極化する世界の中で、各地域の大国が自分の地域の安定の維持に努力するという思考である。東アジア共同体やアジア共通通貨の創設も、ドル崩壊に備えた準備のようにも見える。アメリカ離れの論議は活発であるが、対米関係をいかに構築するかとの戦略が無いので対米関係の論議が迷走する。マニフェストと現実の要求に翻弄されて迷走しているだけでは、アメリカの対日不信を増幅させるとともに、東アジアの安保体制を不安定にさせる。

PKO の役割果たす  
 岡田外相は、10月26日、在京のアフリカ各国大使らとの意見交換会で、国連平和維持活動について、PKO協力法改正を含め貢献を拡大する意欲を示した。
          
 米一辺倒の貢献から脱し、国連中心の貢献に転換する意欲の表明だろう。鳩山政権は、東アジア共同体やアジア共通通貨の創設も掲げている。アメリカ離れの論議は活発であるが、対米関係をいかに構築するかとの戦略がないので対米関係の論議が迷走する。マニフェストと現実の要求に翻弄されて迷走しているだけでは、アメリカの対日不信を増幅させるとともに、東アジアの安保体制を不安定にさせる。

普天間移設 埋まらぬ溝  
 防衛相は、沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間基地を名護市周辺の辺野古キャンプ・シュワプ沿岸部に移設する現行計画を容認するといっている。岡田外相は「論理的にチョット苦しい」「嘉手納を模索している」、首相は「必ずしも納得していない」と防衛相の考えを否定している。首相、関係大臣が連携無く勝手バラバラに発言している。 
         
 沖縄ビジョン、衆議院選のマニフェストで「県外移設」を訴えたたこと、現実の板ばさみになっているが、現実を素直に受け入れる決断力がないので「県外移設は困難、シュワプ沖移設容認」との結論を引き出すための時間稼ぎのために”迷走”しているのかもしれない。

沖縄県知事が政府の対応批判 
            
 米軍基地移設問題を抱える地元の知事の批判を受けるようでは、外交・安保を担う政権の体をなしていない。来年1月の選挙の結果を待って安全保障について結論を出すというのは無責任だ。

 名護市も受け入れ撤回と言い出した 泥沼の様相! 
       

  名護市の市長選後で国外移転を訴える者が当選すれば、シュワプ沖移設は一段と難しくなる。鳩山政権は、決断できないだろう。

法的根拠がないソマリア沖の 
  
海賊対処への転用「難しい」、当たり前だ!
   
 インド洋の給油は「評価が低い」という持論の持ち主である北沢大臣が、直面する課題に対応しきれず右往左往している様が良く分かる。この大臣は、私が知る限りでは、防衛担当の大臣としては歴代最低の人物である。自己の考えが全く無いので事務方に「給油以外の貢献策はないか」と尋ね提案されたものに飛びついたように感じられる。
             
 艦船はインド洋からソマリア沖に移動できるが、活動の根拠となる法律が必要であることが考え付かないのだろうか。行き当たりばったりで右往左往する無様な姿は、現内閣全体にも当てはまる。

今の時期にこれを言ったら
   
オバマ大統領は来るのか?
      「日米同盟あり方再検討」 
 鳩山首相は、10月29日の衆議院の代表質問で「日米同盟のあり方全般について包括的検討を行う」と答えた。
         
 オバマ大統領の来日が目前に迫ったこの時期に駐留経費、地位協定などを「包括的に見直す」と言及したらオバマ大統領側にとっては訪日のメリットがないに等しい。アメリカ側の来日見直し(中止)とならなければいいと危惧している。

外相の訪米困難に これも当たり前! 
 対米姿勢が定まらない日本の外相を待ち受ける国は、あるまい。
        
  この期に及んでアメリカに行ってクリントン国務長官と会い、その後、後移設問題を考えるということを本気で考えているとすれば、政治家として失格、この程度のレベルで外務大臣とは、お粗末も極まったりである。

日本より積極的な韓国のアフガン政策 
  韓国の外交通商省は、10月30日、警護目的に200~300人をアフガンへ再派兵すると発表した。
          
  これに先立って、10月26日、外交通商部長官は「アフガニスタン再建のために、最低限130人程度の民間専門要員を派遣して、運営するつもりだ」と明らかにしていた。長官は10月26日、国会外交通商統一委員会全体会議に参加して「現在運用している医療活動と職業訓練、警察訓練を大幅に拡大する方針だ」、また「戦闘兵派兵は全く考慮していないが、地域再建チーム、PRT民間要員を保護できる警察や兵力を派遣する問題など、多様な方案を検討している。」と説明していた。 
  アフガンへの警備のため派兵を決定した。オバマ大統領の訪韓に備えてアピールする準備に余念がない。韓国と対照的に具体策を何一つ提示できない日本は、アメリカと「対等な関係」を築くことは出来ない。オバマ大統領が来日が目前に迫ったにもかかわらず首相、関係大臣の発言がぶれたり、言うことが異なっていれば日本抜きで物事が進展する契機になりうる。

陳情窓口、幹事長室に  
   
相変わらずうまくやっている  

  民主党は、陳情は幹事長室に決めた。
       
 ”面倒”な政治は、鳩山首相以下の内閣に任せ、“陳情”は幹事長室が窓口となれな、小沢一郎にとって好都合だろう。選挙活動も陳情の対応も一手にやれるので効率も良い。“幹事長”の文言の一言で“実利”を一手に握ることが出来る。”所得訂正”記事を隣に掲載する読売新聞の言わんとすることは何か。”金に汚い”ずる賢い小沢一郎は、うまいことをやっているという皮肉か。


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