これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

普天間移設は辺野古現行案へ、鳩山内閣は政権発足後の8ヶ月間、何をやってきたのだ!

2010-05-19 | 沖縄・尖閣諸島

鳩山首相の“腹案”は現行案だったのか?
  普天間移設:鳩山首相「厳しい状況は分かっている」 
 鳩山由紀夫首相は17日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「最初から厳しい状況は分かっているが、日米安保、日本の平和と安全のためにやらなきゃいけないことはやる決意は変わらない。(決着期限の)5月末に向けて最大限頑張る」と改めて強調した。社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が政府方針の閣議了解に応じない考えを示したことへの対応を記者団から問われ、答えた。 
  政府は同県名護市辺野古周辺への普天間移設に全国への訓練移転などを組み合わせた政府方針を5月末までに決定することで「決着」としたい考えで、首相は「国民の皆さんと一緒に行動してまいりたい」と国民に協力を求める姿勢も示した。
  (毎日新聞2010年5月17日 11時14分)

 結局、辺野古「埋め立て」へ…普天間移設 
 米軍普天間飛行場移設問題で、政府は、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設する代替施設の工法を「埋め立て方式」に戻す方向で最終調整に入り、米政府側に伝えた。 複数の政府筋が18日、明らかにした。 有力案だった「杭(くい)打ち桟橋」方式は、米政府側が安全・技術面で強い難色を示しているため、断念する方向だ。移設問題は、鳩山政権発足以来8か月間の迷走の末、最終的に、移設場所も工法も、現行計画にほぼ近い案に戻る見通しが強まった。
   (5月19日3時2分配信 読売新聞)
       読売新聞:「杭打ち桟橋」断念
       
  鳩山政権の8カ月は何だったのか?自民党のやったことは生理的に反感を覚え、対案を準備せず理由もなくただ反対してきただけだったのか。無責任極まれり。呆れてものが言えない。
(参考)軍事のド素人の閣僚と無能な鳩山首相、普天間問題で迎合体質の衆愚政治が破綻 2009年12月06日


抑止力を理解していなかった?それは嘘だ!
  “理解した”から「憲法改正試案」を起草した 
 「憲法改正試案の中間報告『国際協調主義』『安全保障』の条項について 鳩山由紀夫」を読めば、外交、安全保障、軍事、抑止力などについて 鳩山首相が“学んだ”から起草できたことが分かる。以下、「憲法改正試案」の文言を抜粋する。 
 「私は今、これからの国家としての日本のあり方について考察し、新たな憲法として集大成する作業を続けている。本年中に、その全容を明らかにするつもりだが、今回は、私の憲法改正試案中間報告として、国際協調及び自衛権の諸条項について明らかにし、解説することとしたい。」 
 「戦後憲法の成果と限界」の中で
●「敗戦と占領という時代状況を背景とする現行憲法の基本的な思想は、侵略戦争や膨張主義に反対する世界の潮流のなかで、日本が非侵略的国家でありさえすれば、アジアの平和は保たれる、というものだった。」 
●「日本国憲法の国際認識は、冷戦が始まる以前の、国際連合の集団的安全保障機能に対する内外の楽観的な期待感を反映したものだった。」 
●「それでも戦後政治の中では、自国の武力への極端な不信と、他国の武力への極端な楽観主義を特色とする非武装論、護憲論が大きな影響力を持ちつづけた。自衛隊違憲論、非武装中立論を党是に掲げる政党が野党第一党であり続けたため、国会論戦を切り抜ける中で、政府の憲法解釈は無理に無理を重ね、難解さを加えた。九条をめぐる憲法論争に振り回された感のある戦後日本政治だった・・・・。」  
●「日米防衛協力のガイドライン、周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法を巡っては集団的自衛権が争点になった。集団的自衛権は、国連憲章ではじめて使われた概念で、個別的自衛権と並んで国家に固有の権利とされる。ところが、歴代政府(内閣法制局)の憲法解釈では、『国家固有の権利として集団的自衛権は保有してはいるが、憲法九条の制約により、行使できない』としてきた。集団的自衛権は、きわめて広い概念で、常識的にいえば、基地を貸すことや、輸送に協力するなどのいわゆる後方支援も、立派な集団的自衛権の行使に入る。ところが、野党の追及をかわしつつ、現実の要請に応えるため、内閣法制局の編み出した解釈は、集団的自衛権の概念を極端に縮小し、後方支援でも武力行使と一体化する形での後方支援のみが集団的自衛権にあたり違憲だとした。これは、自衛隊は軍隊ではないというのと同様、国内でのみ通用する詭弁だ。」
●「国会で海外での自衛隊の活動が論じられる際に、いつも議論が違憲か否かという神学論争に陥り、国益を中心とする議論にならない。これは冷戦後の日本の外交論議の大きな問題だ。」
●「憲法の条文と政治的現実があまりに乖離していることは、日本の政治から健全なリアリズムを奪い、日本の『政治の言葉』について侮りをかい、外国の信頼を失うもととなる。」

「新たな国際協調および安全保障の条文 
 私が、提案する国際協調及び安全保障に関する改正試案は、以下のとおりだ。
第○章 安全保障
第○条(自衛権) 日本国は、自らの独立と安全を確保するた
  め、陸海空その他の組織からなる自衛軍を保持する。
 2 自衛軍の組織及び行動に関する事項については、法律で
  定める。
第○条(内閣総理大臣の指揮統制権限) 自衛軍の最高の指
  揮監督権限は内閣総理大臣に属する。
第○条(国会の承認)  内閣総理大臣が、自衛軍の出動を命
  ずるときは、国会の承認を必要とする。」

 このような文章を読めば、在沖縄米海兵隊が“抑止力”として機能していることを“知らなかった”というのは、その場を取り繕うための言い逃れに過ぎない。嘘を平気で口にする体質は、誠に不誠実である。 

ワインを飲みながら外交・防衛関係者と
  “抑止力”について散々語り合ったはずだ 
  鳩山首相は、抑止力を知らなかったのだろうか?普天間移設問題で行き詰ったので、その場を取り繕うために言ったのだろう。それは、鳩山首相自らが主宰した「ワインの会」に外交・防衛関係者を招き談笑しているが、その顔ブレを見れば一目瞭然である。
  たとえば、自衛隊関係では田母神俊雄は3回、織田邦男(航空幕僚監部防衛部長)、孫崎亨(防衛大学校、教授)がそれぞれ1回招かれている。国民新党の下地幹郎、新党大地の鈴木宗男、他に西村信悟、浅尾敬一郎、長島昭久、浜田靖一、山本一太、江藤征士郎、安倍晋三などなど。 
      
田母神氏(写真右側)とワインを飲みながら意気投合
       (アバグループの雑誌に掲載されたもの)

               

 これらの人物とワインを傾けながら数時間も談笑すれば、自ずと外交・安保に話題が及ぶだろう。況や自衛隊関係者の顔ぶれを見れば、日米安保は肯定するが、対米一辺倒ではない者ばかりである。在沖縄海兵隊が沖縄に駐留している意義を知らないというのは、嘘に過ぎない。その場、その場の都合に合わせ前言を翻して恥じない鳩山の体質からでた言葉である。
  鳩山首相の外交・安全に関する考え方は大雑把に捉えると、中国・東アジアについての考え方は寺嶋実郎の入れ智慧に大きく影響され、対米関係は外務省の官僚であった防衛大学校教授孫崎亨の考え方と妙に符合している。
  “抑止力を知らなかった”というのは嘘であり、一国の首相が口にすべき言葉ではない。このようなことを言うようでは首相失格!地球上でこのようなことを言う大統領や首相がいるだろうか。“ルーピー”は世界中の指導者が知っている言葉、わが首相は世界の笑いものだ。

世界に“誇る” 日本史上最低の政治家 
  今朝5月19日の読売新聞の一面に「杭打ち桟橋」断念 辺野古 結局 埋め立て 普天間移設 最終調整 ―との大きな活字が載っている。結局、安全保障政策面から考えれば、自民党政権がやってきたことが正しかったということを鳩山政権が「やっと認めた」ということだ。今まで何をしてきたのだ。安全保障を真剣に論議したことも無く政権を取ったツケだ。
(参考)自立した外交、日米対等 民主党政権は可能か!  
  
2009年08月23日
  首相以下与党の政治家は、かってばらばらな発言を繰り返し各人が「ごまかし」「言い逃れ」「逃げ」「責任転嫁」に終始してきた。 
 地元(沖縄・徳之島など)の合意はなく対話の継続中。
 米国との合意は、曖昧模糊。連立政権合意は、閣議決定できず「首相発言」とする。これを、「ごまかし」と言う。 、
  
 「ごまかし」の一例、訓練移転のイメージ
  滑走路が有る基地を選んだが、そこで何を訓練するのだ。
 ヘリコプターの飛行訓練か、九州各地の観光地を空から見物
 するのか、海兵隊員は鹿屋基地で何をするのだ、海自大村基
 地で何をするのだ?部隊の規模はどうか?師団規模の訓練 
 は出来ない。旅団・連隊規模か、大隊か中隊かそれとも小隊
 か、各個訓練か、何をどうするのか。単なるイメージか?軍事
 の素養が無い素人政治家の空論だ。アメリカは呆れて話し合
 う気にならないだろう。
  アー恥ずかしい。選挙準備に追われ普天間問題にかまって
 いられない北沢防衛大臣はサッサと辞めたらいい。どうせ夏の
 参院選では民主党が2人目を擁立したから落選だろう。
        

 鳩山首相は、「憲法試案」を国民に問う覚悟で昨年夏の選挙を戦うべだったなのだ。国民に国の進むべき方向、「国の姿」を語るべきだった。冷戦後の国際情勢、リーマンショック後の世界の動きは、そのくらいの覚悟で国を導かねば国家の没落に直結することを説くべきだった。国民に国の安全保障・防衛を語るべきだった。国民に、日本を守るのは日本人以外にないことを説くべきだった。国民に国家の生存のために国民一人一人が負担を負わなければならぬことを説くべきだった。残念ながら、鳩山首相のやってきたことは、これとは真逆のことばかりである。
 普天間基地の移設は、現行の辺野古「埋め立て方式」に戻ったようだが、素人政治家が理念無き政治をやってきた。鳩山政権は、行き当たりばったりの小細工を弄してきたため、今、零落した姿を晒している。
 
(参考)前原誠司逃げるな!これは出来レースだ。前原出番だ!2009年05月26日 

      マニフェストは何もかもいい加減!
      


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