月の都 太陽の檻

主に、鬼滅の刃二次創作サイトお知らせ用。
『月の都 太陽の檻』
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ラスト一章~小説風

2021-12-28 12:11:46 | moon&sun

『よし、ここまで来ればあと一息…』

日夏はプリントアウトをしていたプロットを見直した。

章も後残り一つとなったところで最終構成に入る。が、その瞳が突如、戸惑いで染まった。

『後、一章で終わるのか? 話…』

まだ書き残しているプロットは、一章以上あったのだ。

日夏は愕然とした。

『章を増やす? もう一つ?』

ここまで来て、それはない。それに、と、彼女は思う。

『八章には意味があるんだ。これは、譲れない…!』

となると、だ。

残り一章に残ったラストの話を詰め込むには、何処かを削除するなり纏めるなり伸ばすなり、構成を見直さなければならない。

『畜生…ここまで来て! 構成を校正しなければならないなんて…!!』

日夏は卓上に突っ伏した。頭を打ち付ける音が、豪快に響く。

 

 

…って。ああああああ!! アホかああああ!!

頭おかしくなっちゃったよ!!

ふざけんなよ俺。一旦ここで最初から読み直しとかないだろ俺!!

 

平静な顔をして脳内暴れまくり中。

パソコンとプロットのファイルを前に、ちと固まって、脳内、上のような話が頭を過ぎったから吐いた。

今、ノリにノってるからやっぱ書いちゃおう。

とにかくラストまで書いちゃおう。

一日じゃ終わらない量だし。

うん。

と、もう一人の自分が今。判断した。吐いてすっきりしたんだねw

 

本当は明日から掲載したかったんだけどな。山城の弓張月。

継国さん。の第壱話を前に持ってきたから入れ替わりで。でも、ま、仕方ない。

この物語は日夏の一つのターニングポイントになるはずだから。

納得いくまで書き直す。む!

 

よし。頑張る!

 



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