アクセス少なくても、元気が無くても、どんなにつらくても書かなきゃね。子供達が大人になった時に読んでもらえるようにね。
病室に戻った私は、和やかに他の人たちと話たり、本を読んだりしていました。
この時、読んだ本は『淡谷のり子自叙伝』でした。
戦後の音楽シーンの事が書かれていました。福岡の進駐軍でのフライドチキンの事とかも書かれていました。
手術の後、検査が待っていました。いろいろと検査して、退院の前に長老の手術が待っていました。
気さくな長老も、手術の前にはナーバスになっていました。
コンビニの店長さんも、病室に戻ってきて二人で励ましました。店長さんは、手術の後、安心したようでまたまた明るくなっていました。
「○○さん、大丈夫!モツ鍋ば食べらるうよ。」
と店長、すると長老は、
「俺は、モツ鍋より焼き鳥の方が好いとうばい。」(笑)
長老も明るさを取り戻しました。
私が、この時、感じたのは70歳を越えて達観した老人でも、自分の開胸手術ではこんなにも、子供の様にナーバスになるのか?何回も胸を開いたのに・・・
私たちは、長老を一生懸命励ましました。この経験は私にとって最も貴重な経験の一つでした。
見ず知らずの人間が、同じ病室で手術の前に死を意識しないように、励まし合い、冗談で笑い合い、人生を話したり。多分もう会う事もないだろう人間が、家族の様に心配し励ましあっている。
以前の私では、考えもしないような経験でした。それは、ラグビーの選手が自分たちの仲間を励ましているようでもありました。
私は、退院の前に長老に会う事はありませんでした。長老は開胸手術の後、4,5日間、一人部屋だったので会えなかったのです。
・・・つづく
病室に戻った私は、和やかに他の人たちと話たり、本を読んだりしていました。
この時、読んだ本は『淡谷のり子自叙伝』でした。
戦後の音楽シーンの事が書かれていました。福岡の進駐軍でのフライドチキンの事とかも書かれていました。
手術の後、検査が待っていました。いろいろと検査して、退院の前に長老の手術が待っていました。
気さくな長老も、手術の前にはナーバスになっていました。
コンビニの店長さんも、病室に戻ってきて二人で励ましました。店長さんは、手術の後、安心したようでまたまた明るくなっていました。
「○○さん、大丈夫!モツ鍋ば食べらるうよ。」
と店長、すると長老は、
「俺は、モツ鍋より焼き鳥の方が好いとうばい。」(笑)
長老も明るさを取り戻しました。
私が、この時、感じたのは70歳を越えて達観した老人でも、自分の開胸手術ではこんなにも、子供の様にナーバスになるのか?何回も胸を開いたのに・・・
私たちは、長老を一生懸命励ましました。この経験は私にとって最も貴重な経験の一つでした。
見ず知らずの人間が、同じ病室で手術の前に死を意識しないように、励まし合い、冗談で笑い合い、人生を話したり。多分もう会う事もないだろう人間が、家族の様に心配し励ましあっている。
以前の私では、考えもしないような経験でした。それは、ラグビーの選手が自分たちの仲間を励ましているようでもありました。
私は、退院の前に長老に会う事はありませんでした。長老は開胸手術の後、4,5日間、一人部屋だったので会えなかったのです。
・・・つづく