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おそるべしッツ!インド!エピソードその1チェンナイ編

2020-01-07 02:57:27 | 旅行

【 エアライン  】 タイ航空   福岡→バンコク(乗継)〜チェンナイ    チェンナイ エグモア駅→27Bバス終点モジフールバス       ターミナル→ポンデッセリー5日滞在→オーロヴィル7泊滞在→テェルバンナマライ4泊→マハーマリヴラム3泊→チェン   ナイ5泊→帰国

エピソードその1

3歳頃の事だと思う。近所に同じ歳くらいの女の子がいて、

私は自分の庭にあるアロエの葉の白い部分をその女の子に

「ぼっぽ(魚の意味)」と言って渡した。

「ホントに?ホントにぼっぽ?」

  何度も何度も聞き返すが最後は口に入れてアロエの苦さに大泣きして逃げて行った。

会えば何度も同じ場面を繰り返していた事を記憶している。


初めてのインドは南だった。

私には旅行に誘えば絶対断らない強い味方がいる。

私はコト旅行に関しては、その辺の下手な旅行会社社員より断然、

的確な移動手段や目的地に合わせた地理的にも価格的にも最適なホテルや

何処より安い飛行機、電車、クルーズを手配出来る。

私の手配でヤツとは方々旅をした。が、最近マンネリ化してきて、

どこを計画してもときめかなくなってきていた。

………言い訳がましいのはわかってる。

ただね、禁断のインドにたどり着くには、そんなこんなの手詰まり感もあったのよ^^;

「インド行く?」

いつものノリがない。    

「ホテルの良いのを取れば大丈夫だって……… 

 ほら、ヨガの本場だし、」撒き餌してみる。

「ホントに大丈夫かな」食いついた。   決まりだ。

……ヤツとのやりとりで、私はなぜか何度も何度も「ホントにぼっぽ?」と

アロエを口にして泣いて逃げてはまた次の日うちの庭にやってくる女の子を思い出した。

 ーー潔癖症のヤツはまだインドを知らなかった。

チェンナイからアルナチャラという聖地でアシュラムに滞在しながら

ヨガの勉強をしに行く名目でまんまとインドに釣ってはみたが、

こちとらも年間3〜8回は海外に行くツワモノだし、

とタカをくくってたのだが、よもやインドの地でトラウマになる程の手酷い敗北を味わう羽目になろうとは、

ヤツ同様、まだ知る由もなかった。

3年程前のことなので詳しく覚えてないが…

イヤ、忘れよう、忘れようと努力してきたと言ってもいい。

チェンナイからテェルマンナラマイに電車とバスを乗り継いで行ったが、

電車代が一等で確か10円〜20円程でかなり違和感を覚えた。

その違和感はこれから起こる事の恐ろしい予感だったのかもしれない。

アルナチャラはラマナ・マハルシを祀る聖地で

アシュラムには世界各国から多くのヨギが自己鍛錬に訪れる聖地だ。

だがウチらは、チェンナイから電車に乗る時点で、すでに壊れかけていた。

野良牛と野良ヤギと野良犬とあらゆる野良がつく動物と人間の混沌を掻き分け、

バスを乗り継ぎやっとたどり着いたアシュラム。

バチあたりにも程があるが、すでに食べ物を見てはウェーと胃が反乱を起こし、

潔癖症のヤツは気が狂わんばかりに部屋中の食器やタオルや床、壁を消毒しては、

衣類を一日中アイロンで煮沸し、

伝染病を引き起こす恐れのある蚊に全敵対心をあらわに緊迫の激戦を繰り広げていた。

が軍配はすぐに敵の方に上がった。

ヤツは力尽きて熱を出してその後の旅程ほぼずーっと寝込んでしまった。

4日でその地を切り上げ、とにかく場合が場合なだけにその地で一番良いホテルに滞在した。

だがどの地に行っても、有名リゾートホテルも有名観光地もクソとゴミとカラスだらけだった。

大雨のためバスが通り過ぎたあとが水で川のようになっていたり、

氾濫で迂回したり、ほうほうの体で最終的にチェンナイのリーラパレスというバカ高いホテルに篭り、

ひたすら帰国日を待ちわびる日々だった。

ネットでチェンナイで大雨が続き、投稿写真には水池にヤギの死骸や緑色の化学薬品っぽい色の泡や、

コブラなど流れてくる様子が映されていた。

が!ーそこでインドの子供達は泳いでいた。

水しぶきをあげ楽しそうにはしゃぎながら。

な、なんという逞しさ!

クソや死体や病原菌が濃い緑の泡となって澱んでいるその池で!

何と言う強靭な肉体!強靭な免疫力!おそるべしッツ!インドの子供達!                

それに比べてウチらは、………本当は弱虫(泣)              


ずっと熱を出して寝込んでいたヤツは、この時の事は殆ど覚えてないらしい。

ショックが大きかった事もあるだろうが、元々あまりモノ覚えがよいタイプではない(^^)    

  ただ、頭は悪くても身体は違くて、この旅行以来インドと聞くと拒否反応を起こした。

そうそう、しかも洪水で空港閉鎖され帰国便があわや欠航のヤキモキしたおまけまで食らった。

インドから日本に戻れた時は、まるで五次元にアセンションしたかのような幸福感と安堵感に浸っていた。

そして2人の旅ダチは「二度と行くかッツ!」と固い決意をしたのは言うまでもない。


ハワイ島ホノカアーヒロ〜コナ路線バスの旅

2018-06-25 16:36:45 | 旅行






【写真 】 上から レストランポンズの窓から    ホノカアの映画館

     下  オーシャンビューフロント  貸別荘        コナ  シェラトンケアウホウホテル

              コナブリューインカンパニーハワイ島の地ビールレストラン内

【旅程】  ハワイアンエアライン 福岡〜ホノルル〜ヒロ〜コナ

【滞在ホテル 】 ホノルル   イリカイコンドミニアム

                     ヒロ   ナニロアホテル、オーシャンフロントレガシー

                     コナ    シェラトンケアウホウホテル   ヒルトンワイコロアホテル  

                                                      ハワイ島はゆっくりじっくり時間をかけて巡る路線バスの旅が面白い。

ヒロのモヘアウバスターミナルを拠点に何処へでも行ける。

移動費もコナまで4時間乗っても2ドルだけ。キアラウエア火山だって行けちゃう🌋
モヘアウバスターミナルでは時刻表や路線地図ももらえるから、

時間が無い人は高いツアーに参加するしか無いが、

ひと月くらいコンドミニアムを借りてのんびりハワイ島の雄大な自然や風を感じるのは、

退屈なただ生きるだけの人生を蘇らせてくれる。

ハワイ島の好きなところは、コナとヒロの全く異なった魅力をもつ、

自然豊かな島であるとこだ。それぞれ10日くらい滞在する。

ヒロではヒロとホノア、ホノカア間にあるオーシャンフロントの馴染みの別荘に滞在することが多い。

広い芝生の庭の彼方の海にクジラを見る事もできる。

広いキッチンを備えたお気に入りのホテルだが、最近ご主人が亡くなって息子の代になり寂しい😞

ここからは雄大な草原を揺らす風が、ホノカアあたりまでゆっくりつきまとう。

そうだ、この風だ、ここの風はよく知ってる、

などとまるで馴染みの友に会いにきたような懐かしさを感じる。

特別に何か目的があるわけではないが、

なぜかここに惹かれて牧場に行ったり知らない山道を植物に見とれて歩いたり、

毎年訪れてしまう。

コナは古い友人が住む街だ。

日系人が集う集会に同行してホノカアの映画館に連れて行ってもらったり地元のダンスに行ったり。

昔はケアウホウホテルだったが今シェラトンホテルになっている

マンタの見られるホテルやカメハメハホテルが好き。

シャラトンホテルならホテルの部屋カードで無料シャトルがコナ一帯利用できるので、

だいたい午後からコナに行って地元の市場でマンゴーやパパイヤを買ったり、

食事をしたりして無駄に長い時間を過ごす。

暗くなっても平気だ。

治安もいいし、時間はたっぷりある。

無駄な時間を浪費できる贅沢は私の旅の1番の醍醐味と言える。