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犬を飼うのが夢でした3

2024-12-15 22:32:14 | 日記
息子が家を出て、彼の部屋が空いたためモカのゲージやベッドを置きました。

犬嫌いだったはずの夫は、犬の本を読んだりYouTubeで犬の飼い方を勉強していたりとあらかじめ準備していたようで、恐る恐る抱っこしたり、おもちゃを与えたりしてモカに慣れようと努力していました。

モカを扱う夫の姿が首の据わらない息子をぎこちなく抱っこしていた当時と重なって、息子も一緒にこの場にいたらなあとふと思いました。

息子は小さい頃から動物が好きで、TBSで放送していた「どうぶつ奇想天外」や動物に関連するテレビ番組は欠かさずに見ていました。

それもあって動物目線で考える習慣があり、動物園やペットショップには近寄りません。

犬や猫を狭いゲージに入れ見世物にして売っている日本のペットショップの現状をまるで後進国だと言います。

私はモカを飼う前からペットショップに行って色々な種類のワンコを見るのが楽しくて仕方なかったのですが、彼は狭いゲージの中にいる子犬たちを見るとかわいそうになるそうです。

ドイツやイギリスには生体を販売するペットショップのような売り方はほとんどなく、ブリーダーから直接購入したり、保護犬を引き取って飼うのが主流となっています。

日本でも、最近は保護犬を飼う人が増えている気がします。

散歩で出会う飼い主さんから、うちの子は保護犬ですという話を度々伺います。

私は最近、犬の保護活動をしている団体のSNSへの投稿をよくチェックするようになりました。

殺処分される前に保健所から引き取って新しい家族に譲渡するためにお世話をしている団体です。

子どもの頃から動物好きだった息子の部屋にモカのゲージを置くと、息子がいたらモカが彼の相棒になってくれて、私たち家族の関係も最悪の事態は免れたかもしれないという思いがよぎり感慨に耽る自分がいました。

つづきます。

犬を飼うのが夢でした2

2024-12-14 22:15:42 | 日記
私たちには一人息子がいます。
彼は夫の度を超したしつけにより心身ともに体調を崩し、家を出ていました。

モカを飼い始めた2019年10月にはすでに家におらず、息子の部屋にモカのゲージを置くことにしました。

息子は発達障害の診断を受けておりこだわりが強い性質で、嫌いな科目のテスト勉強は一切やりません。

夫は息子の勉強に対する姿勢を注意するのですが、息子自身はあまり危機感を持っておらず、中学3年生の頃から叱られる回数が増え始めました。

発達障害を理由に手を抜くことがあってはならないと厳しくする夫と、やりたくないことには決して手を付けない息子との確執は深まる一方でした。

高校に入ってしばらくの間は父子関係は落ち着きを見せましたが、息子はそもそも高校に通うことに不満があったので、まもなく校内で問題を起こし高校2年で退学することになりました。

学校に謝罪し継続して通わせてもらう道もありましたが、息子の気持ちを汲んで退学してもいいよと判断したのは夫でした。その後の進路は彼の希望で、予備校に通って大学受験を目指すことになりました。

しかし、自分から予備校に通うと言ったにもかかわらず、勉強に身が入らず、勉強している振りをしていたことが私たちの知るところとなり、再び夫の叱責がひどくなりました。

夫は在宅勤務だったので、仕事の合間に息子の高卒認定試験の勉強を手伝うことができました。そのおかげもあって、予備校での成績は振るわなかったものの、高卒認定試験をクリアすることができました。

その後大学に入学し、最終学歴は○○大学卒業という履歴書を手に就職できるのだと親としてはようやく安堵できる状況になりました。

しかし、大学も自分の本当にやりたいこととは違い、安易に決めた学部だったのでやる気はなかなか起きませんでした。

本人は自分の納得のいく道が見つからない限り、やる気は起きないものだという固定観念があり、親がいくら言っても効果はありませんでした。

大学の成績が振るわないのに友達と旅行に出かけたこと、資格試験の勉強に対するやる気のなさ、大学が主催する様々な説明会への欠席などが重なり、とうとう夫の怒りが爆発し、息子への暴力は度を越すようになりました。

そして間もなく、心臓が痛くなる、下痢が続く、髪の毛が抜けるなどの身体症状が息子に現れるようになりました。

私は、自分が口を出すと必ず夫の怒りが激しさを増すのを理由に、いつも見て見ぬ振りを貫いていました(しかしこれは聖書に出てくる罪にあたると知って、今、真剣に悔い改めています)。

私は、さすがにこのままでは息子の精神が破壊してしまうという危機感を感じました。

彼は夫の暴力に対する憎しみを度々口にするようになり、殺意さえ抱くようになっていました。

フルタイムで仕事をしていた私は、留守中に息子が刃物で夫を刺すのではないかという妄想に駆られ、仕事をしていても気が気でなく、足早に家に帰っては何もなかったことに心底安堵する毎日でした。

そして大急ぎで息子の引っ越し先を探し、不動産屋に連絡を入れ即契約し、夫に分からないように引越しの手配をしました。夫には、息子が置手紙を残して家出したことにしました。

こうして家族が崩壊し、少し落ち着いたころにやって来たのがモカだったのです。

つづきます。

犬を飼うのが夢でした

2024-12-13 23:46:24 | 日記
私は犬を飼いたくて仕方ありませんでした。
散歩中の犬をみると立ち止まって見入ってしまうほどでした。

しかし、ペット禁止の集合住宅に住んでおり、おまけに夫は犬嫌いです。
犬を飼うのは夢のまた夢、一生飼えないかもしれないと悲観していました。

その後、急きょ一軒家に引っ越す話が持ち上がりました。
毎月家賃を払うよりも家を購入したほうがいいだろうという夫の提案でマイホームを手に入れたのです。

一軒家に引っ越すと決まった日から、私はブリーダーのホームページを調べ、ペットショップにも足を運び、どのワンちゃんにしようかあれこれ想像しては一人でウキウキしていました。
夫もいつかきっと心変わりして飼うのを許してくれるだろうという淡い期待を抱きながら。

しかし、その期待は一気に崩壊しました。
いざ引っ越しすると、夫は新築の床や壁、新調したソファー等あらゆるものを汚さないように傷をつけないようにと細心の注意を払う気の入れようで、とても犬を飼うどころの話ではありません。

それでも諦めきれない私は、トイプードルって知ってる?賢い犬種で色によって性格が違うらしいよ、臭いもあまりないし、毛も抜けないから掃除もいらないよと話しかけては飼いたい気持ちを猛アピールしました。

飼うならトイプードルと決めていたのは、賢くて明るい性格ということに加え、体臭があまりないという理由でした。

犬嫌いの人にとって犬の体臭は気になるだろうと考えたのです。
また、賢ければしつけが楽ですし、犬嫌いの夫に迷惑を掛けずに済むのではないかと考えました。

トイプードルは、私にとって妥協した結果選んだ犬種だったのです。

しかし、彼の答えはいつも「俺の目の黒いうちは絶対に動物は飼わない」の一点張り、取り付く島もありません。

この頃の私はラプト理論も、もちろん御言葉も知らなかったので神様にお祈りすることはしていませんでした。

ただ、その頃たまたま願い事をする機会がありました。
職場の行事で七夕飾りをすることになり、短冊に願い事を書いてほしいと言われたのです。
「犬を飼えますように」という文字にトイプードルのスケッチを添え、笹に括り付けてお祈りをしました。

しかし、七夕の短冊で願いが叶うとは到底信じられず、やはり犬を飼うのは無理だろうと相変わらず意気消沈していました。

それから2カ月がたった頃、突然、「犬どうするの?ペットショップ見に行く?」と夫が話しかけてきました。

私の頭はめまぐるしく動きました。この変わりようは一体何を意味するのか、悪い冗談ではなかろうかと。

彼の気持ちが変わらぬうちにと、早速いつもチェックしていたブリーダー専門のホームページを調べたところ、丁度トイプードルの赤ちゃんが掲載されていました。

すぐさま連絡を入れましたが、残念ながらタッチの差でその子は引き取られてしまったということでした。

その後数件ペットショップを回り、とても元気な女の子のトイプードルを見つけました。

それが私の愛犬モカです。

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