ここは、ラーメン王の石神秀幸が開店当初に一押ししていたので、一躍有名になりました。
スッキリした豚骨なので、女性ファンも多いです。
近くて、深夜までやっていて、車もワキに止められるので、結構、行ってます。
味もまあ、旨いしね。
だけど、個人的に、『もやし』に文句がある(¬ε¬)。
太くてしっかりしていて、食感も良くて、もやしとして食べたら最高(店もこだわっているみたい)なんだけど、細麺に合わないッス。
味噌ラーメンを生み出した札幌の「味の三平」の主人のエピソード。
従来のスープでは味噌に合わない(味噌汁っぽくなっちゃう)ので、豚骨ベースにした。
従来の麺では味噌に合わないので、(西山製麺と組んで)多加水の太麺を開発した。
そして、世に問うた「元祖味噌ラーメン」!
しかし、1ヶ月後に主人は店を休業している。
トッピングの”もやし”が気に入らなかったからだ。
多分、オレが「砦」で感じた違和感と同じだったと思う。
彼はもやし工場に出向いて、6日目のもやしを出荷して貰える様に交渉した。
もやしは(この工場では)通常、8日で出荷する。
しかし、6日目のもやしが、新開発した多加水麺と同じ太さだったからだ。
6日目のものは、もちろん、もやしとしてはシナッとしていて、単体では出来損ない。
しかし、麺とコラボでは、その方がイイと彼は判断した。
麺と同じ太さのもやしは、何の違和感もなく口に入る。
そして、噛んだときに、初めて、麺ともやしの食感の違いに心が躍る。
そう言う演出をする為だったd( ̄▽ ̄)。
まあ、ラーメンやってる人(←お前はプログラマーだろう!Σ⊂( ̄□ ̄~j)には有名なエピソードなので、「砦」の主人はワザとやっているんだと思う。
でも、個人的にはちょっと違和感。
P.S.
この食感の妙って、色んなメニューにも活かされているんだよ。
例えばハンバーガーやサンドイッチのレタスとか。
青椒肉絲なんかは、この手法の最右翼だね。
ビーマンと豚肉の太さを揃えるのが基本だしね。
青椒牛肉絲とかで、肉の食感を活かしたとかで、肉を大きめに切っているのは本質がわかってないよ。
そう言った意味では、たこ焼きなんかも、本当は一口サイズがいいんだよね。
違和感なく口に入れて、噛んだときに初めて、(蛸と周りの)食感の違いが鮮明になって面白い、みたいな。
P.S.
ちなみに、ちゃぶ屋は更に推し進めて、丼とレンゲの厚さも麺の太さに揃えてたよ。
あそこの丼は有田焼にこだわっていて、特注だったらしい。
潰れちゃったけど(-""-;)。
食べログ→ 麺の坊 砦
実は前回の農業補助金の話は、今回の話の前振りでした。
で、政治と経済の話。
我々日本国民は、参政権として一票投じる事が出来ます。
しかしながら、経済的には、消費者として「買う」「買わない」の意思表示と、(一部の人間の)株主としての決議権しかありません。
農業補助金の話でも、税金投入を避けて、消費者負担としている話をしました。
実はこれが他の分野でも、結構横行しているのです。
原発の話でもそうです。
原発依存の発電は、極めて政治的な判断です。
電力会社が単独で、そんなこと決められる訳無いでしょ?
しかも、電力会社内には、かつて原発反対派も多かったんです。
東電が他人事みたいな態度を取っているのも、政府に強制的にヤラされている感が見て取れると思いませんか?
原発の建設から発電、供給の過程において、我々の参政権が行使されうる箇所はありますか?
唯一、原発の誘致に地方参政権が関与しているぐらいです。
でも東電がブッ飛んだら、一地方自治体だけの範囲じゃあないですよね?
しかも、補填に使われるのは、我々の税金ですよ!
実は日銀だって、そうなんですよ!
日本のお金を印刷するという大役を担っているこの団体、かつては大蔵省の一機関でしたが、今では一民間企業ですよ。
電力会社や日銀と言う、一見、民間企業みたいな体をとる団体を咬ますだけで、参政権の行使を奪われ、購買権のみの消費者に貶められます。
地方参政分権と民間企業(第三セクター)の狭間を巧妙に駆使することで、国民の参政権が毀損されてます。
本当に巧妙なので、それにすら気付かないケースが多々あります。
権力側にとっては、参政権なんて鬱陶しいだけですよ。
如何にそれを行使させない様な体制を取るかを、現憲法下の60~70年、変化させ続けて来たんですよ!
日本だけじゃない、アメリカだって似た様なモンです。
と言うか、日本はアメリカのやり方を輸入したんです。
もう少しこの辺を考えないと、民主主義は有名無実化しますよ。
農業の補助金の話。
国内産が輸入物の倍の価格だった場合の価格調整ってどうする?
A.輸入物を安く買って、国内に高値(倍の値段)で流通させる。
B.国内産を高く買って、国内に安値(半値)で流通させる。
日本がやっているのは、A。
これは、消費者が高値を負担する形なんだけど、自分のお金を決議権として行使するので、公正と説明されている。
でも、本当はBの方がメリットが高い。
日本では唯一、”コメ”がBの方式。
Aの場合の差額(差益)はどうなるかというと、農林水産省の外郭団体に入る仕組み。
もちろん農業の為に使われるのだと思うけど、天下りがちょっぴり融通できる。
Bの場合の差額(差損)は税金で賄う。
税金なので、国会の予算審議とかを経るので、形式的だけど国民のチェックが入る。
Aの場合には、税金が投入されないので納税者にはいいし、国会で予算審議しなくていいので政治家にもいいし、農水の天下りの財布にもいいし。
損するのは高値で買わされる消費者だけ。
消費者は政治的な発言権はないから(買わないと言う発言権はあるけど)、無視、無視。
これって、ちょっとおかしいよね?
コメ農家がやめないのと同じで、Bの場合は安定的な収入が入るので、農家が増える。
実際にイギリスでは、AからBに方式変更しただけで、国内自給率を25%から65%に飛躍させた。
結局、消費者として負担するか、納税者として負担するかの違いなので、絶対にBの方がいいに決まっている!
TPPの前にやることいっぱいあるよ。
ちょっと、考えて欲しいよ~。
自由価格でいいじゃんってのは、ちょっと違うよ。
米も豪も農業は補助金で守って、軍隊以上に国家戦略として利用しているよ。
こっちだけノーガードにするって、どんな大阪夏の陣だよ。
赤坂のうなぎ屋「ふきぬき」に行ってきました。
いつもは新宿高島屋の中の店舗に行っているんだけど、今日は従姉妹との会食なので、ちょっと気取って本店です。
ここホント、旨いっす。
普通にうなぎを食べてもふっくらしていて、タレもしつこくなくて、オススメのお店。
しかもここは、”ひつまぶし”もやっている。
これが旨い!
ひつまぶしは名古屋の名物なので、うなぎが関西風(蒸して焼いてじゃなくて、焼いたのをご飯の間に入れて蒸す)。
でもここは東京の焼き方で、スタイルだけの”ひつまぶし”。
冷静に考えれば、パチモンなんだけど、東京の人間にとっては、この方が絶対旨い!
写真の色艶、見て下さい!
ヨダレが出るでしょ?
是非是非オススメなので、一度味わってみて下さい。
食べログ→ 赤坂ふきぬき